
トランクルームの利用料金はいくら? 相場・選び方などをチェック!
「キャンプ用品などの保管場所がない」「家の収納スペースが狭い」など、保管場所や収納スペースで悩んでいる方は多いでしょう。そんなときにおすすめしたいのが、トランクルームです。「利用料金が高いのでは」とお考えの方も多いと思います。しかし、料金設定や相場などの知識を持っておけば、低費用で利用可能です。そこで、本記事では、トランクルームの基礎知識や料金・選び方のポイントについて説明します。
この記事を読むことで、トランクルームを上手に利用するために必要な知識や料金について知ることができます。利用を検討している方は、ぜひチェックしてください。
1.トランクルームの基礎知識
トランクルームを上手に利用するためには、基礎知識を深める必要があります。概要や利便性・現状・意外な使い方について詳しくチェックしていきましょう。
1-1.どんなものか
トランクルームとは、普段使用しない荷物を一時的に預けることができる貸しスペースのことです。一般的にトランクルームと呼ばれていますが、レンタル収納スペース・コンテナともいいます。種類は多種多様で、大まかに区別すると「屋外」と「屋内」の2種類です。屋外は、空き地などにコンテナが置かれていることが多く、屋内はオフィスビルの一角やマンションの1階部分などに入っています。購入するのではなく、個人または法人が業者と契約して、毎月利用料を支払いながら利用するものです。
1-2.利便性・どんな場合に必要か
自宅に入りきれなかった荷物を置くスペースとして、トランクルームが大活躍します。キャンプ用品やスキー用品などのシーズンものは、使用する期間が限られているはずです。トランクルームを利用すれば、使わないときに収納する場所ができます。また、荷物の出し入れがしやすい場所を選べば、車に積んだり降ろしたりするのも楽です。友人やサークル仲間と共有して使っているものなども、トランクルームが大活躍するでしょう。
1-3.現状について
あまり、馴染みのないトランクルームでしたが、東日本大震災をきっかけに、トランクルームの需要が高まっています。なぜなら、家財道具や思い出の品物を預けておけば、リスク分散ができるからです。家が倒壊したとしても、トランクルームに保管していた緊急用道具が利用できます。いざというときのために、トランクルームを利用する方も、増加中です。また、個人利用では趣味やレジャーの道具、法人利用では使わない書類を預けるなどで、トランクルームの人気が上がっています。そのため、近年は、湿気や温度管理ができる屋内のトランクルームにも注目が集まっているようです。
1-4.意外な使い方について
トランクルームの使い方は、人や状況によってさまざまです。たとえば、引っ越し当日に荷物が整理できないときは、トランクルームの一時利用で荷物を預けることができます。引っ越し業者に頼むこともできますが、トランクルームを利用したほうが安くなる傾向もあるのです。ほかにも、入居先とのタイムラグにより家財の預かりが必要なとき、海外転勤などで自宅から離れなければならないときなど、使い方は多岐にわたります。
2.トランクルームの料金について
トランクルームを利用する際に、最も気になるのが料金と思います。契約を交わす前に、料金設定や内訳・種類ごとによる料金の差・料金相場・安く抑えるポイント・短期の場合などについて、詳しくチェックしておきましょう。
2-1.料金設定について
一般的に、トランクルームの利用料は月額制として支払うことになります。業者や利用するトランクルームの広さ・環境などによって料金が異なるため、事前に確認しておかなければなりません。つい、料金設定にばかり目を向けがちですが、預けたい荷物の性質や大きさ・量を考えて最適な種類を選ぶことが大切です。
2-2.内訳
トランクルーム利用料の内訳は、毎月の利用料・初期費用・更新料などが含まれています。毎月の利用料は固定されているもの、初期費用は契約時に支払うもの、更新料は更新期日が近づいてきたときに契約を続ける場合だけ支払うものです。業者の中には、管理費を別に設定しているところがありますが、ほとんどの場合は月額利用料に含まれています。また、初期費用には、当月分の利用料・数か月分の管理費・契約にかかる事務手数料・カギ代が含まれることもあるため、その点についても確認しておきましょう。
2-3.料金の差について
トランクルームの利用料は、地域・広さ・ビルトインタイプ・コンテナタイプによって異なるので注意が必要です。たとえば、都心部に近くてアクセスの良い場所は、ほかよりも高額な可能性があります。逆に、駅から離れたスペースの狭いコンテナタイプは、ビルトインタイプよりも料金が低めです。ビルトインタイプは防犯や空調システムが整っているところが多いため、料金も高めとなります。
2-4.料金相場
トランクルームの料金相場は、月額2,000~7,000円程度です。ただし、ビルトインタイプで設備が充実しているところは、およそ1畳の広さでも1万円以上かかる場合があります。トランクルームの料金相場は幅広く、種類によって異なることを覚えておいてください。さまざまな種類のトランクルームを比較して、予算と目的に見合った種類を選びましょう。
2-5.安く抑えるポイントとは
安く利用したい方は、月額料金よりも初期費用や管理費などの諸費用に注目してください。初期費用は業者によって大きく異なります。管理費・事務手数料・カギ代・セキュリティー登録などが含まれているため、どこにいくらほどかかるのか、きちんと確認することが大切です。また、荷物量に適した収納サイズを選びましょう。利用料はサイズが大きいほど高くなるため、無駄のない収納サイズにしたほうが安く抑えることができます。複数の業者・トランクルームを比較することも、大切なポイントです。
2-6.短期の場合について
6か月以内など利用期間が短期の場合は、特に、月額料金よりも初期費用に注意しておかなければなりません。なぜなら、支払い総額に占める初期費用の割合が大きくなるからです。また、解約手数料の有無や最低利用期間も確認しておきましょう。業者によって「最低○か月は継続利用してください」と、最低利用期間が決まっています。「6か月間だけ利用したかったのに、最低利用期間が12か月までだった!」と、ならないように気をつけてください。
3.トランクルームの選び方のポイント
安心して荷物を預けることができるか否かは、トランクルームの選び方にかかっています。ここでは、選び方や業者選びの注意点、トランクルームの借り方・大まかな流れ、注意点について詳しくチェックしていきましょう。
3-1.選び方とは
トランクルームを何のために利用するのか、目的を明確にしておきましょう。預ける荷物をハッキリしておけば、その性質や量に見合った種類を選ぶことができます。たとえば、絵画や思い出の品々などを預ける場合は、温湿度が管理できる・防犯システムが充実しているところが理想的です。特に、セキュリティーシステムは24時間体制か、管理者が常に属しているのか、細部まで確認しましょう。これらを踏まえた上で、予算内に抑えることができるか、複数のトランクルームを比較してみてください。
3-2.業者選びの注意点
吟味せずに業者を選べば、盗難などのトラブルにあう恐れがあります。実際に、防犯システムを重視していなかったせいで、骨董品を盗まれた方もいました。高価なものや大切なものを収納したい場合は、防犯システムが充実している業者を選んでください。業者選びで悩んだときは、以下のポイントに注目するといいでしょう。
- 管理費や事務手数料などが不要か
- トランクルームの種類が豊富か
- 簡単な契約で利用できるか
- 低価格の利用料で借りることができるか
- スタッフの対応が丁寧かつスピーディーか
- 事前に現場確認ができるか
- 都道府県知事から認可を得ているか
スタッフの対応が悪い業者は、悪徳業者の可能性があります。少しでも疑問点や不安な点を感じたときは、契約しないように注意してくださいね。
3-3.トランクルームの借り方・大まかな流れ
トランクルームの借り方が簡単なことも、人気の秘訣です。保証人などは必要ないため、必要な書類を用意すれば、すぐに借りることができます。数あるトランクルームを運営している「アルファトランク」における大まかな流れを、以下にピックアップしてみました。
- インターネットまたは電話で問い合わせをする
- 申込書・契約に当たっての確認事項の書面がメールまたはFAXで送付される
- 申込書と本人確認書類を一緒に、メールまたはFAXで返送する
- 契約担当者から申込者様宛連絡がきて、清算書がメールまたはFAXで送付される
- 入金確認が取れしだい、カギ・契約書・口座引落依頼書を宅急便で送られる
- 同封されている返信用封筒に契約書1部・口座引落依頼書・本人確認書類(コピー)を入れて返送する
3-4.注意点
屋内型のトランクルームは、外気の影響を受けにくい傾向はありますが、夏は湿気ますし冬は乾燥します。そのため、荷物の品質を保つためには、防犯システムはもちろんのこと、空調完備のトランクルームを選択しなければなりません。設定温度や24時間稼働しているか、換気は十分かなど、細かい点にまで注意してください。
4.トランクルームに関してよくある質問
トランクルームに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。利用を検討している方は、ぜひチェックしてください。
4-1.契約前に、トランクルームは確認できるのか?
「アルファトランク」の場合は、契約前に確認できます。汚れや傷み・破損・汚損があるかどうか、預けたい荷物に適した環境であるか、細部まで確認してください。もし、気になる点があれば、その場でスタッフに尋ねましょう。きちんと説明をしない・対応しない業者には依頼しないように気をつけてください。
4-2.更新料はいくらぐらいか?
ほとんどの業者では、契約期間が過ぎても利用者が解約の意思を表明しない場合は、自動更新となることが多いものです。翌月からも同じ月額利用料を支払うことになるでしょう。この場合、更新料は請求されない傾向があります。ただし、契約の内容や業者によっては、更新料がおよそ数千円かかることもあるので注意が必要です。
4-3.契約に何が必要か?
「アルファトランク」の場合は、本人確認書類、認印、金融機関・支店・口座番号が分かるもの、契約時に必要な費用(保証金2か月・事務手数料0.5か月など)を用意してもらいます。さらに、個人契約の場合は身内の方、法人契約の場合は代表取締役の方の緊急連絡先が必要です。
4-4.トランクルームに預けることができない荷物とは?
トランクルームにすべての荷物を預けることはできません。たとえば、数千万円もする貴重品・現金・通帳・権利書・生もの・腐敗するもの・危険物などはNGです。業者によって異なるため、事前に確認したほうがいいでしょう。
4-5.解約したい場合はどうすべきか?
解約を申し出るタイミングは、1か月以上前となっている業者がほとんどです。中には、申し出た月末で解約できるトランクルームもあります。できるだけ、早めに解約を伝えたほうがいいでしょう。念のため、契約前に確認事項を細かくチェックしてくださいね。また、解約の旨を早めに伝えなければ、翌月の利用料も支払う必要があるので要注意です。
まとめ
いかがでしたか? トランクルームは、自宅に収納できない荷物を預けることができる貸スペースです。スキー用品やキャンプ用品など、普段使わないものの収納場所や、リスク分散として緊急用品や思い出の品の保管に最適な場所となります。「トランクルームの利用料は高い」と思いがちですが、相場は2,000~7,000円です。トランクルームの場所や種類・広さ・設備などによって変わるため、預けたい荷物を踏まえながら最適な種類を選んでください。トランクルームの基礎知識を持っておけば、最適な種類が選択でき、上手に利用できます。