
温度・湿度管理の徹底したトランクルームを利用しよう!
大切なものを収納することのできるトランクルームサービスは、温度管理や湿度管理は重要視すべきポイントです。
トランクルームに荷物を保管する際に、温度・湿度の管理状況によっては保管した荷物が痛んでしまうということもあります。
トランクルームでは温度・湿度管理の方法が異なるため、収納するものに合わせて選ぶことが大切です。
トランクルームをタイプに分けた紹介と、上手な荷物の預け方についてご紹介しましょう。
目次
1.トランクルームの温度・湿度管理の必要性
1-1.トランクルームのタイプによる温度・湿度管理の違い
トランクルームには“ルームタイプ”“屋内コンテナタイプ”“屋外コンテナタイプ”があります。
タイプ別の温度・湿度管理についてご紹介しましょう。
【ルームタイプ】
ルームタイプ(ビルドイン)のトランクルームは、ビルなどのフロア内に収納スペースが設置されています。
ループタイプはビルのフロア内であることから、温度管理や湿度管理が徹底して行われていることが特徴です。
ビル内部であることから、維持管理に多くのコストが必要であることから、“利用料金が高い”という特徴があります。
【屋内コンテナタイプ】
大型の倉庫にコンテナを並べ、収納スペースを確保するのが、屋内コンテナタイプのトランクルームです。
倉庫内部であることから雨やある程度の温度や湿気を防ぐことはできますが、完全な温度管理は得意ではありません。
利用料金も比較的に安いということが特徴で、コンテナボックスを利用していることから、大きな荷物の収納にも適しています。
【屋外型コンテナタイプ】
屋外型コンテナタイプは、屋外に大型のコンテナを並べた収納スペースです。
屋外に設置されているため、温度や湿度の管理はできませんが、ローコストで広い収納スペースを確保できるという特徴があります。
1-2.大切なものの保管
トランクルームを利用する場合には、収納するものに合わせて適切にトランクルームを選ぶことが大切です。
トランクルームのタイプ別に、収納に向いている荷物についてご紹介しましょう。
【デリケートな荷物はルームタイプ】
ルームタイプは、温度や湿気の影響を受けやすいデリケート荷物の保管に向いています。
書籍・電気製品・楽器・コレクションなど、自宅と同じ環境で保管しなければならない荷物に関してはルームタイプで保管するように心掛けましょう。
【長期保管は屋内コンテナタイプ】
保管に関して、気を使わなくても良いものや、長期間使用しないものは、屋内コンテナタイプが向いています。
屋内コンテナではある程度の、温度や湿度管理は可能なので湿気などに弱い荷物でも、梱包(こんぽう)の方法を工夫すれば安全に収納可能です。
【大型の荷物は屋外コンテナタイプ】
ある程度ラフに扱うことのできる荷物や大型の荷物は、屋外コンテナタイプが向いています。
自動車をコンテナ付近まで近づけることも可能なので、大型荷物の運搬の負担がありません。
2.トランクルームを上手に使おう!
2-1.利用可能時間に注意!
トランクルームには利用時間が定められている場合があります。
タイプ別の利用時間についてご紹介しましょう。
【ルームタイプ:24時間利用可能】
ルームタイプのトランクルームは、24時間いつでも利用できます。
空調も完備されているので、いつでも自宅感覚で利用可能です。
【屋内コンテナタイプ:利用時間指定あり】
室内コンテナタイプは倉庫会社によって運営されており、防犯の面から“倉庫会社の営業日時の利用”が一般的です。
屋内コンテナは中長期の保管に向いているトランクルームサービスといえるでしょう。
【屋外コンテナタイプ:24時間利用可能】
屋外コンテナは利用者が鍵を受取自由に使えます。
24時間利用できるメリットがありますが、施錠などの管理を自分で行わなければなりません。
今回紹介した利用可能時間は一般的な例であり、トランクルームを運営する業者によって利用可能時間は異なります。
自分の利用したい時間に利用できるトランクルームを選ぶことが大切です。
2-2.収納可能な荷物とは?
トランクルームは種類に応じて収納可能なサイズが異なります。
タイプ別に収納可能な荷物のサイズについてご紹介しましょう。
【ルームタイプに運ぶことのできる荷物の目安】
ルームタイプはビルのフロアを利用して作られているため、荷物のサイズは非常に制限されます。
一般的にドアの幅が90cm程度であることから、この範囲で収納できるように梱包しましょう。
大型の家具に関しては、ルームタイプのトランクルームでは収納できません。
【室内コンテナタイプ】
室内コンテナタイプでは収納に関しての制限は無いと考えて良いでしょう。
コンテナの大きさにもよりますが、室内コンテナでは収納するものを選ばずに利用できます。
【屋外コンテナタイプ】
屋外コンテタイプはコンテナの設置場所で収納可能な荷物のサイズが限られます。
“はしご”などを使用しなければならない場所に位置するコンテナの場合には、はしごの幅によっては大型の荷物が収納できません。
このように、トランクルームは収納するものによって最適なものを選ぶことが大切です。
2-3.トランクルームに収納できないものとは?
トランクルームは自分で自由に使える空間ですが、同じ場所を他人と共有する性質上、相手に迷惑をかけるようなものを収納できません。
“強い臭いを放つもの”“衛生面で問題のある荷物”などは周囲の利用者に迷惑をかけることがあるので、保管を禁止しています。
また、当然ですが、生物や植物などの保管も禁止です。
トランクルームは常識の範囲内で、“他人に迷惑をかけるようなものは保管しない”ことが利用の基本といえるでしょう。
3.トランクルームを利用する際の注意点~信頼できる業者を選ぼう!~
トランクルームを利用する上で、湿気・温度の管理も重要な判断材料ですが、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
トランクルームが乱立している現在、悪質な業者によるトラブルが多く報告されています。
トランクルームの業者を選ぶ方法について簡単にご紹介しましょう。
- 24時間セキュリティー体制のトランクルームを選ぶ
- 空調、または除湿機などが完備している
- 保険を利用できる
- 現地見学をして選ぶ
このような点に注意して業者を選ぶことで、安全にトランクルームが利用できます。
大切な荷物を預けるトランクルームは信頼のできる業者を選びましょう。
まとめ
トランクルームは非常に便利なサービスですが、大切な荷物を保管する際には湿度・温度の管理が必要になります。
トランクルームのタイプ別に湿度・温度管理の傾向やメリット・デメリットについてまとめて見ましょう。
【ルームタイプ】
- 設置場所:ビルに設置されている
- 温度・湿度管理:徹底した管理が行われている
- メリット:24時間利用可能、快適で衛生的に利用できる
- デメリット:費用が高い
- 収納に向いているもの:本や服など湿気・温度に弱いものも収納可能
【屋内コンテナタイプ】
- 設置場所:倉庫の中に設置されたコンテナ
- 温度・湿度管理:ある程度の湿気・温度は管理できる
- メリット: 低料金で利用できる
- デメリット:倉庫会社の営業時間中にしか利用できない
- 収納に向いているもの:中長期的に使用しない荷物
【屋外コンテナタイプ】
- 設置場所:屋外に設定されているコンテナ
- 温度・湿度管理:直射日光は防げるものの温度・湿気の管理は難しい
- メリット:24時間利用可能、低料金で利用できる
- デメリット:温度・湿度に弱いものは収納できない
- 収納に向いているもの:ゴルフクラブや自動車のパーツなど温度・湿度に強いもの
このように、収納する荷物に合わせて最適なタイプを選ぶことで上手に利用できます。
トランクルームは料金や設置場所以外にも、信頼できる業者を選ぶことが大切です。