
トランクルームの盗難を防ぐ~業者のセキュリティー対策を要チェック
トランクルームを利用するにあたって、盗難の被害を心配する人は多いでしょう。大切な荷物を預けるときは特に不安になると思います。トランクルームをレンタルしている業者は全国にたくさんありますが、セキュリティー対策や保証内容はそれぞれ異なるのです。どのような業者に依頼し、どのようなトランクルームを利用するのか、よく考えてから契約するとよいでしょう。この記事では、トランクルームの盗難対策や業者の選び方などをまとめてご紹介します。
- トランクルームとは?
- トランクルームでの盗難について
- トランクルームの盗難防止システムについて
- トランクルームでの盗難にあわないために
- トランクルームの盗難にあった場合は?
- トランクルームの盗難にかんするよくある質問
この記事を読むことで、安心してトランクルームを利用する方法がわかります。ぜひ参考にして、大切な荷物を保管してください。
1.トランクルームとは?
まずは、トランクルームについて解説します。
1-1.定義
トランクルームとは、自宅に収納しきれないものや普段使用しないものを一時的に保管するためのレンタル収納スペースのことです。ロッカーサイズのものからコンテナタイプのものなど、さまざまな大きさのトランクルームがあります。日本で荷物を預かるサービスとしては、大きく分けて以下の契約方法に分類されるのです。
- 倉庫業法に基づく委託契約(トランクルーム)
- スペースの賃貸契約
委託契約の場合は、倉庫業法に基づいた管理が行われるため、利用料金も高めです。補償義務も生じることから、高額品などを預けるケースが多いでしょう。スペースの賃貸契約は、トランクルームと区別して「レンタル収納スペース」と呼ばれることもあります。季節のスポーツ用品やレジャー用品、暖房器具などを、使わない時期に保管するスペースとして利用している人が多いでしょう。
1-2.利便性
トランクルームはとても便利なものです。利用することで自宅の収納スペースを確保できるだけでなく、自分の趣味のアイテムを保管しておくこともできます。自分にとっては大切なものでも、家族にとっては邪魔なもの、ということもあるでしょう。そんなときも、気兼ねなく荷物を保管することができます。もちろん、荷物は自由に出し入れが可能です。好きなときに預けて、好きなときに取り出すことができるトランクルームは、非常に利便性が高いと言えるでしょう。
1-3.現状
トランクルームの利用者は年々増加しています。その背景には防犯意識の高まりも関係しており「大切なものを自宅以外の場所に保管しておきたい」という理由から、利用する人も増えているのです。また、ものを減らしてすっきりとしたゆとりある暮らしを求める人が増えているのも理由の一つでしょう。ものを減らすために捨てたいけれど、捨てられないという人はたくさんいます。そんな人たちが、捨てられない大切なものを保管するためにトランクルームを利用するのです。現在、トランクルームの使われ方としては、以下のようなものが多くなっています。
- スポーツ用品やレジャー用品など、日常的に使用しないものを保管しておく
- 下の子が生まれるまでの間、ベビーカーやおもちゃなどを保管しておく
- コレクションアイテムを保管するため、趣味仲間でシェアしている
- リフォーム時に家財道具を一時保管しておく
- 海外赴任中に家具家電を保管しておく
2.トランクルームでの盗難について
トランクルームでは盗難被害が起こり得るのでしょうか。
2-1.盗難はあるのか?
トランクルームに預けている荷物が盗難にあったケースは確かに存在しています。過去に起こった事例として最も多いのが、屋外コンテナに保管していたバイクが盗難されたというものです。カギが壊され、コンテナ内が荒らされていたケースも少なくありません。このようなトラブルを回避するためにも、注意が必要なトランクルームについて知っておきましょう。
2-2.盗難に注意するべきトランクルームとは?
やはり、屋外型のトランクルームは屋内型に比べて盗難被害にあいやすいという特徴があります。最近は防犯対策がしっかりとしている屋外型トランクルームも増えてきていますが、まだセキュリティー面で弱い物件も残っているのです。特に、以下のようなトランクルームには注意してください。
- 監視カメラが設置されていない
- 夜になると周囲が真っ暗になる
- 盗難保険が用意されていない
3.トランクルームの盗難防止システムについて
トランクルームの防犯防止システムはどうなっているのでしょうか。
3-1.セキュリティーについて
どんなセキュリティーが施されているのか、セキュリティーに強いトランクルームはどのようなものなのか、まとめてみました。
3-1-1.どんなセキュリティーが施されているのか?
セキュリティー対策の内容は業者によって異なります。一般的に、屋内型の場合はセキュリティー対策が充実しているトランクルームが多いでしょう。部屋ごとのカギはもちろんのこと、建物自体の入室管理もしっかりしています。そのほかにも、防犯カメラの設置や警備会社による警備システムの導入をしているトランクルームも多いのです。また、スタッフが常駐することで防犯対策をしているところもあります。
3-1-2.セキュリティーに強いトランクルームの特徴とタイプ
セキュリティーに強く盗難の心配が少ないトランクルームとは、以下のようなものです。
- 建物の入り口がカードキーなどで管理されている
- 建物自体が管理されており、部外者が入りにくい
- 防犯カメラが設置されている
- 定期的に警備会社が巡回している
3-2.見極め方
セキュリティーに強いトランクルームかどうかを見極めるために、契約前にしっかりと対策内容や補償内容を確認しておきましょう。セキュリティー対策に力を入れている業者は、保証内容も充実しています。
3-3.選び方
トランクルームを選ぶ際には、立地条件やサイズ、空調などの設備有無はもちろんのこと、セキュリティーと価格設定についてもしっかりとチェックしてください。セキュリティー対策や補償内容が充実している業者は、価格も高めなのが一般的です。大切な荷物を預けるからこそ、安心料として支払う必要があると考えてください。その上で、複数の業者をしっかりと比較し、利用しやすい価格の業者を選ぶようにしましょう。
4.トランクルームでの盗難にあわないために
トランクルームでの盗難を防ぐために、契約前にチェックするポイントや注意点をまとめました。
4-1.契約前にチェックするポイント
契約前にチェックするポイントは、以下のとおりです。
- 荷物の保管場所や出し入れの仕方など使用方法の確認
- セキュリティー対策の内容やトラブル時の補償など契約内容の確認
- 夜間の人どおりが少ない場所でないか、立地や環境の確認
- 常駐スタッフや警備システムの有無などを確認しておく
4-2.保証について
トランクルーム利用中の盗難被害に対して、盗難保険に加入するという対策法もあります。補償内容については業者によって異なりますが、盗難にあった場合、一定金額の損害額が返ってくることもあるのです。事前に契約書の内容をしっかりと確認し、どのような補償内容になっているのか把握しておいてください。契約書に記載がない場合は、必ず直接聞いて確認しましょう。
4-3.使用中に注意すべきこと
トランクルームは頻繁に荷物の出し入れをしないため、盗難にあっても気づきにくいでしょう。被害にあって時間がたってから警察に届け出をすると、犯人を捜すのが難しくなってしまうのです。そのため、できるだけ自宅や職場から近い場所にあるトランクルームを利用し、定期的に様子を見に行くようにしてください。
4-4.注意点とNG行為
トランクルームをレンタルする際、料金だけで選ぶ人が多いと思います。しかし、安さだけで選んでしまうと、自宅から遠くて荷物の出し入れが面倒になってしまいがちです。「盗難被害にあったことに何か月も気づかなかった」という事態が起こる可能性もあるため、料金だけでなく立地条件も頭に入れて考えてください。また、高価なアイテムや趣味のコレクションなどは、高額でもできるだけセキュリティー面が安全なトランクルームに預けることをおすすめします。
5.トランクルームの盗難にあった場合は?
万が一、トランクルームの盗難にあった場合はどうしたらよいでしょうか。
5-1.やるべきことと流れ
盗難被害にあったことに気づいたら、まずはトランクルーム業者への連絡と警察への通報・届け出を行ってください。業者と警察に現場を確認してもらいましょう。業者は盗難に対する補償を行い、警察は犯人を捜します。その後の対応については、指示に従ってください。
5-2.業者の選び方、対応について
盗難の連絡を受けた業者がどのような対応をするかは、重要なポイントになります。しっかりと事態を把握し、補償の対象になるか迅速に調べてくれる業者は信頼できるでしょう。そういった対応力については、業者を選ぶ際に確認しておきたい部分でもあります。もちろん、事態が起こらなければ業者の対応を見ることはできないでしょう。できるだけ契約前に、万が一のときはどのような対応をしてくれるのか確認しておいてください。
6.トランクルームの盗難にかんするよくある質問
「トランクルームの盗難について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめてみました。
6-1.トランクルームを利用することにはデメリットもありますか?
A.毎月の利用料金がかかること、自宅に比べて手軽に出し入れができないことなどがデメリットでしょう。メリットとデメリットをよく考えた上で、利用すべきか検討してください。
6-2.女性におすすめなのはどのようなタイプのトランクルームですか?
A.トランクルームにはマンションタイプ・コンテナタイプ・倉庫タイプなどがあります。女性が安心して利用できるのは、マンションタイプでしょう。常駐の管理人がいるところも多くなっています。
6-3.大量の雑誌類をトランクルームに保管したいのですが、どのようなところを選べばよいですか?
A.紙類は湿気に弱いため、長期間保管しておくとシワや変形が起こりやすくなります。冷暖房などの空調が完備されており、湿度のコントロールができるトランクルームを選びましょう。
6-4.盗難保険は必ず加入する必要があるのですか?
A.保険加入が義務化されている業者もあれば、オプションとして別料金がかかる業者もあるのです。ただし、倉庫会社が運営するトランクルームの場合、倉庫業法によって保険加入が義務づけられています。
6-5.東京でセキュリティー対策がしっかりしたトランクルーム業者を教えてください。
A.東京と神奈川でトランクルームを展開している「アルファトランク」は、出入り口でのセキュリティーチェックや警備会社による24時間監視体制を取り入れている業者です。任意で盗難保険に加入することもできますのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたか? トランクルームの盗難について、事例や対策などをまとめてご紹介しました。トランクルームは非常にメリットが多く、今やたくさんの人が利用しています。しかし、注意しなければ大切な荷物が盗まれてしまう危険もあるということを覚えておきましょう。業者選びをしっかりと行い、安全に利用できるトランクルームを見つけてください。