引越し時の掃除ってどうする?敷金返還に重要な4つのポイントとは

賃貸住宅から引越しするとき、清掃業者が入るから、掃除はしなくていいと思っていませんか?
退去時の掃除をきちんとやらなければ、修繕費や原状回復のお金を敷金から差し引かれてしまいます。敷金ゼロで入居したキャンペーン物件の場合、追加費用を請求されるかもしれません。
そこで、今日は、敷金返還に影響する、引越し時の掃除ポイントをご紹介します。
「どこまで掃除したらいいかわからない・・」「敷金の戻ってくる方法は?」と悩んでいるあなたにぜひ読んでほしいお話です。

  1. 引越しするときに掃除が必要な理由
  2. 敷金返還に影響する引越しの状態とは?
  3. 原状回復とはどこまでやればいいの?
  4. 引越しのときの掃除必須ポイント

1.引越しするときに掃除が必要な理由

賃貸住宅から引越しするときは、引越しする部屋の掃除をするかしないかで、敷金の返還金額に大きな影響が出ます。通常、敷金とは、家主に預けているお金です。退去時には入居者に返金しないといけませんが、家賃滞納や退去時の原状回復費用がここから差し引かれます。
悪質な不動産会社では、この原状回復のボーダーラインがあいまいなことに目をつけ、費用を多めに見積もり、追加で請求をすることもあるのです。そんなトラブルに見舞われないためにも、引越し時の掃除は必ず行いましょう。

2.敷金返還に影響する退去時の状態とは?

引越しするときには、部屋にゴミやいらなくなった家具を残さないことはもちろんですが、汚れや傷などに関しても入念にチェックしておいた方がいいでしょう。
私の実体験ですが、引越しを手伝いに来た友達が、ベランダで一服し、うっかりたばこの吸い殻を残したことで、私自身が喫煙者だと思われてしまいました。そのせいで、部屋のクロス張り替え費用を請求されたことがあります。引越しする時の掃除の状態で、このようなトラブルも起こりうるのです。

2-1.敷金返還を納得した形で落ち着かせるには

どんなに掃除をしても、その証拠がなければ、トラブルが発生してしまう可能性は十分にあります。引越の際、掃除のした後は、大家さんや不動産業者に立ち会ってもらい、部屋の確認をしましょう。契約時にあらかじめ、「退去時のクリーニング費用は入居者負担」と記載されている場合もありますので賃貸契約書もよく確認してくださいね。

3.原状回復とはどこまでやればいいの?

何年も同じ家に暮らしていれば、普通に生活をしているだけでも汚れや劣化は発生します。
このような状態を「経年劣化(変化)」といいますが、これについては入居者が負担する義務はありません。入居後長く済めば済むほど、クロスやフローリングの経年劣化(変化)は進み、入居者負担はほぼなくなります。ただし、不注意で傷をつけてしまった、勝手に壁に穴をあけてしまったなどの過失は、入居者の負担で原状回復をしなければいけません。
このようにどこまでがOKで、どこまでがNGなのか非常にわかりにくい原状回復。
ここでいくつか例をご紹介しますので参考にしてみてください。

3-1.壁、クロスの張り替え

壁やクロスは、置いていた家具の位置で、変色や日やけが起こります。この場合は、家主負担です。今はやりの張って剥がせるクロスを使用した、クロスに誤って傷をつけた場合は入居者負担で原状回復しなければいけません。

3-2.床、畳、カーペット

家具の配置によるへこみや色やけ、畳の変色は家主負担です。これも生活していれば、仕方のないこと。ただし、たばこの不注意や、フローリングの変色、ペットによるものは入居者負担となります。ワインなど色が濃いものをこぼしてしまった場合も入居者負担の対象です。

3-3.キッチン特にガスコンロ部分

キッチンは、日ごろよりきちんとお手入れをしていないと汚れが落ちにくい状態になります。冷蔵庫を置いた後の壁の黒ずみ、自然に劣化する流し台の水あかなどは家主負担ですが、ガスコンロのすす汚れや黒ずみ、油でベトベトになった状態は入居者負担です。

3-4.ベランダ、玄関

ベランダのたばこ跡や落書き、玄関にステッカーを張った場合はきれいに除去して退去しましょう。玄関のカギが特殊でなくしてしまった場合も入居者負担となりますので注意してください。

3-5.あいまいな部分

原状回復が入居者負担か、家主負担かのボーダーラインは非常にあいまいです。不動産会社や大家さんによる主観も入り、これはいいけど、これはダメというしっかりとしたガイドラインはありません。明らかな過失や不注意以外で、クリーニングしてきれいになるものは家主負担になる場合もあり、なかなか難しいところです。画びょうの穴はOKで、ネジを打ち込むのはダメ。
たばこのヤニ汚れはクリーニングで落ちなければNGなど、家主によって判断はさまざまです。
そこで、一番注意してほしいことは、カギだけを返し、不動産会社だけが後で部屋を見に来るパターン。この場合は、敷金返還のトラブルが絶えません。小さなものから大きなものまで、引越し時に不動産会社と1つ1つ、部屋の確認することが大切です。掃除した箇所(かしょ)を、きちんと確認してもらいましょう。

4.敷金返還に影響!引越しの掃除必須ポイント

日ごろからマメに掃除を行っていれば、汚れも落ちやすいのですが、退去時に気づく汚れも多くありますよね。引越しの忙しいとき、隅々まで大掃除するなんて、とても大変です。そこで、敷金返還額が多くなるかもしれない掃除の必須ポイントをまとめました。ぜひ、チェックしてみてください。

4-1.要らないものは引越し業者か無料回収業者に回収してもらう

引越しするのだからと、ゴミや要らなくなったものをそのまま放置したまま出ると、撤去費用を請求されます。引越し業者では、荷物の積み込みと同時に、要らないものを回収してくれるサービスもありますので、ぜひ利用してください。

4-2.キッチンの汚れ

キッチンの油汚れはできるだけ除去してください。換気扇もできる限り掃除しましょう。油汚れに適したブラシや洗剤がスーパーで売られています。おススメはアルカリ系の洗剤や重曹です。重曹を溶かした水に、つけ置きすれば、ギトギトの油汚れもかなりきれいになります。

4-3.お風呂、トイレ

お風呂の汚れで気になるのが水あか。スーパーで売られている、クエン酸を水に溶かしたものを、霧吹きなどで吹きかけしばらく置き、さっと拭き取ればピカピカに。面倒ですがこのひと手間が、敷金返還額にプラスされます。お風呂の床や壁は、赤カビが発生しやすいのですが、市販のカビキラーを吹き付け時間を置けば、後は水で流すだけ。トイレは、流せるシートで床から便座の裏まで拭き上げましょう。

4-4.フローリング、畳

畳は掃除機でゴミを吸いとり、固く絞った雑巾で拭く。フローリングも同じく掃除機をかけ、溝は割りばしに布を巻きつけたものを少しぬらして、ゴミを取り除く。ペットを飼っていた場合は、トイレに使っていた場所を入念に拭きましょう。お酢を薄めたものや、床用のスプレー剤を使うと気になる臭いに効果あり。

おわりに

今回は、引越しするときのお掃除についてご紹介しました。

  • 引越しのとき、掃除を行わないと敷金から費用を差し引かれる
  • 原状回復のボーダーラインはあいまい
  • 経年劣化(変化)の原状回復は家主負担
  • 不注意や過失でついた傷や汚れは入居者負担
  • 引越しするときの部屋のチェックは不動産業者立ち合いで行うこと
  • 引越しのときの掃除はできる限り念入りに行う

敷金返還に大きな影響の出る、引越しの掃除は、大変ですが、頑張って行いましょう。今までお世話になった家に、お礼の気持ちを込めてきれいにすると、気分よく退去できますよね。次も、賃貸住宅に住む場合は、退去するときのことも考え、日々、こまめに掃除しておきたいものですね。

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