
本の収納方法を紹介! ちょっとした工夫で本は取り出しやすくなる!
「本がたくさんあって収納場所に困っている」という人は多いと思います。本はいつのまにか増えてしまうものの代表格ですから、定期的に整理することが大切です。「整理整頓が必要なことはわかっているので、本が取り出しやすくしまいやすい収納方法が知りたい」という人もいるでしょう。
今回は、本の収納方法について解説します。
この記事を読めば、本の仕分け方やどうしても家で収納しきれない本の保管方法もわかるでしょう。本の収納方法に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。
1.本の収納で気をつけるポイント
本の収納は、収納スペースにたくさん詰め込めばいいというわけではありません。はじめに、本を収納する際に気をつけるべきポイントを紹介します。
1-1.奥行きがある本棚に2段に詰め込まない
本棚の中には、奥行きがあるものがあります。「コミックならば奥と手前、2段に収納できます」と宣伝している本棚もあるでしょう。しかし、2段に収納してしまうと奥の本が死蔵品になりがちです。2段に収納する場合は奥の本が死蔵品にならないように工夫しましょう。
1-2.本を横に収納しない
本を横にして積み上げて収納してしまうと、下の本が死蔵品になります。また、どんな本があるかもわかりにくくなるので、本を横にして収納しないようにしましょう。
1-3.本の重さを考慮する
本は量が多くなるほど重くなります。カラーボックスなど安価で多目的な収納スペースにたくさんの本を押し込むと、重さで壊れることもあるでしょう。また、キャスターつきの本棚も本を詰め込みすぎると壊れやすくなります。
1-4.電子保管も視野に入れる
どんなに大きな本棚でも、収納量には限界があります。本が好きな人ならば、読み終わった本でも処分できないことも多いでしょう。そんなときは本を電子化して保管する方法もあります。本を分解しなければなりませんが、収納場所をかなり節約することができるでしょう。
2.本の収納アイデア
では、どうやって本を収納すればしまいやすく出しやすい収納になるのでしょうか? この項ではその一例をご紹介します。
2-1.2段で収納する場合は底上げをする
奥行きがある本棚で2段収納を行いたい場合、奥に入れる本はティッシュボックスなどの上に置いてみましょう。そうすれば、奥の本は手前の本より高くなるので、背表紙が見えます。どんな本が入っているかわかるので死蔵品になりにくくなるでしょう。本を置くものはティッシュボックスのほか、100円ショップで売っている小物入れなどをひっくり返しておいてもいいですね。
2-2.薄い本は書類整理ボックスに入れて整理する
ページ数の少ない薄い本は、本棚に立てようと思っても難しいときがあります。そんな場合は、長方形の書類整理ボックスを用いましょう。そこに入れてボックスごと立てることでうまいぐあいに収納できるはずです。
2-3.本の一時収納ボックスを利用する
本棚が大きく、出し入れを一冊一冊行うのは大変という場合、本の一時収納ボックスを作っておきましょう。必要な本は底にまとめておいておき、1日の最後に本棚に返せば本が家中に散らかることもありません。
2-4.保管しておくだけならばブックコンテナを利用する
「しばらく読み返すことはないけれど、保管しておきたい」という本がある場合は、ブックコンテナを利用する方法もあります。これにいれて押し入れなどにしまっておけば、本棚があくでしょう。ダンボールに詰め込むよりブックコンテナの方が本を傷めずに収納が可能です。
2-5.本棚には常に3割のあきを持つ
定期購読している雑誌があったり、本を月に2~3冊は買う習慣があったりする人は、本がどんどん増えていきます。本棚にすきまなく本を詰めてしまうと、新しい本が入りません。本棚には常に3割程度のあきを作っておきましょう。
3.トランクルームを利用して本を預ける方法
「どうしても家の中だけでは本を収納しきれない」というケースもあります。この項では、トランクルームを利用して本を収納する方法を紹介しましょう。
3-1.トランクルームとはどんなサービス?
トランクルームは、有料で荷物を預かってくれるサービスです。家では保管しきれない荷物を預かってもらうほか、引っ越しなどで置き場所が一時的になくなった荷物を預けるのに利用することもできます。
3-2.トランクルームの種類
トランクルームにはいろいろな種類があります。専用の建物を使っているところもあれば、空き室が多いマンションやアパートを改造した物件もあるでしょう。また、屋外にコンテナを置いただけのものもあります。一般的に管理がしっかりしていて温度管理や湿度管理がきちんとしたルームほど、賃料が高値です。預けるものの種類や量・期間によってトランクルームを選びましょう。
3-3.本を預けるトランクルームの選び方
本は、湿気や高温を嫌います。ですから、温度管理や湿度管理がしっかりされているトランクルームがおすすめです。その一方で、本だけを預けるならそれほど広いスペースは必要ありません。1帖未満のスペースでも数百冊は預けられるでしょう。アルファトランクは0.3帖~のスペースをご用意しており、温度や湿度管理、防犯対策もしっかりとしています。ぜひ、ご利用ください。現在はサイトを開設しているトランクルーム業者も多いので、まずはネットを検索して最寄りの業者を探してみましょう。
4.本を処分する方法
不要になった本を処分する方法はいろいろあります。この項では、その一例を紹介しましょう。
4-1.雑誌は定期的に処分しよう
愛着がある本はボロボロになってもなかなか捨てられません。絶版の本ならなおさらです。しかし、雑誌ならば古いものはすぐに処分できるでしょう。「本がたくさんあるが、処分するふんぎりがつかない」という場合は、まず古雑誌を整理してみましょう。また、旅行・IT・ファッション関連の本は情報が古くなると役に立たなくなります。これらの本も処分するふんぎりがつきやすいでしょう。
4-2.自治体は本を古紙として回収している
自治体に本をゴミとして処分してほしい場合は、ゴミ区分を確認しましょう。多くの自治体では、本は「古紙」扱いです。リサイクルできるので、本だけをまとめて出しましょう。ただし、汚れている本は「燃えるゴミ」扱いになる自治体もあります。事前にサイトなどで確認してください。
4-3.本を売る場合は店を選ぶ
本を買取する店は日本中にたくさんあります。以下のように種類が分類されるので、覚えておきましょう。
- 新古書店:ブックオフに代表されるチェーン店形式が多い。ベストセラーや人気のコミックを高値で引き取ってくれる
- 専門書店:古本屋の中で、特定のジャンルに特化した書店。専門書などを高値買取してくれる傾向がある
売る本によってお店を使い分けることが大切です。
4-4.ネットオークションはまとめ売りがお得
ネットオークションやフリマサイトでも本は盛んに取引されています。人気の本やコミックは高値がつきやすいですが、その期間は短いので売るタイミングを逃さないようにしましょう。一方、完結しているコミックや何巻も出ている小説は、まとめ売りした方が買い手がつきやすくなります。なお、たくさんの本を遠方へ輸送する場合は送料が高くなるので、事前に調べておきましょう。
5.本の収納に関するよくある質問
この項では、本の収納に関する質問を紹介します。
Q.本の電子化にはどんな道具が必要ですか?
A.基本的には、本を解体するカッターや定規、本を電子化するスキャナーがあればできます。
Q.売却できない本はあるでしょうか?
A.古い週刊誌や発行から3年以上がたったIT関連の本、教科書などは売却が難しいと思います。
Q.本の寄付は可能ですか?
A.可能ですが、図書館では希少本以外は寄付を受け付けていません。福祉施設に寄付したい場合は事前に受け付けているかどうか問い合わせましょう。
Q.本はやはり専用の本棚に収納した方がいいですか?
A.重い本をたくさん収納したい場合は、カラーボックスより本棚がいいでしょう。
Q.絵本は売却できますか?
A.はい。人気があるので高値がつきやすいでしょう。
まとめ
今回は、本の収納方法を紹介しました。本好きの人ならば本は際限なく増え続けます。自分の中でルールを決めて本を処分、整理しながら収納していきましょう。