
散らかる部屋をキレイに維持するには?考えを変えればあなたもできる
片付けや掃除をしても、すぐに部屋が散らかる方。原因はどこにあるのでしょうか。掃除や片付けが下手だから?それもあるでしょう。でも、もっと根本的な原因があります。キレイにしようとする思考回路になっていないからです。考え方さえ改めれば、キレイな部屋を維持する方法は見つかります。さっそく実践しましょう。
1.すぐに部屋が散らかる原因
部屋が散らかる原因や理由として3つがあげられます。これらは、それぞれ固有の原因というよりも、深く結びついた関係です。その結果、散らかる原因を複雑にし、問題の解決を難しくしているといえます。
1-1.使ったものをしまわない
使ったら、そのままにするから散らかるのです。しまわなければ、使った分だけ部屋がどんどん散らかっていくのは当然でしょう。しまうという意思に欠けるというよりも、しまう意思そのものが感じられない方もいます。
使ったあとで、何気なく放置していませんか?机やテーブルの上、それで収まらないときには床まで。やがて、片付けや掃除がめんどうになり、部屋は散らかり放題です。
1-2.置く場所が決まっていない
置く場所が決まっていないことも、散らかる原因の1つです。使ったものをしまわない行為とは、鶏と卵の関係。置く場所が決まっていないから、使ったものをしまわないといえますし、使ったものをしまわないから、置く場所を決めることもないということなのでしょう。
置く場所を決めていない人ほど、あいているスペースにものを押し込みがちです。不要なものでも、とりあえず詰めておく。だから、収納スペースに余裕がなくなり、入らないものが散らかっていくのです。
1-3.ものを捨てる気持ちがない
散らかっているお部屋の住人は、ものが捨てられないタイプだといわれます。理由は、「大事な品だから」だとか「思い出の品だから」。「いつか使うかも」というのもあります。本当にそうなのでしょうか。
大事な品や思い出の品を、しまわずに放置しておきますか、床に散乱させたままにしておきますか?「いつか使うかも」って、いったい、いつ使うのでしょうか。ぜひ聞きたいものです。
散らかる原因は、できればものを捨てたいけど捨てられないのではなく、そもそも、捨てる気持ちがないから。そんな人に限って、あいているスペースに何でも押し込み、収納が足りないと嘆いたりします。
2.すぐに部屋が散らかる人の共通点
すぐに部屋が散らかる人の共通点を、片付けに対する考え方や心理面から見てみます。いくつかの共通点があることに気づくはずです。考え方を変えなければ、どんなにキレイにする方法を知っていても、お部屋はキレイになりません。どうか、考え方を変えてください。
2-1.苦手なことはあと回しにする
キレイにするのが苦手な人は、ついつい苦手なことは、あと回しにしようとしがちなのが共通点です。あと回しにしたつもりが結局は、キレイにすることがなく、散らかったまま。あと回しにさえなっていません。誰だって、苦手なことをやるのはめんどうだし嫌なもの。苦手なこと、嫌なことこそ優先して解決する考え方にしないと、キレイになりません。
2-2.本心と違う理屈をつける
本心ではないことはわかるのですが、散らかっていることにこだわる共通点もあります。「自分の生活に合う」「この方が落ち着く」と、いい訳をしていませんか?本当は、自分自身を納得させているだけかも。妙な理屈をつけるよりも、自分の気持ちに素直になった方が、精神的にもすっきりするはずです。
2-3.片付け方にこだわる
片付け方にこだわりがあり過ぎて、部屋が散らかっているという共通項もあるようです。こだわるあまり時間がかかってしまい、結局は散らかるというケース。見せる収納を意識している人にいるといわれます。片付けが得意な人が、見せる収納を実践するのはいいでしょう。でも、苦手な人がやると、めんどうになり、散らかってしまうだけです。苦手な人が、片付け方に妙なこだわりをもつと、余計に散らかることがあります。
3.キレイな部屋を維持する方法
考え方を変えたら、あとは実践です。片付けや掃除を終えたあと、いつまでも部屋をキレイに維持してください。
まず、部屋が散らかる原因の項から導かれる維持方法として、次の3点をあげておきます。
- 使ったあとは、元の場所にしまう
- 置く場所を決める
- ものを捨てる
3-1.今ある器に納める
ものが増えたからと、収納を増やすことは厳禁です。これでは際限なくものが増えていき、あふれかえってしまいます。今ある収納に納めることが大事。不要なものや入りきらないものは、処分すべきです。
もったいない、いつか使うかもと思うものも、思いきって処分しましょう。ものを減らすことが大切です。
それでも、部屋が片付かないときにはどうしますか?季節ごとに使うものや大事な品は、トランクルームに預けるのもいい方法です。
3-2.1つ増えたら1つ出す
新しいものが1つ増えたら、別の1つを処分する。このことをルールにしておけば、アイテムが増えることはありません。質という面でも、グレードアップしていくはずです。
3-3.収納に工夫をする
無計画にしまい込むと、無駄なものが多く含まれる心配があります。自分でも、何をどこにしまったのかわからなくなり、いざ使おうとしても探すことさえ困難です。
整理整頓の方法を工夫してください。たとえば、収納ケースやつっぱり棒を活用したクローゼットの有効利用などです。ホームセンターなどには、アイデアグッズがいっぱいありますよ。使う用途ごとに整理するのもいい方法です。使いたいときに、すぐに取り出すことができます。
3-4.毎日少しずつコツコツと
キレイな状態を維持するコツは、少しずつで構わないので、毎日コツコツと片付けや掃除をすることです。気になったところの片付けをするだけでも、キレイな状態を維持できます。寝る前の歯磨きのように、1日の終わりの恒例として、片付けを習慣にしてはどうでしょうか。とても長続きしますよ。
3-5.定期的に見直す
不要なものは捨てた、あるいは、1つ増えたら1つ処分した。そんなつもりでも、生活をしていると、ものはいつの間にか増えていることもあります。一度、すべて取り出して、点検してみてください。必要だと思ったものが、不要なものに変わることもよくあります。
大掃除ではなく中掃除を兼ねるといいでしょう。お部屋全体を一気にやる必要はありません。今月は収納、来月はキッチンというように、お部屋を分けてやっていくと、集中してできます。
4.まとめ
掃除をしても、すぐに散らかるという方に、キレイな部屋を維持する方法を紹介しました。強調したいのは、考え方を変えるということです。考えが変われば、キレイに保っておくことは、決して難しくありません。
考え方を変えたい気持ちになったら、断捨離やミニマリストに関する本を読んではいかがでしょうか。考え方や生き方が変わり、あなたの決意をさらに強くしてくれるはずです。