ベビー服や赤ちゃん用品の収納問題を解決できる保管のアイディア

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

赤ちゃん用品は、成長に従って増えていくものです。収納が目一杯になってしまい、ベビー服はすぐにサイズアウトしてしまいます。特に、新生児の服は収納しておいても使う機会がなくなり、人によってはいらなくなってしまうでしょう。いずれ次の子供に使うだろうと想定し、衣類の収納を考える場合、困るのはいかにスリムでコンパクトにしまうかということです。収納は限られており、アイディアと知恵で収納を考える必要があります。頭を抱える問題です。
赤ちゃんのために、ベビー服収納タンスを用意している家庭もあります。しかし、多くの家庭ではクローゼットや収納ボックスを使い、工夫しながら一時保管をしていることでしょう。
収納はアイディアを加えるだけで、ぐんと使いやすくしまいやすくすることができます。

  1. ベビー服の収納について
  2. ベビー服の収納で多い困り事とは?
  3. ベビー服の保管について
  4. ベビー服を収納するコツ
  5. ベビー服の収納場所について
  6. トランクルーム業者にかんする情報
  7. ベビー服やベビー用品の収納でよくある質問
  8. まとめ

成長は嬉(うれ)しいけれど、大きくなるにつれて収納が足りなくなるという問題も出てきます。しかし、愛着があって手放すことができない方もおり、上手に収納するコツが必要になるでしょう。子供服やベビー服の収納にお困りの方は、この記事を参考にしておしゃれで使い勝手のいい収納を考えてみてください。

1.ベビー服の収納について

新生児期から3歳ごろまでは、成長が早いですよね。3か月おきにサイズを見直すという方もいるほど、すぐに大きくなってしまいます。収納を考えるにあたり、ベビー服の種類や量について理解しておきましょう。

1-1.ベビー服や赤ちゃん用品について

新生児の肌着・カバーオール・靴下・帽子など、生まれたばかりのころは何かと買い込んでしまいますよね。第一子だと嬉(うれ)しさのあまり、余計なものまで購入し、結局出番がないままというものが多いものです。そのため、使用感がなく、着られない品ばかりで、次の子供に使おうと保管しておくことになります。
保育園に通っている子供の場合、着替えが多くなる傾向にあり、保管量も通常より3〜4枚増えることでしょう。新生児期は汗をかきやすいため、短い肌着や長肌着といった種類があり、数も多いです。冬生まれの子供は厚手の生地が中心となり、たたんでも場所を取ります。

1-2.ベビー服の基本的な収納方法

ほとんどの方が、衣類収納ケースや収納ボックスにたたんで入れ、クローゼットや押し入れにしまっているでしょう。たたみ方もアイディアが必要で、なるべく交互に入れ、厚みを減らすことでスリムな収納ができます。
ベビー収納家具を用意し、専用の収納場所としている場合もあるでしょう。しかし、ベビー収納家具は小さいころは使っても、成長につれサイズが見合わなくなるものです。サイズアウトした子供服の収納を、いかに工夫するかという課題が残ります。

2.ベビー服の収納で多い困り事とは? 

「かわいいからつい買ってしまった」という方も多いのではないでしょうか? ベビー服は数が多くて困るだけではなく、サイズアウトした洋服をどう処理すべきかでも、迷ってしまうものです。

2-1.ベビー用品の収納にかんする悩みトップ3

ベビー服で多い悩みについてご紹介します。

2-1-1.ベビー服やベビー用品の数が多い

乳幼児期は着替える機会が多いため、少し多めに購入する方がほとんどです。子供の人数が増えるごとに数も増え、いつの間にか収納が膨れ上がってしまいます。
出産祝いで洋服や赤ちゃん用品をもらい、箱のまま保管している場合もあるでしょう。新生児期だけ使うベビーバスやおもちゃも、かさばって収納しにくいと感じます。ベビーチェアやベビーベッドも場所を取って困る赤ちゃん用品です。

2-1-2.着られなくなった服をどうしていいかわからない

子供の洋服は、すぐにサイズアウトしてしまいます。とはいえ、捨てるのはもったいない、思い出が浮かんでしまい捨てられないというのも、ベビー用品ならではの悩みです。
着る期間が短いほど傷みも少なく、誰かに譲ることを想定して保管している方もいます。擦れ・破れ・シミがあるものは捨てる決断がついても、きれいなものは手放すのが惜しくなるものです。捨てるタイミングを失い、後回しになるケースも多いでしょう。

2-1-3.サイズの大きいものを収納しておきたい

成長を見据えて、サイズの大きなものをあらかじめ用意しておくというパターンもあります。セール時期に翌シーズン用の服を購入し、収納を占領してしまったという悩みです。「セールはお得に買えるから準備しておこう」とは、誰でも思うことで、上手にしまうコツを覚えておくだけで解決します。

2-2.次の出産に備えて保管しておきたい

捨てられないという悩みに続いて多いのは、次の出産まで保管しておくという例です。使用期間が限られているものは新しく購入するのももったいないですし、次の子供に受け継ぐ喜びもあります。そのため、収納が目一杯になっても、赤ちゃん用品は保管しておくことになるのです。

2-3.まだ着られるので捨てられない

多少汚れや破れがあっても、使用に問題がなければ着られると思うでしょう。補修が得意な方は、直して使い続けています。洋服以外にも、おもちゃもまだ使えると捨てる時期を逃す方が多いのです。

2-4.思い出に取っておきたい

新生児は生まれてからわずか1か月間だけです。初めての産着・靴下・帽子は、生まれたときのサイズがわかるものですから、思い出として残しておきたいと考えます。ファーストシューズを取っておく方もいるでしょう。かさばるものもあり、メモリアルボックスなどに手形・足形・命名紙などとともに保管する方も多いです。

3.ベビー服の保管について

ベビー服は使用回数が少なくても、保管状況によってはカビや虫の発生も起こります。保管にかんする問題点を考えていきましょう。

3-1.黄ばみについて

食べこぼし・母乳やミルクのシミ・よだれなどは、時間の経過とともに浮き出してきます。黄ばみがあるものは人に譲ることもできず、手元に残したまま処理に困る例も多いです。ほとんどの黄ばみは、放置している期間が長いほど、洗っても落ちません。

3-2.カビや虫の発生について

保管にあたり、防虫剤や防カビ対策は整えていますか? 数が増えるほど洋服は通気が悪くなり、カビや虫の発生リスクが高くなるため、定期的に捨てるか、保管方法を改めるなどして、環境を整備しなければなりません。

3-3.防虫剤について

防虫剤を1回入れてそのままという方も多いです。入れただけで安心してしまい、入れ替えせずに放置してしまいます。防虫剤は赤ちゃんの肌に優しいものを使い、使用期間を守って使いましょう。6か月や1年と購入時のパッケージに記載があります。記載内容を目安に、こまめに交換をしてください。

4.ベビー服を収納するコツ

ベビー服は思い入れもあって、処分が難しいですよね。次の子供にとっておく場合や譲る予定がある場合など、保管を余儀なくされることもあるでしょう。ベビー服をうまく収納するコツについて解説します。

4-1.理想の収納場所・環境について

4-1-1.リビングに置くならおしゃれなものを選ぼう

普段から使う機会が多いのなら、リビングに収納を作る方が便利です。赤ちゃんは目を離せず、ほかの部屋に置くのは心配という場合もあるでしょう。リビングに置くなら、おしゃれなベビー収納を活用してみてはいかがですか? ベビー専用に作られたものではなく、リビングのインテリアになじむデザインを選び、長く使えるようにしてみてください。

4-1-2.同一規格のボックスやケースですっきり収納すると便利

来客時にタンスや収納ボックスが見えるのは嫌だという方は、クローゼットを活用してみましょう。ベビー用品をひとまとめにし、赤ちゃんの洋服を収納しておきます。サイズアウトしたものはサイズ別にボックスに入れ、同じ規格のもので統一して縦に積んでスリムにしまうと便利です。横並びに配置した場合、部屋を占領して圧迫感も出てしまいます。なるべく縦に配置するように工夫してください。

4-1-3.通気のいい場所を選ぼう

日あたりのいい場所は、乾燥してカビが生えにくい反面、洋服の色あせが気になります。半日陰に保管し、なるべく通気を維持するようにしてください。
ボックスやケースを使う場合やクローゼットを使う場合も、時折開いて風を送るようにしましょう。虫はひとたび発生すると全体へ拡(ひろ)がります。カビも同様です。保管場所もひと工夫し、湿度管理を十分にしてください。

4-2.ベビー服の収納家具や収納ボックスなどのグッズについて

育児用品店でも赤ちゃんタンスが販売されており、かわいらしくポップな色柄を選ぶことができます。将来、子供部屋を作る予定があるなら、赤ちゃんタンスは長く使うことができるでしょう。
収納ボックスやケースはほかの用途に変えることもでき、フレキシブルな要素を含んでいるのがメリットです。バラバラなサイズを購入するより、同一規格にし、高さ・奥行き・幅をそろえるとすっきりした印象になります。

4-3.ベビー服の寄付やリサイクルショップの利用で減らす

捨てるのは惜しいと思うなら、寄付やリサイクルショップに引き渡す方法をおすすめします。寄付は、東南アジアやアフリカ地域など発展途上国への寄付は、NPO法人などを経由して申し込みが可能です。ベビー服が足りず、困っている人を助けることができ、有効利用できる手段となります。
ベビー服や赤ちゃん用品を扱うリサイクルショップでは、春・夏と秋・冬にわけて買い取りを実施しているところが多いです。季節ごとに整理して買い取り依頼を出すことで、少しずつ収納内を片づけていくことができるでしょう。

5.ベビー服の収納場所について

寄付やリサイクルショップへの売却、知人への譲渡などをしてもなお、ベビー服はなかなか減りませんよね。次の子供に取っておこうと思う方も、もう少し成長したら着せようと思っている方もいます。そのため、自宅の収納にしまうという概念を捨て、自宅以外に新たな保管場所を考えてみてはいかがでしょうか? 

5-1.どんな場所がベビー服の保管に最適か? 

空調管理の重要性は、カビや虫の発生も考慮し、よく考えなければなりません。高温多湿な場所は、衣類を傷める原因となり、使えなくなっていたという残念な結果にもなるでしょう。
湿度は50%前後、温度は23度前後にコントロールされた場所で、換気もできる環境なら安心です。自宅以外で保管場所を求めるなら、空調管理はしっかりしているところを選んでください。

5-2.ベビー服や赤ちゃん用品の新たな保管場所とは? 

自宅以外に保管場所を持っている方は、近年増え続けています。住宅事情により、収納に限界を感じるケースもあるでしょう。季節によって使わないものや、普段出し入れしないものは、トランクルームに保管すると自宅がすっきり片づきます。

5-2-1.トランクルームについて

トランクルームは、貸し倉庫という意味合いも持っています。レンタルスペースと呼ぶ業者もあるでしょう。場所を提供し、ものの保管を行うのです。
2つのタイプがあり、屋外設置型コンテナと室内型があります。屋外設置型は空調はありません。防犯カメラを設置している場合もあるものの、セキュリティー面では物足りなさを感じます。屋内型は空調が一定に管理され、管理人が常駐しているため、盗難被害が起こりにくいのがメリットです。
月極(ぎ)めで契約する方式が多く、1年契約が基本となります。短期利用できるところもあり、ニーズに合うトランクルームを見つけることが、利便性にもつながるでしょう。

5-2-2.トランクルームにはどんなメリットがある? 

自宅を圧迫していた荷物を、トランクルームに移動することにより、広々とした収納を取り戻せます。ベビー服以外にも、赤ちゃん用品は収納を目一杯占領してしまうのです。トランクルームは普段使わないものを収納するのに大変便利でしょう。トランクルームのメリットは、自宅の収納を増やす役割を持っているところです。

5-2-3.トランクルームはどんな人におすすめ? 

収納を増やしたい、季節外のものや使わなくなったベビー服の一時保管場所を設けたいといった方には、トランクルームがおすすめです。今ある収納や空間を使いやすくしたいと考えている場合や、洋服の収納アイディアはないかと探している場合にも、トランクルームの便利さを感じられるでしょう。

5-2-4.ベビー服の収納に向いているトランクルームとは? 

ベビー服は、カビや虫の発生に注意して保管しなければなりません。ですから、温度と湿度が一定の環境であることが、保管の条件となります。空調管理がなされている、室内型のトランクルームを選ぶ方が安心です。風雨の影響も受けず、出し入れの際も衛生的な環境で行うことができます。

5-3.ベビー服の収納場所にかんする注意点

トランクルームをベビー服の収納場所にする場合でも、サイズ別に収納をわけておくと出し入れが楽です。ボックスやケースを利用し、むき出しで保管しないようにしてください。また、空調管理がなされているとはいえ、防虫剤は必ず入れておきましょう。時々、扉を開けて通気をよくすることも、保管するときのポイントです。

6.トランクルーム業者にかんする情報

トランクルームはお住まいの近くにもあると思います。ですが、どこでも同じというわけではありません。セキュリティー面や管理人の対応など、快適に利用したいなら、さまざまなポイントに着目しておく必要があります。選ぶ際に注意すべきことや利用の流れを覚えておいてください。

6-1.トランクルームの業者はどう選ぶと安心? 

ニーズに合うタイプのトランクルームを設置している業者であることが、最も重要です。ベビー服の保管は室内型が最適ですから、屋外設置型コンテナだけ展開している業者では、利用条件が合いません。
業者の対応や親切であり、メールへの返信も良好であることも、信頼できる良心的な業者です。レスポンスが悪い業者の場合、トラブルや困り事があってもなかなか動いてもらえません。契約前の対応で見極め、心配な種が残るようなら、違う業者をあたるようにしてください。

6-2.トランクルームを利用するときの流れ

トランクルーム業者のアルファトランクでの、申し込みから利用までの流れをご紹介します。

  1. ホームページで利用したい場所の空室状況を確認する
  2. 申込書と契約前の確認事項をメールかファックスで受け取る
  3. 申込書と身分証明書をメールかファックスで返送する
  4. 契約担当者から連絡がある
  5. 利用料金の精算書をメールかファックスで受け取る
  6. 入金確認
  7. 鍵・契約書・口座引き落としにかんする書類を宅配便で受け取る
  8. 返信封筒を利用して、契約書1部・身分証明書の写し・口座引き落とし書類を返送する

上記の流れで利用開始となります。契約までスムーズにできれば、翌日より鍵を受け取って利用できるようになるでしょう。 

6-3.トランクルームの利用料金について

アルファトランクの月額利用料をご紹介します。1帖(じょう)タイプで、税込み価格です。

  • 中葛西 13,824円
  • 椎名町 13,824円
  • 九段下 20,520円
  • 桜新町 14,904円

一例をご紹介しました。広さは選ぶことができ、1帖(じょう)タイプ以外にもたくさんあります。収納したい量に合わせて選ぶといいでしょう。

6-4.トランクルームを利用するときに注意すべきこと

ホームページで雰囲気や広さは確認することができるため、実際に足を運ばずに契約してしまう方がいます。しかし、自分の目で保管場所の環境をチェックしなければ、利用してから印象と違ったというトラブルも起こりかねません。従って、必ず現地へ行ってから契約することをおすすめします。また、契約を急いでしようする業者には注意してください。空室が続き、何とか空(あ)きを埋めたいと、押し売りに近い行為をする業者もいます。空(あ)きが続いているのは、利用しにくい・環境が悪い・セキュリティー面の問題など、何かしらの問題点がある場合もあるでしょう。いったん、自宅に持ち帰り、じっくり考えてから契約してください。

7.ベビー服やベビー用品の収納でよくある質問

ベビー服は子供が成長する喜びを感じるとともに、次第に使わなくなっていきます。捨てにくいものでもあり、収納がいっぱいになっても保管し続けているという家庭は多いです。ベビー服や赤ちゃん用品の整理を思い立った方は、質問集を参考にしてみてください。

7-1.赤ちゃん用品の収納で一番多く買われているのは何? 

おもちゃを収納するボックスやケースを購入したという方が、最も多いです。続いて、ベビー服や新生児服を収納するタンス類といった順となっています。赤ちゃん用品はすぐに使わなくなるものばかりでも、手放したくないという意見がほとんどです。

7-2.次の子供に取っておくものと捨てるものの基準はどう定めるべきか? 

次の子供に取っておくかどうかは、シミや傷みがない、男女で共通して着ることができるものなどを基準に、保管を決めるといいでしょう。すべてを保管しておくと収納はすぐに満杯になります。基準を決めて、定期的に保管している子供服の見直しをしてみてください。

7-3.ベビー服や子供服の収納は蓋つきにするべきか? 

収納ケースやボックスに蓋があるのは、虫の混入を防ぎ、防虫剤の効果をより得ることができるようにする目的を備えています。ほこり除(よ)け効果もあり、蓋があることで積み重ねて収納も可能です。

7-4.ベビー服の収納にハンガーラックは使える? 

ハンガーラックは、バッグや小物を引っ掛けるのに便利です。ジャケットをハンガーに吊(つる)し、外出の際もハンガーラックから取り出すだけで済みます。しかし、子供服用のハンガーラックは高さがないものが多く、成長するにつれてサイズが合わなくなるでしょう。時期を限定して使う分には問題ありません。

7-5.子供の洋服を収納するアイディアが浮かばない

数が増えるほど、収納のアイディアは浮かばなくなりますよね。最初はサイズ別にわけてください。サイズごとに見直し、シミや汚れがあるものは処分し、保管するものを決めて収納を考えるといいでしょう。

8.まとめ

いかがでしたか? ベビー服や子供服は、すぐにサイズアウトして使えなくなっていきますよね。思い出もあるだけに、捨てられない気持ちもあるでしょう。収納にベビー服があふれている方も多いです。また、次の子供に着せたいと保管しておく場合もあり、どんどん増え続けて困ることもあります。赤ちゃん用品やベビー服を全部保管しては、しまう場所もなくなるはずです。サイズアウトした子供服は、傷や汚れがないものだけを保管しておき、ほかは処分するのが望ましいでしょう。自宅にしまえなくなったら、トランクルームに移動してみてはいかがですか? 収納ボックスやケースにサイズごとにわけて、防虫剤も忘れずに入れてください。カビや虫の発生を抑えるため、空調管理が効いた室内型トランクルームがおすすめです。目一杯だった収納がすっきりとなり、思い出のあるベビー服も次の子供に保管しておくことができます。トランクルームを上手に使い、赤ちゃん用品を収納するアイディアの1つとしてみてください。