ストレスさようなら!子供部屋の片付けルールとそのコツとは

子供のおもちゃや本が床に転がって、足の踏み場もない…とお困りではありませんか?「使った物は元に戻して」と何度注意しても、なかなか聞き入れてもらえず、部屋は散らかりっぱなし。
今日は、こんな散らかり放題の部屋をどうすればよいか? 
家族みんなが快適に暮らすための“子供部屋の片付け黄金ルール”とそのコツを順序立ててご紹介しましょう。

  1. どんな子供部屋が理想? 「スッキリ空間」始めの一歩とは
  2. 理想の部屋のイメージはどこにあるの?
  3. 片付けられないのはナゼ?部屋が散らかる理由を知ろう
  4. ラストスパート!片付けと収納の極意とは?

1. どんな子供部屋が理想?「スッキリ空間」始めの一歩とは

テレビや雑誌などで、毎回のように特集を組む片付けや収納術。こんなにたくさんの人が意識を傾けていても、実際のところキレイを習慣化して、スッキリ空間をキープしている人は少ないようです。
そこで、ここでは片付ける前に必須ともいえる「スッキリ空間」への始めの一歩をご紹介しましょう。

1-1. あなたが住みたい理想の部屋とは?

理想の子供部屋は、人それぞれ違うものです。また、子供の年齢によっても実用性や住環境は変わってくるでしょう。
そこで、まずは子供の年齢も考慮しながら、どんな部屋が理想か、イメージしてみます。
子供が小さければお母さんが主導権を握って、子供が大きいなら一緒に相談しながら、理想の部屋を想像してみましょう。

1-2. 妄想でもいい!そこにいる自分を想像してみよう

ぼんやりとした理想のイメージでは、方向性を見失ってしまい、時間の経過とともに、子供部屋はまた散らかってしまうでしょう。
たとえば、勉強やダイエットも同じ。次の試験は、TOEIC800点以上獲得!とか、来月の結婚式まで3キロ落とす!など、明確な数値や目標があればこそ、モチベーションはアップするもの。マラソンだって、ゴールが見えないのに走り続けても、息切れして途中で断念してしまうでしょう。想像はできるだけ明確に、そのイメージした部屋に実際にいると想像できるくらいハッキリしたビジョンを持ちます。

2. 理想の部屋のイメージはどこにあるの?

目標のイメージがなかなか浮かんでこない、どんな部屋が快適なのか漠然として思いつかないなど、片付ける意欲はあっても、最初の一歩でつまずいていませんか?
ここでは、理想の部屋のイメージを持つためのヒントをいくつかご紹介しましょう。

2-1. 理想の部屋の切り抜きを集めてみる

インテリア雑誌はどうでしょう?子供部屋特集に限らず、”これ、ステキ!”と思ったら、何枚か切り抜いてみましょう。
この作業はいわば、潜在意識における本当の理想探し。いろいろな媒体から収集することで、自分でも気付くことがなかった意外な一致点や、理想の暮らしが見えてきます。

2-2. モデルルームやカフェなど、理想の部屋の写真を撮る

インテリアのモデルルームには、訪れるお客の心をガッチリつかむために、心理学や人間工学などの視点も取り入れた部屋をスッキリ見せるヒントがたくさんあります。
「コレッ!こんな部屋が理想!」と思ったら、写真を撮りましょう。
また、最近流行(はや)りのカフェには、本が置いてあったり、色のコントラストを意識したインテリアがおしゃれに配置してあったりと、一般家庭でも使える空間づくりや収納のアイデアがたくさん! 場所によっては、撮影禁止というところもあるので、一言断ってから写真を撮るとよいでしょう。

3. 部屋が散らかる理由を知ろう

理想のイメージができれば、次は片付けられない理由について考えます。
時間がたてばまた散らかってしまう、その理由を探っていくのです。片付かない理由がわかることで、また散らかった部屋に逆戻りということがなくなります。

3-1. おもちゃや本など、物がたくさんありすぎる

子供は成長とともに、必要な物が変わります。小さい時はおもちゃや本、学校が始まれば、教材や身の回り品など、時と共にいる物は変化するでしょう。
しかし、本当に必要かどうか、いつも「物」の存在を見極めていかないと家の中は知らず知らずのうちに物でいっぱいになってしまいます。コップから水がこぼれ落ちるように、物と収納スペースのアンバランスが、散らかりの原因になっているのです。

3-2. 子供の視点に合わせる

「また汚くして、早く片付けなさい!」と、子供に何回も注意していませんか?しかし、そこでお母さんが毎回手を貸していたら、子供の自発的な片付けは習慣化されないでしょう。
どうしたら、家族みんなが気持ちよく過ごせるか、片付けやすい環境づくりをしてみませんか?
次に使うときの取り出しやすさや片付けやすさを最優先に、子供の視点に合わせた環境づくりが大切です。

4. ラストスパート!片付けと収納の極意とは?

目標に到達するには順序があります。
理想をイメージし、片付かない理由がわかれば、あとは理想の部屋に向けてまっしぐら! ラストスパートを決めましょう。

4-1. 仕分けする

足の踏み場もなく、いろいろなところに物が散乱しているのが子供部屋です。
そこで、まずは今ある持ち物をすべて把握するところから始めましょう。
子供部屋が散らかってしまうのは、たくさん物がありすぎることに起因します。学用品、おもちゃ、本など何をどれだけ持っているのか、ジャンルごとに物を仕分けしてみましょう。

4-2. 処分する

部屋が散らかっている理由は、収納スペースに比べて物が多いからです。
子供と一緒に、いらない物は手放すようにしましょう。処分するというと永遠の別れをイメージしてしまいますが、言い換えればこれは、愛(いと)しい物を厳選して手元に残す、大切な作業なのです。

4-3. 収納する

片付けの最終章は収納です。
ふるいにかけて残った物を収納していきます。
せっかく分類した物を点在させないよう、カテゴリーごとにまとめて収納していきましょう。そうすることで、次に使うときに取り出しやすく、また、うっかり買い足すような失敗も省けます。
また、子供が率先して片付けられるように、収納箱にラベルをはったり、手が届く低い場所に収納してあげたりする思いやりも大切です。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、子供部屋の片付けや収納方法について、解説してきました。

  1. どんな子供部屋が理想?「スッキリ空間」始めの一歩とは
  2. 理想の部屋のイメージはどこにあるの?
  3. 部屋が散らかる理由を知ろう
  4. ラストスパート!片付けと収納の極意とは?

キレイに片付いた部屋は心に平穏をもたらします。
今回ご紹介した片付け黄金ルールに従って実行することで、片付けや収納法はもとより、自分にとって何がより大切か、お母さんだけでなく、子供自身も学ぶことができるでしょう。