
収納が足りない場合はどうする? さまざまな解決方法を詳しくご紹介
一人暮らしのマンションや狭小住宅では、収納が足りなくて困ることがあります。収納が足りないとものがしまいきれず、部屋に新たな家具を設置しなければならなくなるのです。家具が増えると圧迫感を抱くため、既存の空間を生かし、収納を作ることはできないかと考えることがあるでしょう。とはいえ、収納は増やすことができるのか、収納を増やすことができない場合はどうすべきかなど、さまざまな疑問が出てくるものです。
そこで、本記事では、収納を増やすリフォームやリフォームの際に注意すべきことなどをご紹介します。
- 収納が足りない問題を解決するには?
- 収納を増やすリフォームにはどんな方法があるのか?
- リフォームの際に押さえておくべきポイント
- リフォーム会社の選び方
- トランクルームの活用法
- 収納の不足やリフォームでよくある質問
収納をリフォームして作るのが難しい場合は、トランクルームを活用して別の場所へものを保管する方法もあります。トランクルームの活用法についても覚えておきましょう。
1.収納が足りない問題を解決するには?
収納が足りない問題は、どのように解決すればいいのでしょうか? 具体的な方法をご紹介します。
1-1.デッドスペースを活用する
部屋にはデッドスペースがあります。デッドスペースは収納にするのに適した場所であるため、存分に活用しましょう。廊下やキッチンの壁・クローゼットの下部・屋根裏など、デッドスペースはさまざまな場所にあります。部屋の中を見直し、デッドスペースを探してみてください。
1-2.壁面収納を活用する
家具を複数増やすより、壁面収納を活用するといいでしょう。壁面収納は足元から天井までの高さがあるものを選ぶと、収納力が大幅にアップします。また、壁面収納は空間を圧迫しないデザインであるため、部屋が狭くならないのがメリットです。
1-3.小上がり収納を設置する
リビングやダイニングに小上がり収納を設置する方法があります。小上がり収納は、ものをしまう場所として使うだけでなく、ベンチやくつろぐ空間として使うことができるのがメリットです。大きなものをしまう場所にも適しています。
1-4.リフォームする
リフォームで収納を新たに作る方法があります。間取りを変更して収納場所を作る・ウォークインクローゼットを新設する・床下収納を作るなどの方法です。押し入れをクローゼットに変更し、使いやすい空間にするだけでも、収納量を増やすことができるようになるでしょう。
2.収納を増やすリフォームにはどんな方法があるのか?
収納を増やすリフォームについて解説します。
2-1.シューズクローゼットを作る
玄関には、シューズクローゼットを作ることができます。天井まで高さがあるシューズクローゼットは、玄関周りのものをすべてしまうことができる方法です。シンプルな空間を維持したまま、収納力を大幅に上げることができるでしょう。
2-2.ウォークインクローゼットを作る
タンスなどを増やすより、1部屋をウォークインクローゼットにする方法を取り入れてみましょう。納戸などを選んで、リフォームする方法もあります。ウォークインクローゼットは服や小物類をしまい、整理整頓することができる収納です。ものが目に触れることがなくなり、部屋が散らかるのを防ぐことができます。
2-3.押し入れをクローゼットに変更する
押し入れは奥行きがあり、ものを出し入れしにくい設計です。うまく使いこなすことができない場合は、クローゼットに変更するリフォームを考えてみましょう。収納がない部屋の場合、新たにクローゼットを作ることもできます。
2-4.ロフトを作る
屋根裏などのスペースを活用し、ロフトを新設するリフォーム方法があります。ロフトは、収納として活用できるだけでなく、本棚を置く・子どもの遊び場にする・寝室として使うなど、幅広い使い方ができるでしょう。ロフトはおしゃれな印象を与えてくれる空間です。リフォームで収納を増やすとともに、スタイリッシュな空間を手に入れましょう。
2-5.キッチンに背面収納を新設する
キッチンの背面は、デッドスペースになりやすい場所です。導線を遮らない程度の幅に抑え、背面に壁面収納などを作ってみましょう。壁面収納は、キッチンの幅や高さに合わせ、リフォームしてもらう方法がおすすめです。市販の家具を置くより、コンパクトですっきりした収納を作ることができます。
3.リフォームの際に押さえておくべきポイント
リフォームを行う際は、どのような点を意識すればいいのでしょうか? 注意点などをご紹介します。
3-1.収納は扉の形状に気をつける
リフォームして収納を作る場合は、扉の形状に気をつけましょう。観音開きなど通路を圧迫する扉を設置すると、開閉時を考慮し、余分なスペースを確保しなければなりません。折れ戸や引き戸を設置することを考えてみましょう。
3-2.適切な収納量を意識する
リフォームで収納を新設する際は、適切な収納量を意識することが大切です。収納量が多すぎると無駄なスペースが生まれ、収納量が少なすぎるとものを詰め込まなければならなくなります。事前に何をどのくらい入れるのかを想定しておき、注意して設計しましょう。
3-3.動線を遮らない
リフォームで収納を増設する際は、動線を遮らない工夫が必要です。動線を確認しておき、設計段階で反映されるよう伝えておきましょう。業者と一緒に動線を確認しながら、収納の配置や奥行きなどを決めると安心です。
4.リフォーム会社の選び方
リフォーム会社は、どう選べばいいのでしょうか? 業者選びのポイントをご紹介します。
4-1.収納リフォームの実績が豊富
収納リフォームは、暮らしやすい空間を維持したまま、収納スペースを十分に確保できるよう配慮する必要があります。そのため、収納リフォームの実績豊富な業者を選ぶことが大切です。実績豊富な業者であれば、さまざまなアイデアを提案してくれるでしょう。
4-2.良心的な対応をしてくれる
リフォームを気持ちよく進めるためには、担当者が良心的な対応をしてくれることもポイントとなります。担当者の対応は、リフォームにも反映されるものです。電話やメールでの問い合わせに対し、迅速かつ丁寧に応じてくれるか、しっかり見極めましょう。
4-3.利用者から高評価を得ている
実績や対応に加え、実際に利用した方から高評価を得ていることも確かめておきましょう。ネットでのクチコミなどで、業者のサービスに対する声などもチェックしておくと、業者を比較する際の参考になります。
4-4.見積もりに内訳がしっかり明記されている
業者によって、見積もりはまちまちです。複数の業者から見積もりを出してもらい、比較検討しましょう。見積もりに内訳がしっかり明記されていることが大切です。作業内容や単価などが明確であれば、リフォーム後に想定外の追加料金が発生するなどのトラブルも起こりにくくなります。
5.トランクルームの活用法
部屋に収納を増やすことができない場合は、トランクルームを活用することも検討してみてください。トランクルーム選びのポイントなどをご紹介します。
5-1.トランクルームとは?
トランクルームは、荷物を保管しておくレンタルスペースのことです。トランクルームを運営する会社と契約し、月額利用料を支払って借りる形式となっています。月額利用料は、トランクルームの立地や広さによって異なるため、利用前にしっかり確認することが大切です。
5-2.トランクルームにはいろいろな活用法がある
トランクルームには、いろいろな活用法があるのが特徴です。季節外の服やアウトドア用品を保管する・引っ越し時に一時的な荷物の保管を行う・自宅に置ききれない荷物を預けておくなど、人によって使い方は異なります。部屋が狭くて荷物を収納するスペースに困っている・リフォームをすることができないという方は、トランクルームを活用して荷物を保管する方法も検討してみてください。
5-3.トランクルーム選びのポイント
トランクルームを選び際は、セキュリティーがしっかりしており、荷物の出し入れがスムーズにできることなどをチェックしておきましょう。運営会社によっては、荷物の出し入れができる時間帯を決めているところがあります。トランクルームの運営会社・アルファトランクでは、24時間自由に出し入れができるのが特徴です。また、防犯カメラの設置や警備会社との連携で、セキュリティー体制も万全に整っています。保険に加入しているため、盗難や事故などトラブルがあっても保証の範囲でカバーしてもらえるのです。
6.収納の不足やリフォームでよくある質問
収納不足やリフォームに関する質問を集めました。
Q.収納リフォームにはいくらぐらい費用がかかるのか?
A.費用は、リフォーム内容によって異なります。リフォーム会社ごとに費用に差が出る場合もあるため、見積もりを出してもらい、費用を比較することが大切です。また、施工内容やデザインと併せ、リフォーム会社の腕もしっかり確認しましょう。
Q.収納リフォームを行うことで得られるメリットとは?
A.リフォームを行うことで、快適な収納環境にすることができます。ものの出し入れがスムーズになり、ものの管理がしやすくなるのがメリットです。目が行き届くことで、持ち物を把握できるようになり、衝動買いなども減らすきっかけになるでしょう。
Q.収納不足を解消しないと起こるリスクは?
A.収納が不足していると、ものを限られたスペースに詰め込むことになり、収納内に湿気がこもりやすくなります。こもった湿気により、害虫やカビが発生する可能性が高まるでしょう。収納不足は放置せず、早めに解消することが大切です。
Q.どこに収納を増やしたらいいのか分からない場合は?
A.リフォーム会社に相談してみましょう。リフォーム会社では、現地調査を行ってくれます。収納に困っていることなどを相談し、適切な収納リフォームを提案してもらうといいでしょう。
Q.本が多く、本棚を増設することができない場合はどうすべきか?
A.本をトランクルームに保管することを考えてみましょう。トランクルームを書庫として活用すれば、本を処分せず保管することができます。ただし、本は湿気に弱いため、空調管理が行き届いたトランクルームを選ぶことが大切です。
まとめ
部屋に収納が足りない場合は、デッドスペース・壁面収納・小上がり収納を活用してみましょう。収納不足を解消すれば、ものの出し入れがスムーズになり、目が行き届きやすくなります。自分で収納を増やすことができない場合は、リフォーム会社に依頼する方法も検討してみてください。収納リフォームの実績豊富な業者に依頼し、適切なリフォームを提案してもらいましょう。また、自宅以外に収納場所を持つ選択肢として、トランクルームを視野に入れてみてください。トランクルームの選び方などを覚えておくと安心です。