【衣類の臭い対策】トランクルームで服がカビ臭くなる原因と予防・消臭法を徹底解説!

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「季節外の衣類をトランクルームに預けたら、いざ着ようと思った時にカビ臭い…」そんな経験はありませんか?便利なトランクルームですが、環境によっては大切な衣類に嫌なニオイがついてしまうことがあります。

そこでこの記事では、トランクルームで衣類を保管する際の臭いの原因を突き止め、今日から実践できる効果的な予防策と、万が一ニオイがついてしまった場合の対処法を詳しく解説します。

正しい知識を身につけて、あなたの大切な衣類を嫌なニオイから守りましょう。

  1. なぜ?トランクルームの衣類が臭くなる3つの原因
  2. 保管前の鉄則とトランクルーム選びのコツ
  3. ニオイがついてしまったら…自宅でできる消臭テクニック
  4. 衣類の臭い対策に関するよくあるご質問

1.なぜ?トランクルームの衣類が臭くなる3つの原因

まず、なぜ衣類に嫌なニオイがついてしまうのか、その主な原因を知ることが対策の第一歩です。原因は一つとは限りません。

原因1:湿気とカビの発生

衣類のニオイの最大の原因は「カビ」です。カビは「湿度が高い」「温度が高い」「栄養(汚れ)がある」という3つの条件が揃うと繁殖します。特に、空調設備のない屋外コンテナ型のトランクルームは、夏場は高温多湿になりやすく、カビの温床となりがちです。このカビが出すガスが、あの特有の「カビ臭さ」の正体です。

原因2:保管前の衣類の汚れ残り

一見きれいに見える衣類でも、目に見えない汗や皮脂汚れが残っていることがあります。これが湿気と結びつくと、雑菌が繁殖し、生乾きのような嫌なニオイを発生させます。長期間密閉された空間で保管することで、そのニオイはさらに強くなります。

原因3:他の荷物からのニオイ移り

トランクルームには、衣類以外の様々なものを一緒に保管することがあります。例えば、キャンプ用品やタイヤ、書籍などのニオイが、布製品である衣類に移ってしまうケースも少なくありません。

なるほど…空調がないトランクルームだと、夏はサウナみたいになってカビが生えやすいんですね。
その通りです。だからこそ、衣類のようなデリケートなものを保管するには「環境選び」が何よりも重要になります。次の章で、ニオイを防ぐための具体的な方法を見ていきましょう。

2.保管前の鉄則とトランクルーム選びのコツ

嫌なニオイは、ついてしまってから取るよりも「最初からつけない」ことが最も重要です。保管前の準備と環境選び、この2つを徹底しましょう。

2-1.【保管前の鉄則】衣類をしまう前の3つのチェック

  1. 汚れを完全に落とす:長期保管の前には、必ず洗濯またはクリーニングを。目に見えない汚れもしっかり落とします。
  2. 完璧に乾かす:少しでも湿気が残っているとカビの原因に。収納する前日によく晴れた日で、風通しの良い場所で完全に乾かしきりましょう。
  3. クリーニングのビニールは外す:ホコリよけになると思いがちですが、ビニールは通気性が悪く、湿気をこもらせる原因になります。必ず外し、通気性の良い不織布カバーなどにかけ替えましょう。

2-2.【環境選びのコツ】衣類保管なら「屋内・空調完備」が絶対条件

どんなに準備を徹底しても、保管環境が悪ければニオイのリスクはなくなりません。衣類を保管するなら、以下の条件を満たすトランクルームを選びましょう。

  • 24時間空調・換気設備があるか:カビ対策の要です。常に温度と湿度がコントロールされている屋内型トランクルームなら、衣類にとって最適な環境を保てます。
  • 施設全体が清潔か:定期的に清掃が入っている清潔な施設は、害虫やホコリのリスクも低減できます。契約前に必ず現地を見学して確認しましょう。

2-3.【保管中のひと工夫】防臭・除湿グッズを活用

最適な環境を選んだ上で、さらにグッズを活用すれば万全です。

  • 除湿剤:湿気は下に溜まるので、衣装ケースの底や床に置きます。
  • 防虫剤・消臭剤:成分は空気より重いため、衣類の上に置くのが効果的です。無香料タイプを選べば、他の衣類へのニオイ移りの心配もありません。
  • すのこ:荷物を床に直置きせず、すのこを敷くことで通気性が確保され、湿気対策になります。
準備も大切だけど、そもそもカビが生えないような空調の効いたトランクルームを選ぶのが一番の近道なんですね!
はい、まさしくその通りです。アルファトランクは全施設が24時間空調完備の屋内型ですので、デリケートな衣類の保管にも最適ですよ。大切な衣類を安心して預けられる環境をご提供しています。

3.ニオイがついてしまったら…自宅でできる消臭テクニック

万が一、トランクルームから出した衣類が臭ってしまっても、諦めないでください。自宅でできる効果的な消臭方法をご紹介します。

方法1:酸素系漂白剤でつけ置き洗い

カビ臭さや雑菌のニオイに最も効果的なのがこの方法です。40~50℃のお湯に酸素系漂白剤(粉末タイプがおすすめ)を溶かし、30分~1時間ほどつけ置きしてから、通常通り洗濯します。色柄物にも使えますが、念のため洗濯表示を確認してください。

方法2:スチームアイロンを当てる

洗濯が難しいコートやジャケットなどには、スチームアイロンが有効です。高温のスチームを衣類に当てることで、ニオイの分子を飛ばし、殺菌効果も期待できます。衣類から少し離して、まんべんなく蒸気を当てましょう。

方法3:コインランドリーの乾燥機を使う

家庭用の乾燥機よりもパワフルな、コインランドリーのガス乾燥機もおすすめです。高温の熱風でニオイの原因菌を死滅させ、繊維の奥からニオイを追い出してくれます。洗濯後の仕上げに使うと、ふっくら仕上がり一石二鳥です。

もし臭くなっても、家でできる対処法があると知って安心しました!酸素系漂白剤は便利ですね。
はい、これらの方法でほとんどのニオイは解消できます。ですが、やはり衣類へのダメージを考えると、ニオイを「つけない」ための予防と環境選びが一番大切ですね。

4. 衣類の臭い対策に関するよくあるご質問

Q. 防虫剤はどんな種類を選べばいいですか?
A. 衣類へのニオイ移りを防ぐため、「無臭タイプ」を選ぶのがおすすめです。また、複数の種類を混ぜると化学反応を起こす可能性があるので、必ず1種類に絞って使用してください。

Q. 定期的にトランクルームの換気は必要ですか?
A. 24時間換気システムが導入されている屋内型トランクルームであれば、ご自身で頻繁に換気する必要は基本的にありません。もし空調のない施設をご利用の場合は、月に1度程度は扉を開けて空気の入れ替えをすることをおすすめします。

Q. 一緒に保管しない方がいいものはありますか?
A. タイヤやキャンプ用品、灯油など、特有の強いニオイを発するものは、衣類とは別の場所に保管するのが理想です。どうしても同じ空間に置く場合は、衣類は密閉できる衣装ケースに入れるなどの工夫をしましょう。

まとめ

トランクルームでの衣類のニオイ対策は、「①保管前の完璧な準備」と「②カビを発生させない保管環境選び」の2つに尽きます。特に、24時間空調・換気が徹底された清潔な屋内型トランクルームを選ぶことが、最も簡単で確実な予防策と言えるでしょう。

アルファトランクは、全施設で24時間空調システムを稼働させ、お客様の大切な衣類をお預かりするのに最適な環境を整えています。ご自宅のクローゼットの延長として、安心してご利用いただけますので、ぜひ一度、そのクリーンな環境を見学にいらしてください。