収納が苦手な方必見!!実践しやすい収納術やアイデアはコレだ!!

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

収納上手になりたい、でもうまくいかないと悩んでいる方は少なくありません。
特に、キッチンやクローゼットは収納がうまくいきにくく、解決法を求めている方が多いでしょう。
書店に行けば収納術をテーマにした本がたくさん並んでいます。
また、前述したキッチンやクローゼットをはじめとする、特に散らかりやすい部分の収納術をアドバイスするサイトもたくさんあるでしょう。
そこで、今回は片付けが苦手な方でも実践できる収納アイデアをご紹介します。
一口に「収納術」といってもたくさんの種類があるのです。

  1. 収納ってそもそもどういうこと?
  2. 収納の計画を立てよう
  3. 使いやすい収納方法とは?
  4. 使うと便利な収納グッズ
  5. 困った、ものが捨てられない!!
  6. インテリアは一か所に飾ろう
  7. トランクルームの活用法収納
  8. お役立ちサイト、書籍などの紹介
  9. 収納アイデアにかんするよくある質問

片付けが苦手な方は収納上手な人のやり方を形だけまねしてもうまくいきません。
大切なのは自分に合った片付け方を知ることです。
この記事を読めば、そのヒントがつかめるでしょう。
収納術を身につけたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.収納ってそもそもどういうこと?

はじめに、収納の定義をご紹介します。
ただ単にあいているスペースに目についたものを押しこむことが、収納ではありません。

1-1.収納とは?

収納とは、「ものを出しやすくしまう」ことです。
どんなものでもしまいっぱなしというわけにはいきません。
たとえ年に1度しか使わないものでも、必要なときにさっと取り出せるのが上手な収納なのです。
いくらきれいに整頓されていても、どこに何がしまってあるのか把握できておらず、取り出しにくければ上手な収納とはいえません。

1-2.収納の基本

収納の基本は、「どこに何が入っているか分かるようにしまう」「使う場所の近くにしまう」「使う頻度によって収納場所を決める」ということです。クローゼットの収納を例に挙げて説明しましょう。
クローゼットは大きな長方形の空間です。
何でもしまえます。
しかし、服以外を収納する場所にしてしまうと、使いにくいでしょう。
また、ファミリータイプの家では、各部屋にクローゼットがついています。
この場合、部屋を使う人の服をそれぞれしまいましょう。
そうすれば、必要なときにすぐに取り出せます。
さらに、ポールを使ったり収納ボックスを利用したりすれば、どこに何が入っているかすぐに分かり、取り出しやすくもなるでしょう。
これが、収納の基本です。

1-3.なぜ、収納術がうまくいかないのか?

収納が苦手な人というのは、テレビや雑誌、そして収納術を紹介するブログで紹介されている方法を、形だけまねすることが多いのです。
たとえば、コンパクトだけれど、収納力抜群のグッズが紹介されていれば、とりあえず購入し、目につくものを何でも入れてしまったりします。
これは収納ではありません。
何が入っているかも分かりませんし、使うときのことも考えていないので、使いにくいでしょう。
このように、目的も用途も考えず、「収納上手な人がやっているから」という理由だけでやっても、うまくできません。
また、収納スペースには限界があります。
収納術というのは、不用品を捨てる技術でもあるのです。
明らかに収納スペースを超えるものを無理に収納しても、すぐに散らかってしまうでしょう。

2.収納の計画を立てよう

収納術を実行する前に、まずは計画を立てましょう。
収納スペースは有限です。
それを精いっぱい有効に使うには、ただものを詰めこんではいけません。

2-1.収納スペースの種類を知ろう

家の中の収納スペースにも、種類があります。
たとえば、キッチン(台所)ならばシンク下に大きな収納スペースがある家が多いでしょう。
また、食器棚などの収納家具を置いてあるところも少なくありません。
和室には押入れという日本の伝統的な収納スペースがあるところが多いでしょう。
さらに、家によっては納戸や物おきもあります。
前項でご紹介したクローゼットも、押入れと同じような多目的収納スペースです。
これらの収納場所の特徴をまずは理解しましょう。

2-2.収納したいものを決めよう

収納スペースには、それぞれ適した収納物があります。
たとえば、前述したクローゼットは服を入れるのに最適です。
押入れはもともとふとんを入れる場所でしたが、今では多目的収納場所として、大きなものや季節のものを入れているケースも少なくありません。ですから、まずは収納したいものを収納スペースごとに書きだしてみてください。
ただし、あまり使用場所から遠く離れた場所にしまってはいけません。
また、食器、調理器具など使う場所が決まっているものは、必ずそこに収納してください。
さらに、納戸など部屋程度の大きさがある収納スペースは、なんでもかんでも放りこんでしまいがちです。
しかし、これをやると、どこに何が入っているのかさえ分からなくなるでしょう。
広い収納スペースほど、よく考えてものを収納してください。

2-3.どんな風に収納したいのか考える

最近は、「見せる収納」といって、収納グッズもオシャレなインテリアになるような製品も出ています。
あこがれている方も多いでしょう。
しかし、見栄えよく、機能的で、出し入れしやすいという収納術は、とてもレベルが高いのです。
収納が苦手な方は、とりあえず「出しやすく入れやすい」収納を考えてください。
また、1人暮らし用のワンルームでは、収納スペースが全くないかもしくは狭くてものが入らない、という物件も少なくありません。
その場合は、収納グッズなどを使って収納場所を確保しましょう。
そのために、使えるスペースを計算する必要もあります。

3.使いやすい収納方法とは?

この項では、しまいやすく出しやすい収納術や収納アイデアをご紹介しましょう。
使う頻度によって、収納場所を変えるのもコツです。

3-1.よく使うものほど、出しやすい場所に入れる

持ち物には、よく使うもの、たまに使うもの、使う時期が限られているもの、めったに使わないもの、があるのです。
キッチン用品を例にとってご紹介します。
毎日自炊をする方なら、包丁をはじめとした調理器具、調味料、普段使いのお皿は毎日使うでしょう。
来客用や高級な食器はたまに使います。
土鍋や重箱などは、使う時期が限られているでしょう。
また、めったに使わない大皿や調理器具などもあります。
このうち、毎日使う食器類、調味料、調理器具はさっと取り出せる場所に収納してください。
人のおなかのあたりから目線までの間、というのが一番取り出しやすい場所。
そこにしまえば問題ないでしょう。使う頻度が低く重いものは下の方に、軽いものは上の方に入れます。
これは、押入れ、クローゼットなど、すべての場所で応用がきくのです。
納戸の場合は、使うものほど手前に入れましょう。

3-2.広い場所は収納グッズで区切る

押入れやクローゼット、納戸など広い収納スペースは、ものを突っ込んだだけではすぐにぐちゃぐちゃになります。
このような場所は、収納グッズで区切りましょう。単なるダンボールでも、使い方によっては収納グッズになります。
頻繁に使うものを収納する場合は、重ねても取り出しやすい収納グッズや、キャスターがついている収納グッズなどを利用しましょう。

3-3.めったに使わないものは定期的に整理しよう

毎日の生活の中で、ものは増えていきます。収納スペースは有限です。
ですから、定期的に持ち物を整理しましょう。
めったに使わないものから整理していけば、「使うのに捨ててしまった」ということはありません。
また、衣替えの時期は服を整理する絶好のチャンス。
ワンシーズン着ないものは捨てる、といった決まりを作って整理してください。

3-4.基本は、自分のものは自分で

家族がいる場合、基本は自分のものは自分で整理しましょう。
他人が整理してしまうと、使いにくくなります。
小さな子どもの持ち物は、親が一緒に整理してあげると片付けの練習にもなるでしょう。
また、いくら家族でも個人の私物は勝手に捨ててはいけません。ケンカになります。

4.使うと便利な収納グッズ

この項では、収納グッズについてご紹介します。
いろいろな種類がありますが、使う場所を選ぶことが大切です。

4-1.衣装ケース

プラスチックの衣装ケースは、タンスの代わりとして急速に広まりました。
今では、形もサイズもさまざまなものが販売されています。しわになりにくい服や、軽いおもちゃ、勉強グッズなどを入れておけるのです。
また、クローゼットの中だけでなく、押入れや納戸にも置けます。
さらに、見せる収納としてオシャレなデザインのものを部屋の隅に積んでおいてもよいでしょう。
あまり重いものを入れると、壊れやすいので注意してください。
衣装ケースを利用した服の収納の方法は多数紹介されていますので、参考にしてみましょう。
また、今は洋服だけでなく和服も収納できる衣装ケースもあります。

4-2.カラーボックス、スチール棚

移動できる収納グッズの代表格です。大きさもいろいろありますから、必要に応じて買い足していくこともできるでしょう。
また、安価なので使わなくなったらすぐに処分できます。
カラーボックスの中に小さな整理ボックスを入れれば、細かいものの収納も簡単です。
カラーボックス収納アイデアはインターネット上にもたくさん紹介されています。
スチール棚は、家電置き場としても使えるでしょう。

4-3.壁面収納

壁面収納とは、壁一面を棚として使う収納のことです。
専用のグッズを使い壁に仕切りを作ってしまえば、大容量の収納スペースになるでしょう。
本棚として活用されることが多いですが、テレビなどの家電も収納できます。
押入れやクローゼットに負けないくらいの収納力が得られますが、つけられるところが限られていますし、見せる収納になりますので常に整理整頓しておかないと見苦しくなるでしょう。
また、壁一面でなくても、一部にコルクボードや網をはって収納場所を確保する方法もあります。
ワンルームではこちらの方がお勧めです。

4-4.システム収納

棚や引き出しなど、複数の収納グッズを組み合わせた収納場所のことです。
使う人によってある程度自由にアイテムを組み替えられますので、自由度の高い収納グッズができるでしょう。
家を新築するときに作ってもらう方が多いですが、家族の変化に合わせて調整も必要になります。

4-5.100円グッズ収納

100円ショップに売っている小物をアレンジする方法です。
網やビン、缶などをうまく使えば安価でオシャレな収納グッズになります。
作り方を紹介しているサイトもありますので、参考にしてください。
ただし、100円ショップの収納グッズは大きさに限りがあります。
ですから、むやみに増やしすぎると管理が大変になるでしょう。

5.困った、ものが捨てられない!!

片付けが苦手な方は、ものを捨てるのも苦手という方が少なくないのです。
ですから、収納スペースの奥には、何が入っているか分からないダンボールなどが眠っているかもしれません。
ものの捨て方にはコツがあります。一定期間使わなければ捨てましょう。
「いつか使うかもしれない」と思っても、そのときはおそらく永遠に来ません。
また、自治体のゴミ捨てルールはどんどん厳しくなってきています。
捨てるチャンスがあるときに捨てないと、余計な手間や費用がかかるのです。
服は1年着なかったら捨てる。食器ははしが欠けたら捨てる、などルールを決めましょう。
不用品がたくさん出た場合は、自分で自治体のクリーンセンターに持ちこんでも構いません。
また、新しいものはリサイクルショップやインターネットオークションで売却できます。
ですから、要、不要の区別は早めにつけましょう。

6.インテリアは一か所に飾ろう

収納がうまくいくと、部屋には不要物がなくなります。きれいになった部屋にインテリアを飾りたいという方もいるでしょう。
このとき、インテリアは一か所にまとめて飾ると管理や掃除もしやすいです。
特に、小物類は上にほこりが積もるとうらぶれた印象になります。
ですから、まとめて飾ってこまめに掃除をしてください。

7.トランクルームの活用法

どうしても収納スペースが足りないという場合に利用したいのが、トランクルームです。
この項では、トランクルームの借り方や注意点をご紹介します。

7-1.トランクルームとは?

トランクルームとは、有料の物おきのようなスペースです。
現金や有価証券以外の高価なものから、アウトドア用品までありとあらゆるものを預けられます。
場所によっては、収納スペース、レンタルコンテナ、レンタル倉庫などの呼び方をされているのです。

7-2.借り方

トランクルームを借りるには、運営している業者に申し込みましょう。
サイズも費用もさまざまですので、できれば下見をしておくとよいですね。
また、大きいサイズのスペースを借りるほど料金がかかるので、預けるものはよく考えてください。
さらに、あまり遠くに預けてしまうと引き取りが大変です。

7-3.注意点

トランクルームは場所によってセキュリティーや取り出しやすさ、料金が違います。
たとえば、精密機械や楽器のようなものは、屋外にじか置きされたコンテナに預けることはできないでしょう。
逆に、キャンプ用品を温度や湿度が管理されたところに置く必要もありません。
ですから、預けるものに合った場所を借りましょう。
また、セキュリティーの厳重さをウリにしているところは、出し入れにも手間がかかります。
頻繁に出し入れしたい場合は、ある程度セキュリティーがゆるいところの方がよいのです。

8.収納お役立ちサイト・書籍などの紹介

アイリス収納インテリアドットコム

家庭用品メーカーのアイリスが運営する収納アイデアやグッズの紹介サイトです。
写真入りで見やすいので、初心者にお勧め。

カウモ 100均グッズでオシャレ収納術

100均グッズを使った収納アイデアを35種類も紹介しているサイトです。
すぐに実行できるのも魅力。

漫画で分かる片付け、収納術

片付けられない女だった著者が片付けに挑戦するエッセイ漫画です。
苦手な人の目線なので、共感できることも多いかもしれません。

ダスキン お片付けサービ

大手ハウスクリーニング会社のダスキンが行っているお片付け代行サービスです。
忙しくて片付けができないという方や、高齢者世帯などにお勧め。

ハウスキーピング協会

整理収納アドバイザーや整理収納コンサルタントの認定を行っている団体です。
特に、整理収納アドバイザーは「整理整頓のコツ」が3ステップで学べる認定資格。
整理収納アドバイザー1級を取得すれば、整理整頓のプロ「整理整頓コンサルタント」にも挑戦できます。
整理整頓の苦手な方もチャレンジする価値のある資格です。

9.収納アイデアにかんするよくある質問

Q 賃貸物件でやってはいけない収納術はある?

A 壁に穴をあけるような収納術はやらない方がよいでしょう。
吸盤など跡が残らないものを使って壁面収納にチャレンジしてください。

Q 家中の収納スペースがぐちゃぐちゃ、どこから手をつけたらいい?

A 一番小さなところをひとつ、片付けてみましょう。自信も弾みもつくはずです。
また、一度にすべての収納スペースを同時に片付けようと思ってはいけません。

Q トランクルームはどのくらいの期間から借りられるの?

A 運営会社によって異なります。短い場合は週単位で借りられますが、普通は月単位になるでしょう。
長く借りるほどお得です。

Q トランクルームに預けられないものはあるの?

A 生き物、マッチやガソリン、灯油などの危険物、腐敗する食べ物は預けられません。
未開封のペットボトル、缶詰、ビン飲料などは大丈夫です。

Q 親の家に代行サービスを派遣したい。できるかな?

A 全国に支店のある会社なら大丈夫でしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は収納アイデアをご紹介しました。
家族が多く家が広いほど、収納術は大切になっていきます。
ひとつひとつじっくりと取り組んでいきましょう。