自力で引越しをするために押さえておくべき!冷蔵庫の運び方ガイド

業者を使わずに引越しをする場合には、大型家電も自分の力で運ばなければいけません。特に運搬が難しい家電製品の1つに、冷蔵庫があります。

ただ、自分で引越しをすれば、それだけで引越し費用を抑えることができますから、「自分の力で頑張りたい!」という方も多いでしょう。そこで、こちらでは冷蔵庫を安全に運搬するためのコツを解説することにしました。

下記の手順に従って運搬すれば、冷蔵庫が壊れたり、運んでいる最中に事故を起こしたりするリスクは大幅に減少するはずです。

  1. 準備は前日から!運び方以前の基本のキ
  2. いよいよ運搬開始!冷蔵庫の運び方を徹底レクチャー
  3. 軽トラに積載して、冷蔵庫を引越し先に運送!
  4. 自力で引越しするなら、冷蔵庫の処分も検討する!

1.準備は前日から!運び方以前の基本のキ

それでは、具体的な冷蔵庫の運び方をお伝えすることにしましょう。冷蔵庫の場合、ほかの家電と違って前日から準備を進めておく必要があります。

1-1.あらかじめ電源プラグを抜いておく

冷蔵庫を運ぶ場合、前日に電源プラグを抜く必要がありますから、それまでに中身は処分しておいてください。

前日の早い時間帯に製氷皿の氷を捨て、製氷機能を止めた上で電源プラグを抜きます。これは霜取りといって、主に冷凍庫内に溜(た)まっている霜を溶かすための作業です。霜がついたまま運ぶと、運搬中に霜が溶けて周囲が水浸しになってしまいます。

あらかじめ冷蔵機能を止めておけば、運ぶまでの時間に霜が溶けるので、庫内の水分を抜くことができるのです。

1-2.ゴキブリが潜んでいる可能性も!?念のため駆除する

さて、冷蔵庫はゴキブリの巣窟になっていることがあります。引越し先にゴキブリを運び入れてしまうのは避けたいですから、冷蔵庫の裏側を中心に殺虫剤を吹きかけておくと良いでしょう。

庫内を簡単に清掃しつつ、蝶番(ちょうつがい)の部分にも殺虫剤をスプレーしてください。チャバネゴキブリは蝶番(ちょうつがい)の内部に生息していることもあります。

1-3.運ぶ直前!水抜き作業を忘れずに

引越し当日には霜が溶けているはずなので、庫内に溜(た)まった水分を取り除きましょう。

小型の冷蔵庫であれば、多くは背面に水を溜(た)めるための受け皿がついています。受け皿を外して水を捨てればOKです。

大型の冷蔵庫は、受け皿がついているものと、そうでないものがあります。受け皿がない場合、背面にキャップがあるはずなので、キャップを外して冷蔵庫内部の水を抜いてください。冷蔵庫を斜めに傾け、内部の水を排出します。もちろん、この場合は屋外に運び出してから行いましょう。

2.いよいよ運搬開始!冷蔵庫の運び方を徹底レクチャー

事前準備が終わったら、いよいよ運搬開始です。冷蔵庫を壊さず、ケガをせずに運ぶための注意点を解説します。

2-1.冷蔵庫の扉を固定し、角にダンボールを貼り付ける!

運ぶ前に、まずは扉を固定しましょう。養生テープで冷蔵庫の扉・引き出し部分を貼り付けてください。運搬中に扉が開くと故障したり、扉が引っかかった拍子に落下させてケガをしたり…といった恐れがあります。

さらに、冷蔵庫の角にダンボールを当て、こちらも養生テープで留(と)めておきましょう。万一、壁などに接触した時に役立ちます。ダンボールで覆ってあれば、壁など住宅の設備に傷がつきにくいのです。

2-2.エレベーターがある物件なら台車を使用!

階段を通る必要がないのであれば、台車を使ったほうが安全です。冷蔵庫本体にローラーがついていることも多いですが、台車のほうが安定して運べるので、できれば台車を使いましょう。

台車を用意できない場合、いらない毛布に冷蔵庫を載せて、毛布を引っ張って運ぶ方法が楽です。冷蔵庫の転倒を防止するため、1人が毛布を牽引(けんいん)している間、もう1人が冷蔵庫本体を支えてください。

2-3.持ち上げて運ぶ時は、力のある人が下側!

階段を通行する場合など、持ち上げて運ぶ必要があれば、体力のある人が冷蔵庫の下側を持ちます。冷蔵庫のモーターは下についているため、圧倒的に下側のほうが重いのです。腰痛を持っている方が下側を持つと危険なので、下側は絶対に体力の自信のある人限定にしてください。

逆に上側はかなり軽く感じるので、よほど非力でなければ女性でも大丈夫だと思います。

持ち上げる時のコツは、腰をかがめず、重心を後方に持っていくことです。腰に荷重がかかると腰痛を招くので、下半身全体で支えるようにして運びましょう。

2-4.運搬中は冷蔵庫を横倒しにしてもOK!

持ち上げて運ぶ時は、冷蔵庫を横倒しにしてください。その状態で冷蔵庫の上側・下側を1人ずつ担当し、2人で運ぶと効率が良くなります。

時々、“冷却液が入っているので横倒しはダメ”と説明しているwebサイトがありますが、最近の冷蔵庫であれば、冷却液が漏れることはまずない…という認識が一般的です。よほど古い型の場合は要確認ですが、基本的には持ち上げている間くらいは大丈夫だと思います。

実際、引越し業者であっても、基本的に大型の冷蔵庫を持ち上げる際は横倒しにするようです。ただし、天地を逆にしてはいけません。逆さまにはせず、水平までに保ってください。

3.軽トラに積載して、冷蔵庫を引越し先に運送!

無事に搬出が終わったら、軽トラに載せて引越し先に運びましょう。車に載せている間は冷蔵庫を立てておいてください。最近の冷蔵庫であれば、横倒しでも大丈夫…という意見が一般的ですが、本来、長時間にわたって横倒しになることを想定した構造ではありません。

小型冷蔵庫の場合、横倒しにすればワゴン車で運送することも(物理的には)可能ですが、上記の理由から非推奨です。九割九分、壊れることはないようですが、実行する場合は自己責任でお願いします。

引越し先に到着したら、搬出時と同じ要領で搬入してください。設置が終わったら、1つだけ注意点があります。設置から90分経過するまで、電源プラグを入れてはいけません。冷却液が落ち着く前に運転開始すると、冷蔵庫に負担をかけるからです。

4.自力で引越しするなら、冷蔵庫の処分も検討する!

ここまで解説した運び方であれば、素人でも運搬することが可能ですが、やはり実際に運ぶのはかなり大変です。大きめの冷蔵庫は50kgを超える重さですから、ちょっとのミスで大ケガをする恐れもあるでしょう。

自力で引越し作業をするなら、冷蔵庫のような大型家電は処分し、引越し先で新しく購入するほうが賢いかもしれません。家電メーカーに6000円程度のリサイクル料金を支払えば引き取ってもらえるほか、不用品の回収業者に依頼する方法もあります。

よほど新しい冷蔵庫ならともかく、古くなった冷蔵庫であれば、引越しを機会に新調してはいかがでしょうか?

まとめ

以上、引越しに伴う冷蔵庫の運び方でした!大型家電の運搬は大変なので、実行する場合は可能な限り男性が2人以上になるよう、協力者を探すことをオススメします。

  1. 準備は前日から!運び方以前の基本のキ
  2. いよいよ運搬開始!冷蔵庫の運び方を徹底レクチャー
  3. 軽トラに積載して、冷蔵庫を引越し先に運送!
  4. 自力で引越しするなら、冷蔵庫の処分も検討する!

自力での運搬にこだわるなら、事故のないように十分、注意していただければと思います。

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