荷造りってどうやればいいの? 引っ越しの際に必要な準備について!

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

引っ越しで最も重要なのは事前の準備と正しい荷造りです。準備や荷造りを適当に行うとさまざまな不備やトラブルが発生しやすくなります。スムーズに引っ越しを行うためにも、引っ越しの準備と荷造りについてしっかりと学んでいきましょう。

  1. 引っ越しの準備について
  2. 引っ越し準備の方法
  3. 引っ越し荷物はどうすればいいの?
  4. 引っ越し準備に関するQ&A

この記事を読めば引っ越しの準備や荷造りに関する情報を知ることができます。失敗しないために知っておくべきことばかりなので、ぜひ最後までお付き合いください。

1.引っ越しの準備について

1-1.引っ越しの流れ

基本的に、引っ越しは以下のような流れで行います。

  1. 引っ越し方法を選ぶ(自分でやるのか引っ越し業者を利用するのか)
  2. 引っ越しの日程を決める
  3. 業者を利用する場合は業者の選定。自分で行う場合はレンタカーや人手を確保
  4. 荷造りと不要品の処分を行う
  5. 転出届などの各種手続きを行う。また、子どもがいる場合は転校手続きも行う
  6. 荷物を運び出して新居へ送る
  7. 荷物を新居に運び入れる
  8. 荷ほどきをする

1-2.引っ越し準備って必要? いつから始めればいいの?

引っ越しはやることが多くて大変です。新居探しはもちろん荷造りや不要品の処分、住民票の移動など、数えたらきりがありません。ですから、考えなしに始めてしまうとどこかしらに不備が出たり、余計な手間がかかったりすることがあります。引っ越しの準備には余裕を持って3か月~半年はほしいところです。一見、長すぎるようにも思えますが、賃貸の場合は解約手続きに1か月かかることが多いですし、新居探しも考えるとこのぐらいの期間が妥当でしょう。

1-3.手続きについて

引っ越しの際に必要となる手続きは以下のとおりです。

  • 転出届の提出
  • 郵便物の転送届の提出
  • 電気・ガス・水道の手続き
  • 固定電話の変更手続き
  • 各種住居変更の申請(金融機関・クレジット会社・携帯電話会社など)
  • インターネット関連の手続き

転出届は市区町村の役所窓口で行います。ちなみに、市区町村内での引っ越しの場合は「転居届」を提出しましょう。郵便物の転送届は日本郵便のホームページか専用のはがきから申し込むことが可能です。電気・ガス・水道の手続きもインターネットから申請できます。ただし、解約には立ち会いが必要な場合もあるので確認してください。固定電話番号の変更手続きやインターネット関連の変更手続きも契約会社のホームページから可能です。また、携帯会社や金融機関などは住居変更の申請が必要なことが多いので、こちらも会社窓口等で相談してください。

1-4.荷造りで大切なこと

荷造りにおいて大切なことは「不要なものを処分する」ことです。特に新居が現在住んでいる物件よりも狭いときは、事前に不要なものを処分しておかなければいけません。ものが収まりきらず大変なことになってしまうからです。そうでなくても、不要なものを減らせば減らすだけ引っ越しにかかる労力や費用を抑えることができるので、できるだけ処分しておくことが大切となります。

2.引っ越し準備の方法

2-1.スケジュール表とチェックリストを作ろう

引っ越し準備において最も重要な作業といっていいのが、スケジュール表とチェックリストの作成です。これらを作成しているかいないかで引っ越し作業の効率が大きく変わってきます。実際にスケジュール表を作成することで、いつ何をするべきなのかを視覚的に把握可能です。やらなければいけないことを忘れたり後回しになってしまったりする事態を避けることができるでしょう。また、チェックリストを使うこと、ですでに行ったタスクとまだやっていないタスクを把握しやすくなるので、こちらもとても重要です。スケジュール表もチェックリストも市販のものや自作の簡単なもので構いませんので、必ず用意しておきましょう。

2-2.まずすべきこと

まずは仕分け作業を行いましょう。前述したように荷造りでは不用品を処分することが重要です。そのためにはまず、何が不要で何が必要なのかをはっきりさせておかなければいけません。絶対に必要なもの・不要なもの・保留の3つに分け、少し時間をあけてから保留にしたものを必要なもの・不要なものに分けます。不要になったものは粗大ゴミや不燃ゴミとして処分しましょう。
次に、ダンボールなどの梱包(こんぽう)資材を用意してください。梱包(こんぽう)資材は宅配業者の営業所やホームセンターなどで購入できます。また、スーパーなどではお願いすれば無料で提供してくれるところもあるので相談してみてください。

2-3.不用品処分のポイント

不用品を処分する際のポイントは、自分に合った処分方法を選ぶことです。たとえば、なるべく処分費用を安く抑えたいのであれば、自治体を利用して処分するのが合理的といえます。また、なるべく手間や時間をかけたくないのであれば、一度にすべて回収してくれる不用品回収業者を利用するのがよいでしょう。

2-4.注意点

荷造りをする際には中に何が入っているのかダンボールに記載しておくことが大切となります。記載をしておかないと、後で荷ほどきをする際にどこの箱に何が入っているのか分かりづらく不便だからです。また、自分で引っ越し作業をする場合は家電製品などの精密機械は衝撃に弱いことが多いので、梱包(こんぽう)時にはしっかりと緩衝材などを隙間に詰めておきましょう。

3.引っ越し荷物はどうすればいいの?

3-1.自分で運ぶ

自分で運ぶ場合は軽トラックなどをレンタルするか、自前の車で運ぶのが一般的です。また、実家などにいったん荷物を送って保管してから、新居に移す方法で運ぶ方もいます。

3-2.引っ越し業者へ依頼

やはり、最もポピュラーな方法は引っ越し業者に依頼する方法です。引っ越し業者には長年の経験で培われた確かな梱包(こんぽう)・運搬技術がありますのでまず失敗がありません。しかも、作業にかかる時間も短いのでスムーズに引っ越しできるというメリットがあります。そのかわり、引っ越し費用が高額な点がネックです。

3-3.トランクルームを利用しよう

自分で荷物を運ぶ際などには、一時的に荷物を保管しておきたい場面があると思います。いったん実家に移すということもできるかもしれませんが、十分な保管スペースが確保できないことも珍しくはありません。また、新居には入りきらないけど処分できない趣味のものなどは扱いに困りますよね。そんなときに便利なのが「トランクルーム」です。1か月単位から契約が可能なので、引っ越しの際の一時保管場所としても利用可能ですし、趣味のものなどの長期保管場所としても優れています。また、有人警備を行っているトランクルームもあるのでセキュリティーは十分です。空調も完備されているので保存環境も問題ありません。ぜひ、利用してみてください。

3-4.トランクルームの選び方

トランクルームを選ぶ際のポイントは、利用しやすい場所を選ぶということです。郊外などには安いトランクルームも数多くありますが、交通の便が悪く利用しづらいケースも珍しくはありません。引っ越しの一時保管場所として利用するのであれば新居の近くのほうが便利です。また、コレクション等の長期保管場所として利用するのであれば、好きなときに取り出しに行けるように新居や駅の近くなどをおすすめします。ただし、当然のことながら駅に近い物件や都内の物件などは値段が高くなるので注意してください。

4.引っ越し準備に関するQ&A

Q.引っ越し業者を利用する際に事前仕分けなどをしておく必要はありますか?
A.業者や利用するコース内容によって違うでしょう。細かなものは自分で荷造りするのが一般的です。詳しくは業者に尋ねましょう。

Q.トランクルーム業者選びのポイントを教えてください
A.数多くのトランクルームを保有している業者は業績がよいことの証明です。業者ホームページなどを確認して施設を多く持っている業者を選ぶようにするとよいでしょう。

Q.見積もりにお金はかかるのですか?
A.引っ越し業者もトランクルーム業者も、多くの業者は無料で見積もりを行っています。安心して依頼してください。

Q.トランクルームに「屋内型」と「屋外型」があるのですが、何が違うのですか?
A.屋内型はビルなどの屋内に設けられています。そのため、空調が完備されていますし、監視カメラや有人警備などセキュリティーが高いのが特徴です。屋外型はコンテナなどを利用したもので、簡単な換気設備がある程度のため、保管環境はあまりよくありません。また、屋外にあるので比較的セキュリティーが低いというデメリットがあります。そのかわり、屋内型に比べて屋外型は平米あたりの価格が安価です。

Q.少量を預けることもできますか?
A.もちろん可能です。トランクルームは1平米ほどの小さいスペースが基本なので、むしろ、少量保管のほうが向いているともいえます。

まとめ

いかがでしたか? 今回は引っ越し準備に関する情報をご紹介しました。引っ越し準備は非常に重要です。準備をしないで引っ越しを行えばさまざまなトラブルが発生するリスクが高まります。スケジュール表やチェックリストをしっかり作成して、計画的に実行することが大切です。引っ越しの際には、今回ご紹介した情報をしっかりと活用してくださいね。