居心地のいい部屋ができるカラクリとは? 模様替えの時の3つのポイント

毎日過ごすお部屋が、もう少し居心地のいい部屋だったら、と思ったことはありませんか。疲れて帰ってきて、もし居心地の悪い部屋だったら、余計心がすさんでしまいます。それに、もし独身であれば、大事な人に「この部屋から出たくない」と思ってもらえればとてもうれしいですよね。家族がいても、それは同じ。家族に、家が一番居心地がいいと思ってもらえれば、家庭の円満にもつながるでしょう。そこで、今から部屋の模様替えをしようと思っている方に、居心地のいい部屋の作り方を、3つの観点からご紹介したいと思います。

  1. 居心地のいい部屋には、座り心地のいいソファーが欠かせない
  2. 色使いを抑えることで居心地のいい部屋ができる
  3. 居心地のいい部屋の床には、モノが置いてない

以上のカラクリを押さえれば、きっと居心地のいい部屋ができあがります。ぜひ挑戦してみてください。

1.居心地のいい部屋には、座り心地のいいソファーが欠かせない

読者の方で、座り心地がいいソファーを持っていないという方、ぜひ手に入れることをおすすめします。なぜなら、人がお部屋を「居心地がいい部屋」だと感じるには、「座り心地がいい」場所があるという点が不可欠だから。座り心地が良いソファーを選ぶ時の注意点をご紹介します。

1-1.ソファーは、実際に座ってみて選ぶ

ソファーという家具は、基本的には、ゆったり座ってリラックスするためのものです。従って、何より大事なのは、「実際に座ってみて」座り心地を確かめて選ぶということ。
家のように、靴を脱いで、お店で実際に座ってみましょう。脚の置き場がなかったり、背もたれの角度が自分に合っていなかったりすると、ストレスの原因になります。座り心地は、何よりも重視しましょう。

1-2.ソファーのサイズは、1人掛け用を避ける

ソファーをいくつも家に置いておけるような広さがある方は別として、ソファーをひとつ買うならば、1人掛け用は避けます。なぜなら、大事な人と一緒に座れないから。もし一人暮らしならば、座り心地のよい2人掛けのソファーにしましょう。

1-3.ソファーの色は、床の色との相性を考えて選ぶ

お店でいくら気に入ったとしても、家に設置するとなんだか違う印象に…という失敗を避けるためには、床の色との相性を考えて選ぶことが大事です。ソファーという家具は、部屋の面積に対して占める割合が大きいので、床の色と合わなければ違和感が残ってストレスの元に。ぜひ、床の色との相性を考えて選びましょう。

2.色使いを抑えることで居心地のいい部屋ができる

居心地のいい部屋を作るには、色使いが大事…そう気付いている方は多いと思います。でも、そのコツを心得ている方は少ないのではないでしょうか。色使いのコツをご紹介します。

2-1.ベースカラーは同系色を2色、アクセントカラーは1色

アクセントカラーを全体の5%に使う場合、ベースカラーはその残りの95%を占める色です。ベースカラーは床の色、壁の色、天井の色でだいたいは決まるでしょう。あとはその同系色の色で面積の広い家具を選ぶのが、居心地のいい部屋を作るコツです。あとは照明器具やインテリア小物などにちょっぴりアクセントカラーを使うことで、全体の印象が深くなり、それが居心地のいい部屋につながるでしょう。色は、このように少なくとも3色で抑えるのがコツです。

2-2.アクセントカラーは好きな色を選ぶ

インテリアの本などには、アクセントカラーは、色相・明度・彩度などを考えて選ぶなどと載っていることもありますが、素人はそこまで考えて選べないのが普通です。実際は、ベースカラーに好きな色、自分が心地良いと感じる色を選んでいる場合、アクセントカラーにも好きな色を選べば、違和感はそんなに出てきません。好きな色を選びましょう。

3.居心地のいい部屋の床には、モノが置いてない

ソファー、色使いの次に覚えておきたいのが、床にモノを置かないというルールです。床に紙袋などが置いてあると、それだけで雑多な印象になり、居心地の悪い部屋になってしまいます。床には家具以外何も置かない、これが居心地のいい部屋を作るコツといえるでしょう。床にモノを置かないために、気をつけるべきポイントをご紹介します。

3-1.床にモノを置かないためには、「捨てる」ことが大切

床にモノがあるという状態は、モノが家具の収納のキャパシティを超えているためにおこります。例えば、押し入れにスペースがないために、普段着る洋服を見えるところに置かざるを得ない、子供のおもちゃもしかり。こういう状況にならないためには、押し入れやクローゼットなどの収納スペースがあることが重要です。しかし、普通の家では、収納スペースは限られています。そこで、重要になってくるのが、「捨てる」という行為。「捨てる」ために重要なのは、「とっておきたいもの」を決めるということが早道です。「とっておきたいもの」以外は全て捨てる、というぐらいの気持ちで、模様替えに挑んでください。

3-2.季節が違うもの・レジャーに使うものなどは、トランクルームを借りて収納しておく

「とっておきたいもの」以外は全て捨てたとしても、まだまだ収納のスペースが足りない場合、季節外れの洋服や扇風機などの家電、キャンプ用のテントなどのレジャーに使うものなども、家に置いていませんか。世の中には、そんな状況のあなたにぴったりのものがあります。それが「トランクルーム」。決まった料金を払えば、家の中以外に「収納スペース」を確保でき、広い部屋に引っ越すよりも安価に居心地のいい部屋が手に入ります。ぜひ、こうしたものも活用しながら、床にモノを置かない生活を目指してみましょう。

まとめ

いかがでしたか? この記事では、居心地のいい部屋の作り方を、3つのポイントに分けてご紹介しました。

  1. 居心地のいい部屋には、 座り心地のいいソファーが欠かせない
  2. 色使いを抑えることで居心地のいい部屋ができる
  3. 居心地のいい部屋の床には、モノが置いてない

これらのことを押さえて模様替えを行えば、きっと居心地が良すぎてつい長居してしまう部屋、また家族が明るく集う部屋が作れるでしょう。収納が限られている日本の住宅事情の中で、簡単にできる上記のことを実践し、ぜひ居心地のいい部屋を作ってみてくださいね。