テントを傷めない!? 知っておきたいキャンプ用品の保管・収納方法

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

楽しいキャンプの後で頭をかかえてしまうのが、テントなどキャンプ用品の収納方法です。特にテントはかさばるので、収納・保管に苦労している方が多いのではないでしょうか。しかし、「面倒だから」「たまにしか使わないから」と言って適当にテントを収納してしまうと、傷んだり寿命を縮めたりする原因にもなってしまいます。また、カビや汚れなど臭いの原因にもなってしまうのです。そこで今回は、テントを快適に長く使い続けるための収納方法や保管のテクニックをご紹介します。

  1. テントの保管と収納方法について
  2. テントの保管場所・保管方法について
  3. テントの保管にトランクルームを活用する
  4. トランクルームの業者選びについて
  5. テントの保管・収納方法についてよくある質問
  6. まとめ

テントの収納方法がいまいちわからないという方や、ギュウギュウに詰め込んでしまっている方にはぜひ読んでいただきたい記事です。テントを正しく保管・収納することによって、楽しいキャンプがより楽しくなることでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください。

1.テントの保管と収納方法について

1-1.テントの保管の悩みとは

1-1-1.テントは使用頻度が低い

テントをはじめ、キャンプ用品を使う頻繁はそう高くはないかと思います。使用頻度が中途半端な物ほど、収納場所に困ってしまう方も多いでしょう。キャンプをより快適に楽しむためにも、準備や後片付けで余計なストレスは感じたくないですよね。

1-1-2.テントはかさばる

テントは、本体だけでなくグラントマットやテントマットなど大変かさばります。畳むだけでも精一杯で、テントが傷むのがわかっていても、ついギュウギュウに押し込んで収納してしまっているという方も多いのではないでしょうか。

1-1-3.収納場所がない

テントは大変かさばるので、収納を工夫したところで、物理的に入らない物は入りません。屋内での収納が無理だからと言って、ガレージや車庫など屋外に放置していてはテントが傷む原因になってしまいます。

1-1-4.ホコリ・カビ・湿気問題

テントは屋外で使用するものですので、ある程度の汚れは仕方ありません。しかし、泥やホコリによる汚れや、湿気によるカビは、テントの寿命を縮めたり、次のキャンプの時に不快な思いをしたりする原因になります。

2.テントの保管場所・保管方法について

2-1.テントはどこに置くべき?

テントは、屋内保管が基本です。物置やガレージにしまっている方もいらっしゃいますが、できれば屋内にしまいましょう。紫外線もテントを傷める原因ですし、温度や湿度が調整しやすいため保管に向いています。押し入れや天袋、クローゼットなどにしまっている方が多いです。

2-2.理想のテントの収納場所とは

収納場所の湿気はテントにとって大敵です。テントの収納場所は、なるべく湿度の低い場所がいいでしょう。また、テントは必ず乾かしてから収納してください。ぬれたまましまうと傷みやカビの原因になってしまいます。

2-3.風通しについて

テントを収納するうえで、湿気対策と同様、風通しをおこなうことが重要です。衣類をハンガーにかけて収納するように、テントも風通しを良くすることで持ちも良くなります。

2-4.テントの汚れについて

テントに付いた泥汚れなどを放置しておくとテントが傷んだり、においの元になったりしてしまいます。テントは現地で汚れを落とし、水洗いしてしっかり乾燥させてからしまいましょう。

2-5.湿気対策について

テントの湿気対策には、市販の乾燥剤や除湿剤がおすすめです。ただし、乾燥剤などには使用期限があるので、定期的に交換する必要があります。

2-6.保管のコツについて

2-6-1.干し方のコツ

テントを畳む前に、しっかりと乾燥させましょう。乾燥させるには設営時の状態で風を通すのが最も良い方法です。屋内でも屋外でもいいので、水気がなくなるまでしっかり風をあてましょう。屋外で乾かす場合は、ビニールシートなどがあるとテントが汚れずにすみます。

2-6-2.畳み方のコツ

テントを畳む際、しっかりと空気を抜くことでテントのかさばりを押さえることができます。ひと折りするたびに、手で優しく生地をならしたり押し込んだりして、空気を抜いてください。畳み方については動画を参考にするとわかりやすいです。

3.テントの保管にトランクルームを活用する

3-1.トランクルームとは

トランクルームとは、月額制のレンタルスペースサービスです。小部屋くらいの大きさから、コインロッカーサイズまで、さまざまな種類のスペースを借りることができます。部屋の体積や立地などによって月額料金が決まっているのです。

3-2.トランクルームはどんな人におすすめ?

テントのような、使用頻度が低くかさばるキャンプ用品などの収納には、トランクルームの使用をおすすめします。キャンプ用品以外にも、季節家電やレジャーグッズを収納している人が増えてきているのです。

3-3.トランクルームのメリット

トランクルームの代表的なメリットをご紹介します。

  • 家のスペースを有効活用できる
  • 家の無駄な空間を使わないため家賃の節約につながる
  • レジャーの行き帰りに立ち寄ることで、手ぶらでキャンプに行ける
  • 湿度・温度管理を自分でしなくても良い
  • セキュリティーが徹底している

3-4.テントの保管に向いているトランクルームとは

トランクルームは基本的に屋内に設置されていることがほとんどです。テントの保管は高温多湿・紫外線などを避けたほうがいいですので、屋内のトランクルームを使用しましょう。湿度・温度を保つためにも、空調がきちんと完備されていることも重要です。

3-5.テントの保管のポイント

トランクルームにテントを保管する時には、温度・湿度は設備におまかせしても大丈夫です。心配な場合は除湿剤や乾燥剤を置いても良いでしょう。

4.トランクルームの業者選びについて

4-1.業者選びのポイント

トランクルームを借りる際のポイントをご紹介します。料金などだけで適当にトランクルームを決めてしまうと、大切なテントが傷んでしまうかもしまうかもしれません。下記のポイントをしっかり押さえましょう。

  • 地域に対応しているか
  • 広さを選べるか(無駄に広くないか・ギュウギュウ詰めにしなければならないほど狭くないか)
  • セキュリティーは安全か
  • 取り出し時間(365日24時間可能など)
  • 空調は完備されているか

4-2.トランクルーム使用の流れ

ご参考として、弊社のトランクルームについて、ご利用の流れをご紹介します。

  1. お客様:HP・電話でお申し込みいただきます
  2. 弊社:申請書を郵送します
  3. お客様:ご記入および本人確認書類を付けてご返送いただきます
  4. 弊社:精算書を送付(FAX・メール)します
  5. お客様:精算書のとおりご入金いただきます
  6. 弊社:入金確認後、カギ・契約書・口座引落依頼書を郵送します
  7. お客様:書類をご返送いただきます

入金方法やカギの引き渡し方などは業者によって異なります。身分証明が必要であることはどの業者も共通していると言えるでしょう。

4-3.トランクルームの料金

トランクルームの月額料金相場は「(畳数)×(1.2万円~1.5万円)」程度です。テントの収納でしたら1畳あれば十分でしょう。他にもキャンプ用品やレジャーグッズを入れたい場合には広めのトランクルームにしてもいいですね。たとえ狭いトランクルームでも、高さがあればラックなどを使用することでより多くの物を収納することができます。トランクルームの料金を見る場合は、広さだけでなく高さも意識するようにしましょう。

4-4.トランクルームを使用する場合の注意点

トランクルームは気軽に物を収納できる大変便利なスペースです。しかし、なんでもかんでも詰め込んでしまうと、何を収納したかわからなくなってしまいます。トランクルームに物を収納する際は、物の名前・日付・場所(「ラックの上段」「青い袋の中」など)・除湿剤の消費期限などをメモしておくと便利です。家から離れた場所に物を収納することになりますが、「その物を所持しているのだ」という意識は忘れないようにしましょう。

5.テントの保管・収納方法についてよくある質問

5-1.テントやキャンプ用品を車に収納してもいい?

車内は高温になりやすいため、テントの収納場所としてはあまりおすすめはできません。また、重量によりガソリン代が余分にかかってしまったり、車内が狭くなってしまいます。使用しないキャンプ用品は車に積まないようにしましょう。

5-2.トランクルームを試してみたいが、何か月から契約可能ですか?

弊社では、最短1か月からのご利用が可能です。また、途中解約なさってもペナルティはありません(翌月末までの利用料金のお支払いとなります)。

5-3.テントやキャンプ用品をレンタルしたい

テントなどのレンタル料金は1回あたりおよそ2万円かかります。キャンプ用品は、レンタルとはいえそこまで安くないのが特徴です。「絶対に今回1回しか使わない!」という場合にはいいかもしれませんが、そうでない場合は購入したほうがお得でしょう。

5-4.テントをきれいに洗うための洗剤は?

テント専用の洗剤も市販されていますが、洗濯用の粉せっけんや手洗い用の一般的な固形せっけんでもOKです。合成洗剤よりもこれらせっけんのほうが生地を傷めません。ぬるま湯にせっけんを溶かし、泡を使って優しく洗えばテントに負荷をかけずにきれいに汚れを落とせます。

5-5.テントを長持ちさせる保管・収納方法のコツは?

テントを収納する前に汚れや水分を落とすことが重要です。テント用のはっ水スプレーを使うことで、余分な水分を早く乾かすことができます。また、収納する際はギュウギュウに畳むよりも、掛ける・つるすなどの収納のほうが風通しが良くなるので、テントの寿命が長くなるでしょう。もし、畳んで収納する場合は風通しや湿度などにより注意してください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。せっかくの楽しいレジャーが、テントがカビ臭い・穴が開いたなどの理由で台無しになったら嫌ですよね。キャンプを楽しむためにも、テントなどのキャンプ用品は正しく収納しましょう。使用頻度が低い方は、トランクルームをおすすめします。あまり使わない物のために貴重な家のスペースや家賃を使うのはもったいないです。また、正しい収納方法で保管することにより、より長くテントを使うことができます。ぜひ試してみてください。