
いつのまに?!布団にカビが生えていた!取り方などの対処法はコレ
あなたは毎日使う布団のケアをおこなっていますか?ずっと敷きっぱなしの状態にしていないでしょうか?一度布団の裏側やカバーの内側をチェックしてみてください。実は見えない部分にしっかりとカビが生えているかもしれません。カビの生えた布団で寝ていると、健康被害を起こしてしまいます。その前に、布団に生えたカビの取り方や処分方法を実践してください。もちろん予防策も実行しましょう。
1.カビが生えた布団を使い続けるとこんな健康被害が!
「パッと見ためにはちょっと黒っぽくなっているだけ。別に大丈夫でしょ!」なんて軽く考えている人も多いでしょう。しかし、目に見えるのはそれだけでも、カビを放置しそのまま使い続けると思わぬ害が発生します。
1-1.アレルギー疾患
一番多い健康被害として、アレルギー疾患が考えられるでしょう。カビの胞子が原因で、気管支炎や鼻炎などを引き起こします。カビにも種類があり、アレルギー性鼻炎を引き起こす「アスカビ」という種類は、胞子が大きく鼻から吸い込みやすいようです。
風邪のような症状があるのに熱がなく、セキばかりが続くようならカビを疑ってみましょう。微熱を伴う場合もありますので要注意です。
1-2.中毒
中毒というと細菌などによる食中毒を思い浮かべますが、カビでも中毒を起こします。「カビ中毒」といわれ、カビがつくる有毒物質が原因です。このカビ中毒は、腹痛や食べたあとに何かしらの症状が出ることは少なく、慢性的な肝臓疾患・腎臓の障害・ガンなどを引き起こします。食中毒よりもタチの悪い中毒だといえるでしょう。
1-3.感染症
カビが原因の感染症といえば、「水虫」や「たむし」です。水虫の人のスリッパを共有しただけでうつるといわれています。もちろんすぐにうつるわけではありませんが、長期的にカビ菌に触れていればうつる可能性は高くなるでしょう。当然、布団も同じですね。
2.布団に生えたカビの取り方
気をつけていたのにカビが生えてしまったら。どのように取り除くことができるのでしょうか?パッと見ためにキレイになっても完璧に取れていない可能性も考えられます。
2-1.できるなら洗濯
布団そのものにカビではなく、カバーがカビてしまったのなら洗濯しましょう。選択する際には、衣類用の漂白剤を入れます。これだけでほとんどのカビはキレイに取り除かれるでしょう。しかし、あまりにもカビがひどい場合は、処分して新しくしたほうが安心です。
2-2.漂白剤を使う
布団の本体にカビが生えてしまったなら、漂白剤と不要なタオルを使って取り除きます。乾いたタオルに漂白剤を染み込ませ、カビている部分をポンポンとたたき、少しずつ落としていきましょう。完全にカビの色がなくすことは難しいかもしれませんが、色が薄くなったら絞ったタオルで水ぶきします。その後、日に当てて完全に乾かして完了です。天日干しすることで、カビ臭も取れるでしょう。
2-3.専用の薬剤を使う
布団のカビ専用の洗剤があります。頑固で漂白剤ではどうにもならないカビに、使ってみるといいでしょう。専用の洗剤を使えば、キレイさっぱり落とすことが可能です。
2-4.布団のクリーニングに出す
漂白剤や薬剤など自力でカビが落ちない場合は、布団クリーニングに出すことをおすすめします。恐ろしくひどい状態のカビでもキレイになるでしょう。しかし、布団の種類によって異なりますが結構な費用がかかります。高額な布団でない限り、新しく買い直したほうが安くなってしまう場合もあるでしょう。
3.カビてしまった布団の処分方法
カビてしまった以上、どんなにキレイにしても使いたくはない。そんな人もいると思います。そうなるとカビた布団を処分しなければなりません。どのように処分すればいいのでしょうか。
3-1.ごみとして処分する
自治体の可燃ごみや粗大ごみとして処分する方法があります。細かく切り刻み、指定のごみ袋に入れて出しましょう。ただし、カビている布団を切り刻むのですから、マスクをして外で行ったほうが賢明です。細かくするのが面倒であれば、粗大ごみとして出す方法もあります。お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
3-2.不用品回収業者に依頼する
多少の費用はかかるものの、不用品回収業者に依頼すれば面倒な手間は一切なし。自宅まで引き取りに来てもらえるため、カビた布団をいつまでも置いておく必要もありません。好きなときに好きなタイミングで引き取ってもらえるのが最大の利点でしょう。
4.布団がカビないための予防策
「布団がカビて余計な出費が出てしまった!もう二度とカビさせたくない。」「大切な布団だから長く使いたい!」など、布団にカビが生えないように予防しましょう。
4-1.敷きっぱなしにしないこと
カビる原因の1番は、敷きっぱなしにしていることです。なかなか感じ取れないかもしれませんが、人は寝ているあいだにコップ1杯分くらいの汗をかいています。そんな汗をたっぷり吸い込んだ布団を、ずっと敷いておけばカビるのは当然です。毎日たたむのは大変で場所もないというなら、ちょっと立てかけておくだけでもカビを防げます。
4-2.清潔に保つこと
羽根布団でも丸洗いが可能です。定期的に洗濯し、天日に干すだけでカビは抑制できます。クリーニングに出さなくとも、コインランドリーでも選択が可能です。しかし、洗った場合は完全に乾かしましょう。できれば高温でカビやダニを完全に殺菌できるといいですね。布団乾燥機を使うと便利で確実でしょう。
4-3.風通しをよくすること
ベッドの下に風の通り道がない、床や畳にじかに敷いている場合、通気性が悪く湿気がこもることでカビてしまいます。そんなときには、すのこを使ってみましょう。風通しが良くなることで湿気が取り除かれカビが生えにくくなります。押入れなどに片付ける場合にも同様です。ずっとしまったままにせずに、たまには天日に干しましょう。除湿剤を使うのもひとつの手段です。
まとめ
いかがでしたか?布団のカビは健康に悪影響を与え、気持ちの良い眠りを妨げます。カビが生えた布団で気持ちよく寝られるわけがありませんよね。特に小さなお子様がいるようなご家庭では、アレルギー体質になる前に十分に注意してほしいものです。ちょっとした対策でカビは予防できます。日々の健康と質の良い睡眠のためにも、布団がカビない対策を実行しましょう。