レコードはトランクルームに預けよう! 知って得する保管・収納術!

レコードは単純に楽曲の記録媒体というだけではなく、風情を感じさせてくれるものです。CDなどよりも愛着を抱く方が非常に多いと思います。そのため、量が増えて保管や収納が大変になっても、なかなか処分できないという方がほとんどです。そのせいで、家族などから小言をいわれる……なんてこともあるでしょう。そこで、今回は大切なレコードを処分しないで済ませるために、保管・収納方法について解説します。

  1. レコードの保管と収納について
  2. レコードのお手入れ方法
  3. レコードの保管のコツ
  4. レコードの保管とトランクルームの活用について
  5. トランクルームの業者選びについて
  6. トランクルームとアナログレコードにまつわる質問

これらの記事を読むことで、レコードの保管にまつわる基本的な知識を得ることができます。また、アナログレコードのノイズを取るための手入れについても触れていますので、ぜひ、お見逃しなく!

1.レコードの保管と収納について

1-1.アナログレコード人気がすごい!?

最近、世界中でアナログレコードの人気が再燃しているのをご存じでしょうか。たとえば、アメリカのアナログレコード販売数はここ10年で常識外れに売り上げを伸ばしているのです。2005年ごろまで全米で100万枚に達しなかったにもかかわらず、2012年には460万枚、2013年には610万枚に達しました。さらに2014年には、なんと前年度比52パーセントアップの920万枚にまで達しています。この数字はアメリカにおいて、過去20年最高の売り上げでした。しかし、これだけで勢いが収まることはなく、2015年には数十年ぶりに1000万枚を突破し、1192万枚にまで達しています。2016年度も勢いは落ちる様子はありません。しかも、おもしろいことに、アナログレコードの購入者の約半数はなんと25歳以下だということが、アメリカのミュージックメディアリサーチ『MUSIC Watch』の調査によって分かっています。

このような現象はアメリカだけにとどまりません。イギリスでも、やはり10年ほど前からアナログレコードの人気が高まってきています。1995年以降100万枚を突破せず、2007年には過去最低の出荷枚数を記録したにもかかわらず、2014年には128万枚を記録し、約20年ぶりに100万枚を突破しました。すると、翌年には200万枚を突破、さらに2016年には300万枚を突破しています。この、300万枚という数字は、1988年以来のことでした。1988年といえば、アナログレコード市場が活発だったころです。つまり、ほぼ最盛期の状態にまで人気が戻ってきているということになりますね。

そして、日本においても同じようにレコードの人気が高まってきているのです。2009年には10万2000枚と低迷していたにもかかわらず、2013年には26万8000枚、2014年には40万1000枚。そして、2015年には66万2000枚と、右肩上がりで売り上げを伸ばしています。

1-2.レコード保管の悩みとは?

レコード保管の悩みで多いのは以下のようなものです。

  • コレクションが増え過ぎて収納場所がない
  • 変形してしまう
  • ホコリやカビで汚れる
  • 湿気で劣化する
  • ジャケットが破れたり色落ちしたりする

この中でも特に多いのは、コレクションが多いことで収納場所がなくなってしまう、というものでしょう。レコードはCDやMDなどに比べれば大きいですし、収録曲数もあまり多くはありません。同じ曲数分を集めただけで、CDやMDの何倍も場所を取ってしまうわけです。スペースの少ない日本の住宅では、なかなかシビアな問題となってくるでしょう。

また、保存環境の問題も見逃せません。レコードは傷みやすいので、環境には注意したいところです。しかし、自宅で長期の保存するとなると、なかなか難しいという場合もあります。

2.レコードのお手入れ方法

2-1.レコードをお掃除しよう!

レコードプレーヤーにかけたとき、時々、パチパチというノイズが発生することがあります。これは長期保存の際に発生したカビやホコリなどの影響によるものです。また、新品のものでも、製造過程で使われる離型剤(りけいざい)の影響でノイズが発生することがあります。ノイズが発生している場合は、レコードを洗浄することで異音を改善させることが可能です。

1番簡単で確実なのは専用のレコードクリーナーを使う方法でしょう。たとえば、オーディオテクニカのレコードクリーナーは非常に使いやすく、効果も高いと評判です。しかし、クリーナーを使わなくてもレコードを洗浄することはできます。

2-1-1.すぐにできるレコード洗浄方法!

まずはレーベルカバーをレコードのレーベル部分に装着しましょう。つけなくてもレコードが壊れるわけではありませんが、洗浄時にレーベル部分が水にぬれてシミやシワが発生することがあります。最悪の場合、レーベル部分がはがれてしまうのです。ですから、できる限りレーベルカバーを装着することをおすすめします。

次に、スポンジに中性洗剤(アルカリ性洗剤はNG)を染みこませましょう。この際、スポンジは1番柔らかい部分を使ってください。硬い部分だと、レコードに傷がつくかも知れないからです。もしも、表面が網タワシのようなもので覆われているのであれば、傷の原因となるので取り除き、中の柔らかい部分だけを使いましょう。

洗剤をつけたら水を含ませて泡を出し、レコードの表面を円に沿って磨いていきます。この際、力をなるべく入れないようにしてください。全体をまんべんなく磨いたら水で洗ってしまいましょう。後は、扇風機などを使って乾燥させます。扇風機がない場合は自然乾燥にしてください。この際に注意してほしいのが、『絶対に拭かない』ということです。特にティッシュで拭くのは避けましょう。ティッシュの繊維がレコード面の溝に入り込んでしまうためです。また、布などでも、繊維やホコリが入ることがありますのでおすすめはできません。風通しがよく、ほこりっぽくない場所で乾燥を待ちましょう。乾燥が終われば、洗浄は完了です。

2-1-2.出し入れする際のお手入れについて

レコードは静電気が起こりやすいという性質を持っています。特に、冬場は可能性が高まるでしょう。静電気が帯電すると、再生した際にノイズが混じっています。ですから、しまう前には静電気を逃がしておくことが大切です。また、ホコリもノイズの原因となります。エアダスターなどを使ってホコリを飛ばしてから保管しましょう。

レコードを取り出す際にはなるべく衝撃や圧力が加わらないように気をつけてください。レコードの素材はエボナイトやシェラック、塩化ビニールなどです。これらのうち、エボナイトとシェラックに関しては非常に割れやすいという欠点があります。気をつけて取り出さないと、割れてしまうリスクがあるでしょう。

2-2.保管時の注意点

保管場所は高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所にしましょう。高温多湿の場所に置いていると、レコード自体にゆがみなどの劣化が出るだけでなく、カビなどが生えるリスクもあります。また、直射日光に当てていると、紫外線などの影響で素材が傷みやすいです。たとえば、レーベル部分の紙が日焼けし、色あせてしまいます。

3.レコードの保管のコツ

3-1.レコードは縦置き保存? 横置き保存?

レコードの種類によって変わってきます。LPレコードに関しては、縦置きでも横置きでもかまいません。ただし、縦置きにする場合は、反(そ)りの防止のためにボードで挟むなどのサポートが必要です。つまり、レコードラックなどに隙間なくきっちりと収納している状態であれば、縦置きも大丈夫ということになりますね。

また、SPレコードに関しては、基本的に寝かせて保存するようにしましょう。SPレコードはLPレコードに比べて3倍近い重量があるので、縦置きしていると自重で反(そ)りが出やすくなるからです。

3-2.理想の環境とは?

理想の保存環境は、以下のようなものです。

  • 直射日光が当たらない
  • 暖房設備や電灯などから離れている
  • ジャケットやケースで保護されている
  • 温湿度が一定(20℃未満/45~55%前後)

特に、直射日光が当たらないことは非常に重要です。保管場所には気をつけましょう。

3-3.おすすめ収納、保管方法

レコードのことを1番に考えるのであれば、レコード専用の部屋を作るべきです。エアコンを設置して、温湿度を一定に保つようにすれば、長い間楽しむことができるでしょう。しかし、せっかくのアナログレコードを隠すように保管しておくのももったいないですよね。できればインテリアの一部としても活用したいところでしょう。そのような場合は、壁面収納などを利用することで『飾る収納』という選択肢もあります。レコードが置いてあると、お部屋がクラシカルで大人っぽい印象になること間違いなしですよ。

3-4.置き場所の注意点

最近はキッチンとリビング・ダイニングが同じ空間に配置されていることが多いですよね。そのような場所には置かないようにするのが望ましいでしょう。なぜかというと、料理を作る際の蒸気によって部屋の湿度が高くなりがちだからです。また、ニオイがレコードについてしまうのも見逃せません。

4.レコードの保管とトランクルームの活用について

4-1.トランクルームとは

トランクルームとは、普段使用しないものを預けることができる貸しスペースのことです。マンションなどの集合住宅で、居室とは別に用意される倉庫も同じように呼ばれますが、これとは区別されます。個人、もしくは法人が契約を行い、利用料金を支払う代わりに借りるという形態のものです。

4-2.どんな人におすすめ?

ものが多くて自宅の収納では収まりきらないという人におすすめです。たとえば、レコードは、集め出すとすぐにいっぱいになってしまいますよね。レコード集めが趣味の人にはとてもおすすめです。

4-3.メリット

1番は、安くスペースを借りられるという点です。たとえば、大量のレコードを保管するためにもう一部屋借りるとなると、高いお金がかかってしまいます。しかも、保管環境のことを考えるとエアコンを設置して稼働させておかなければなりません。しかし、エアコン四六時中を使うとなると、電気代も馬鹿にならないでしょう。しかし、トランクルームであれば、新しく部屋を借りるよりも安く借りられます。しかも、冷暖房を完備しているところも多くあるので、保存環境についても最適な場所です。

また、リスク分散というメリットもあります。大切なものを預けておけば、大きな災害が起きた際でも、すべてを失ってしまうというリスクを下げることが可能です。

4-4.レコードの保管に向いているトランクルームとは?

すでにお話ししたように、レコードに最適な保管環境は温度が20℃未満で湿度が45~55%前後です。ですから、温度管理についてしっかりと行っているトランクルームを選びましょう。間違っても、空調の設定されていないトランクルームに入れないようにしてくださいね。

4-5.レコードをしまう際の注意点について

冷房を自分で操作するパターンのトランクルームの場合は、設定するのを忘れないように注意してください。また、トランクルームに保管する場合、通常は長期間の保管を目的としているはずです。長期間保管するとなると、掃除の頻度も減ってしまいますよね。ですから、キレイな状態を長く保つために、必ず事前にクリーニングを行っておきましょう。

5.トランクルームの業者選びについて

5-1.業者選びのポイント

分かりやすい基準としては、国土交通省によって認定の行われている『優良トランクルーム』というものがあります。建物や設備などのハード面、管理や運営などのソフト面の両方で優良だと認められたところにしか、この認定は行われません。認定を行っているのが国土交通省という点も、非常に信頼の置ける判断基準です。少なくとも、認定を受けている業者で悪徳業者はありません。ただし、似たような認定マークを掲げている悪徳業者はいるので、本物とよく見比べ、だまされないように気をつけましょう。

しかし、認定を受けていないトランクルームだからといって、必ずしも質が落ちるわけではない、というのが難しいところです。なぜなら、この認定は国土交通省が自主的に審査を行って認定するものではありません。そのため、業者側から申請を受けてから初めて審査をするためです。そのため、実際には優良なトランクルームであるにもかかわらず、申請をしていないがために優良トランクルームと認められていないこともあります。では、なぜ申請しないのかというと、認定の知名度の低さが大きな理由です。おそらく、この記事を読んでいる方の多くが、初めて優良トランクルーム認定制度について知ったかと思います。つまり、そのぐらいの知名度しかないというわけです。そのため、認定を得る必要性を感じていない業者もいます。

では、認定マークのあるなしも含めて、よい業者を選ぶためにはどのような点に注意する必要があるのでしょうか? 1番よいのは口コミサイトの利用です。口コミサイトなら、利用者の生の声を聞くことができるので、大きな参考になりますよ。また、口コミを見る際には、ポジティブな意見よりもネガティブな意見に注目しましょう。めったにありませんが、職員などに口コミサイトで自社によい評価をつけさせるような業者もあるからです。わざわざ、自社にネガティブな評価をつける業者はありませんから、比較的信頼ができます。ネガティブな点を複数社で比較し、1番デメリットの少ない業者、あるいは自分に合った業者を選ぶとよいでしょう。

5-2.トランクルーム利用の流れ

トランクルームを利用するまでの流れは、以下のようになります。

  1. 電話やインターネットから、業者に利用の申し込みを行います。
  2. 契約書が送られてきますので、必要事項を記入しましょう。
  3. 契約書をほかの必要なもの(ご本人確認書類など)とともに送り返します。
  4. 書類審査が行われ、通れば入庫日が決定します。
  5. 入金を行います。
  6. ご希望のトランクルームに入庫します。

これらの流れはあくまで一般的なものに過ぎません。業者によっては多少変わってくるでしょう。

5-3.トランクルームの料金について

トランクルームは、『屋内型』と『野外設置型』の2タイプがあり、どちらのトランクルームを選択するかで値段が変わってきます。また、選んだトランクルームの広さによっても値段は大きく変化するでしょう。もちろん、広いスペースを借りれば借りるほど、値段は高まっていきます。

また、料金相場は、周辺の地価によって変わってくるので、一概にはいえません。ただし、一般的には都内で野外型のトランクルームなら1畳あたり、3,000円~5,000円程度。屋内型であれば、5,000円~8,000円程度が相場でしょう。

5-4.借りる際の注意点

料金の安さばかりに注目するのは止めましょう。レコードは保管環境が悪いとひどく劣化してしまうことがあります。そのため、料金が安いからといって環境の整っていない場所を選ぶと後悔することにもなりかねません。できれば、契約前には下見をしておくことをおすすめします。

6.トランクルームとアナログレコードにまつわる質問

6-1.トランクルームはレコードの保存に向いていますか?

空調が完備されているのであれば、トランクルームはレコードの保存にとても向いています。しかし、業者によっては、冷暖房の完備されていないトランクルームを管理運営している場合があるので、選ぶ際には注意が必要です。

6-2.少量を預けられる小さなスペースはありますか?

トランクルームは基本的にスペースを小さく区切っているので、預ける量が少ない方でも気軽に利用可能です。1番狭いものだと0.1~1畳ほどの小さなスペースから用意しています。つまり、普通のロッカールーム程度の大きさということですね。逆に、大きいものになると、4~6畳ほどとなるでしょう。大量にコレクションしている方にもおすすめです。

6-3.見積もりにはお金がかかりますか?

業者を選ぶ際には、見積もりを取ろうと考えるのが普通です。しかし、無料なのかどうか分からず、尻込みしてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、ご安心ください。基本的に、どのトランクルーム業者でも、見積もりは無料です。もちろん、弊社でも見積もりは完全無料となっています。また、見積もりを取ったからといって、契約を強要することもありません。気に入らないようであれば、契約しないこともできます。気軽に請求してみてくださいね。

6-4.契約期間はどのくらいから契約できるのですか?

業者によって異なるでしょう。1日だけの契約でも可能という業者もあれば、1週間単位の業者もあります。しかし、一般的には1か月を最小単位としている業者が多いでしょう。弊社でも、1か月からの契約を最低ラインとして設定しています。

6-5.契約申請からどれくらいで使えるようになるのですか?

業者にもよりますが、弊社では最短で翌日から可能です。しかし、契約時には書類審査など、さまざまな手続きがあります。そのため、時間がかかることもあるでしょう。場合によっては、数日お時間をいただくこともあります。しかし、通常、3日もあれば利用できるようになるので安心してくださいね。

まとめ

いかがでしたか? 今回はアナログレコードのお手入れや保管の方法についてご紹介しました。アナログレコードは低迷している音楽業界において、唯一右肩上がりのコンテンツとなっています。今年11月には、1週間のアナログレコードの売り上げが、デジタルミュージックの売り上げを上回るという快挙が、イギリスで起きているほどです。もはや、アナログレコードは骨董品(こっとうひん)ではありません。将来の明るい、現代のアイテムなのです。ですから、古いものだからと処分はせず、これからも大事にしていくことをおすすめします。そして、これからも長く保管していくのであれば、保管の環境にもこだわるべきですよね。しかし、自宅で管理するとなると難しい部分もあることでしょう。そのようなときにおすすめなのがトランクルームです。トランクルームなら、自分の好きな広さのスペースを借りることができるので、コレクションの数に合わせた保管ができます。また、空調が完備されているところなら、保管環境も問題はありません。ぜひ、今回の記事を参考にトランクルームを利用してみてはいかがでしょうか?

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