
トランクルームの選び方を解説! 後悔しないポイントを教えます!
「自宅に収納が足りなくてトランクルームを利用したいので、上手な選び方を知りたい」とお考えではありませんか?
トランクルームを利用すると、自宅に収納が足りない場合でも大切なものを捨てずに保管できて便利ですよね。しかし、数あるトランクルームの中からどんなポイントで選ぶとよいか、利用するときにはどんな点に注意すべきかなど、よく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、トランクルームの選び方を詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、トランクルームを選ぶポイントがよく分かります。トランクルームの利用を考えている人は、お役に立てるはずです。
1.トランクルームとは?
最初に、トランクルームとはどんなものか詳しくご紹介しましょう。
1-1.ビルのフロアを細かく仕切って貸し出す物件
トランクルームとは、ビルのフロアを細かく仕切って貸し出す物件のことです。都市部を中心に、数多くのトランクルームが存在しています。占有スペースは半畳~20畳程度まで、さまざまです。契約は1か月単位が一般的で、都心などで立地条件がよい、占有スペースが広いといった物件ほど月額費用が高くなります。
1-2.トランクルームが急増している背景
トランクルームが急増している背景には、以下のようなことが挙げられます。
1-2-1.収納スペースの不足
トランクルームが急増している理由の一つが、収納スペースの不足です。核家族化が進んだ今、ワンルームや1Kなどの単身者向け物件に住む人が増えています。しかし、単身者向け物件は総じて収納スペースが不足しており、整理整頓をしてもなお収納できずに悩みがちです。また、ファミリー向け物件であっても、家族の人数やライフスタイルによっては、何かと収納スペースが不足しがちになります。こうした事情から、トランクルームを利用する人が多くなっているのです。
1-2-2.災害時のリスク分散
災害時のリスク分散に意識が高まっていることも、トランクルームが急増している理由といえます。何も対策しないうちに自宅が被災した場合、アルバム類や貴重品など、大切なものを失ってしまう可能性もあるでしょう。また、いざというときの防災用品も自宅だけに保管している場合、自宅が被災した場合は活用できないことがあります。そこで、トランクルームを借りて大切なものや防災用品を備蓄しておく人が増えているのです。
1-2-3.リモートワークの普及
トランクルームが急増している背景には、リモートワークの普及も挙げられます。リモートワークの普及により多くの人が自宅で仕事をするようになった結果、部屋の片付けが進んで不用品の保管に困るケースが増えたのです。結果的に、大型家具や家電、シーズンオフの洋服などの保管先として、トランクルームの需要が急増しています。
2.トランクルームを選ぶポイント
トランクルームを選ぶポイントについて、詳しく見ていきましょう。
2-1.信頼できる業者が運営している
まずは、信頼できる業者が運営していることが重要なポイントになります。どんなにそのほかの条件がよくても、いい加減な業者が運営していると何かとトラブルの原因になるからです。たとえば、経営が不安定な業者の場合は、いきなり倒産してしまい、契約中であっても自由に出入りできなくなる可能性があります。大切な荷物を預けるのですから、信頼できる業者が運営しているかしっかり見極めましょう。
2-2.適度な広さがある
トランクルームを選ぶときは、適度な広さがあることをチェックしておきましょう。荷物の大きさや物量に合わせて選ぶことで、効率よく利用できます。預けたい荷物に対して、多少の余裕を持って収納できる広さが理想です。荷物を出し入れする際の動線を確保できるかどうかも、きちんと確認しておくことをおすすめします。
2-3.利用しやすい立地
利用しやすい立地であることも、トランクルームを選ぶときに外せないポイントになります。立地がよいトランクルームは、必要なときにすぐアクセスできて便利です。基本的には、自宅に近い、電車やバスなどの公共交通機関で通いやすいなどの条件を満たしているところをおすすめします。ただし、車を持っている人は、郊外のトランクルームのほうが駐車しやすいケースもあるでしょう。利用しやすい立地条件は人によって異なるため、自分が一番利用しやすいところを選んでください。
2-4.掃除や空調管理が行き届いている
大切な荷物を預けるのですから、掃除や空調管理が行き届いているトランクルームを選ぶべきです。掃除や空調管理が行き届いていれば、保管中の荷物が傷むのを防ぐことができます。反対に、掃除や空調管理がうまくできていないトランクルームでは、荷物が傷んでしまうこともあるでしょう。現場視察の際などに、室内が汚れていないか、室温が暑過ぎたり寒過ぎたりしないかなど、よくチェックしてみてください。
2-5.契約中はいつでも自由に出入りできる
契約中はいつでも自由に出入りできると、何かと便利です。トランクルームに保管中のものでも、突然必要になることもあるでしょう。また、自宅の保管スペースに余裕がなくなり、追加でものを預けたくなることもあるものです。そんなときでも、契約中にいつでも出入りできればストレスを感じません。業者によっては、24時間好きな時間に出入りできるケースもあります。
2-6.セキュリティーがしっかりしている
トランクルームを選ぶときは、セキュリティーがしっかりしていることも重要なポイントです。トランクルームは、ワンフロアを細かく区切ることで、複数の人が利用する形式になります。そのため、セキュリティーが甘いと、何かと不安が残るものです。破損や盗難などの被害を避けるためにも、契約する前にチェックしておきましょう。
3.トランクルームを利用する流れ
トランクルームを利用する流れを、詳しく見ていきましょう。
3-1.条件に合うトランクルームを探す
まずは、希望する条件に合うトランクルームを探しましょう。詳しくは、この記事の「2.トランクルームを選ぶポイント」を参考にしてください。なお、条件のよいトランクルームはすぐに契約が決まってしまうため、業者によってはあえてネットに掲載していないこともあります。そのため、希望条件に合うものがない場合は、直接業者に問い合わせてみるのもよい方法です。
3-2.業者に現場視察を申し込む
希望の条件に合うトランクルームがあったら、業者に現場視察を申し込みましょう。条件に合っているはずの物件でも、実際に現場視察を行うと、気に入らないところがあるなどのミスマッチが起こることがあります。また、掃除や空調管理が行き届いているかどうかなど、現場視察で確認すべきこともあるでしょう。手間はかかりますが、契約してから後悔しないためにも、必ず現場視察を行ってください。
3-3.業者の審査を受ける
現場視察によりトランクルームを気に入ったら、業者の審査を受けましょう。多くの業者では、トランクルームを契約する際、簡単な審査を受けることになります。審査時には、以下のようなものを提出することになるのが一般的です。
【個人契約の場合】
- 利用申込書
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 金融機関取引印と金融機関・支店・口座番号の分かるもの
- 緊急連絡先(身内が原則)
【法人契約の場合】
- 利用申込書
- 3か月以内に取得した商業登記簿謄本
- 代表者の身分証明書
- 金融機関取引印と金融機関・支店・口座番号の分かるもの
- 緊急連絡先(法人の代表取締役が原則)
- 法人の丸印
3-4.業者と正式に契約して利用を開始する
無事に業者の審査を通過したら、正式に契約を交わしましょう。契約時には、初期費用を最初に支払う必要があります。詳しくは、以下を参考にしてください。
- 保証金(2か月分程度)
- 事務手数料(0.5~1か月分程度)
- 初月利用料
- 翌月利用料
上記の初期費用の支払いを業者が確認した後、契約書とカギが送付されて利用開始となります。なお、初期費用の内訳や金額は業者や契約するタイミングによって異なるので、必ず確認してください。
4.トランクルームを利用するときの注意点
トランクルームを利用するときには、いくつか注意すべき点があります。
4-1.大体の利用期間を想定しておく
トランクルームを利用するときは、大体の利用期間を想定しておきましょう。トランクルームは、一般的に1か月単位で契約することが基本になります。1年単位で預けたままにすることも、もちろん可能です。しかし、引っ越しの荷物を一時的に預けるといった場合は、大体いつまで利用するか目安を決めておくことをおすすめします。中には、数年以上預けたままにしており、何となく月額費用を支払い続けているケースもあるので注意しましょう。
4-2.定期的に荷物を確認する
トランクルームを利用する場合、定期的に荷物を確認することも大切です。トランクルームは、基本的に掃除や空調が行き届いているとはいえ、長時間そのままにすると保管中の荷物が変質してしまう可能性があります。害虫やカビなどによる被害を防ぐためにも、定期的にトランクルームに通い、荷物を確認しましょう。長期間保管する場合は、荷物の湿気を逃がすため、こまめに虫干しするなどの工夫も必要です。
4-3.契約違反になる行為を慎む
トランクルームを利用するときは、契約違反になる行為を慎みましょう。利用中に契約違反があったと見なされた場合は、強制解約になることがあるからです。契約違反に当たる行為については、以下のようなものがあります。
- 宿泊
- ペットの飼育
- 植物の栽培
- 飲食
- 喫煙
- 楽器の演奏
- 危険物や法律に触れるものの保管
- 生ものやひどい臭いがあるものの保管
- そのほかに禁止されているものの保管
- そのほかに他人へ迷惑をかける行為
より詳しい内容は、契約書などを確認してください。
4-4.解約する場合は早めに伝える
トランクルームを解約する場合は、早めに伝えましょう。場合によっては、都合のよいタイミングで解約できないことがあります。なお、解約日の設定は、申し込みが受理された日、解約月の末日までなど、業者によってまちまちなので注意しましょう。また、解約日が決まったら、早めに荷物の移動を行ってください。
5.トランクルームの選び方に関するよくある質問
最後に、トランクルームの選び方に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.不動産業者が運営しているトランクルームなら安心できる?
A.断言できません。評判の悪い不動産業者が運営している場合は、何かと不安が残るので避けたほうがよいでしょう。
Q.台車や収納ラックはレンタルできる?
A.業者にもよりますが、台車は利用者専用のものをレンタルできることが多い一方で、収納ラックは利用者が個々に用意するのが一般的です。収納ラックを使いたい場合は、荷物を運ぶ前に手配して組み立てておきましょう。
Q.築年数が古いトランクルームを利用するメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- 相場より安く利用できることがある
- 物件の数が多く希望に合わせて選びやすい
デメリット
- 設備が古く汚れなどが目立つことがある
- ビルの建て替えなどで継続利用が困難になることがある
Q.未成年でもトランクルームを契約できる?
A.業者によっては契約可能です。ただし、保護者の同意書が必要になることが多いでしょう。もしくは、保護者が代理で契約して利用することになります。
Q.トランクルームを月の途中で解約することはできる?
A.業者によっては可能です。ただし、月の途中での解約であっても、利用料金が日割りでの計算になるか、1か月分かかるかは、確認が必要になります。
まとめ
今回は、トランクルームの選び方について詳しく解説しました。トランクルームを選ぶときは、占有スペースの広さ、月額利用料、立地などさまざま条件を吟味することが大切です。たとえば、単に月額利用料が安いことだけで契約してしまうと失敗しやすいので注意しましょう。なお、当アルファトランクでも首都圏を中心にトランクルームを多数運営しており、大変ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。