遺品整理に悩んでいる方必見!遺品の保管・保存方法を解説します。


親や兄弟など近しい方が亡くなり、遺品の保管場所に頭を悩ませているという方は珍しくありません。故人を偲(しの)ぶ遺品は処分もしにくいものですが、それでも保管・保存方法が悪ければカビが生えたりして、受け継いでいくことも難しくなります。

そこで、今回は遺品の保管・保存方法について解説しましょう。

  1. 遺品とは何か?
  2. 遺品整理の方法
  3. 遺品の保管・保存方法について
  4. トランクルームを利用して遺品を保管する方法
  5. 遺品の保管・整理に対するよくある質問

この記事を読めば、遺品の保管・保存方法の選択肢も広がります。遺品の保管に悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.遺品とは何か?

遺品とは、故人の所有物の中で、現金や有価証券・土地や家屋以外のものです。故人の衣服や生活用品・書籍・趣味の品々・家具家電などが、代表的なものでしょう。遺産とは異なり、遺品の分配に法律による決まりはありません。処分をしようが遺族で分配しようが自由です。時間や体力に余裕があれば、時間をかけて遺品を整理すればよいでしょう。しかし、

  • 家が故人名義の賃貸物件で、早く遺品を片付けなければならない
  • 家が無人になってしまうため、遺品の盗難が心配
  • 遺品を家に引き取りたいが、収納場所がない
  • 遺品に金銭的な価値があり、相続がすむまで安全な場所に置いておきたい

などという場合は、遺品を早急に整理する必要があります。

2.遺品整理の方法

この項では、遺品を整理する方法の一例を紹介します。どのようにすれば、問題なく整理することができるのでしょうか?

2-1.持ち家の場合の遺品整理方法

故人の家が持ち家で遺品を整理する時間がある場合は、処分をするものと保存しておくものを分けましょう。特に大型の家具や家電は引き取り手がいない場合は、早く処分しなければ傷んでしまいます。家電の場合は、製造されてから5年以内のものは売却できる可能性がありますので、不要と分かった時点でリサイクルショップなどに引き取ってもらいましょう。
その後、保管しておくものをゆっくりと整理します。四十九日や一周忌に形見分けすることを目標に、整理していきましょう。衣類は洗濯してよく乾かし、防虫剤と共にプラスチックの衣装ケースに入れておくと、カビなども防げます。趣味の品などは目録を作っておくと、形見分けがスムーズに進むでしょう。

2-2.早急に遺品を整理しなければならない場合

前述のとおり、賃貸物件に故人が住んでいた場合や、故人の自宅が遠い場合は、遺品整理を早急に行わなければなりません。このような場合は、1、2日で不用品をすべて処分し、保管しておきたいものは段ボールなどに入れて別の場所へ移しましょう。大型の家具家電を一度に処分したい場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。現在は遺品整理を引き受けてくれる不用品回収業者も多く、民間資格である「遺品整理士」の有資格者が在籍している業者ならば、トラブルの心配もまずないでしょう。
ちなみに、遺品整理士は遺品整理の取り扱い手順や遺品整理のかんする法律の知識を身につけているので、遺品整理にかんする相談にも乗ってくれます。
賃貸物件の場合は、引っ越しの時と同じように荷物をすべて引き上げてしまいましょう。故人が持ち家に一人暮らしをしており、しばらく家に誰も訪れないという場合は、荷物を置いておくことは可能です。しかし、高価なものは持ち帰るかどこかに預けるかした方がよいでしょう。

2-3.金銭的に価値が高い遺品の整理方法

美術品や骨董品・コレクターズアイテム・古書などは金銭的な価値が高いことがあります。このような遺品を勝手に処分すると、あとで遺族間の争いの原因となることがあるでしょう。一見すると価値がないようなものでも、一時保管しておいて専門家の査定を受けましょう。近年では、テーブルゲームのカードやおもちゃなどに高値がつくこともあります。

3.遺品の保管・保存方法について

遺品を保管したり保存したりする場合は、前述したとおり、洗濯をしたりホコリを払ったりして、きれいにしてから保管しておきましょう。カビ・虫食い・シミなどを防げます。また、家電は保管しておくほど価値が下がり、劣化しますので注意しましょう。今は、CDや本・洋服などを収納する専用のケースがありますので、そこに保管しておくと便利です。写真はデジタル化してDVDなどに焼いておくと保管場所も取りません。デジタル化サービスは写真店などで行っていますので、利用してみましょう。
自宅に保管する場合は、風通しのよい湿気の少ないところへ保管しておくのがおすすめです。故人が住んでいた持ち家に荷物だけを保管しておく場合は、定期的に風を通しに通いましょう。家が遠い場合は、空き家を管理してくれるサービスなどを利用すると便利です。

4.トランクルームを利用して遺品を保管する方法

遺品を保管・保存しておく場所がない場合は、トランクルームを利用する方法があります。この項では、利用の仕方などを解説しましょう。

4-1.トランクルームとは?

トランクルームとは、個人や法人の持ち物を有料で預かってくれる物置のようなものです。月単位・年単位で借りることができますので、長期間遺品を預かってほしいという場合に便利でしょう。また、いろいろな広さがありますので、荷物の量に合わせて借りるスペースを選んでください。
なお、トランクルームには、温度や湿度が常に一定に保たれている場所から、屋外にコンテナを置き、その中に荷物を入れる場所までいろいろな種類があります。防犯・温度湿度管理がしっかりとしているトランクルームほど賃料が高くなりますが、貴重な遺品は、管理のしっかりしているところへ預けましょう。一方アウトドア用品などは、コンテナタイプでも大丈夫です。

4-2.トランクルームの利用方法

トランクルームは、インターネットで検索すればすぐに最寄りの場所が見つかります。遠すぎると荷物の出し入れが大変ですので、できれば近場の場所を利用しましょう。業者のホームページを確認すれば、料金やスペースの広さ、申し込み方法なども分かります。
トランクルームは、基本的に月単位・年単位で契約しますので、日にち単位で預けることはできません。ただし、2か月と3日というような預け方はできるところもあります。

4-3.利用する前にやっておくこと

遺品をトランクルームに預けると決めたら、遺品の量を計算しましょう。段ボール箱何箱分かだけでも分かれば、それに合ったスペースを借りることができます。また、トランクルームには現金や有価証券・生もの・危険物・臭い強いものなどは預けられません。ただし、保存期間の長い缶詰・ビン詰め・レトルト食品は預けることができます。
預ける前に遺品をよく確認し、洗濯をしたりホコリを払ったりして預けましょう。

5.遺品の保管・整理に対するよくある質問

Q.遺品は、血のつながらない第三者に分けても大丈夫ですか?
A.法律上問題はありません。打診をして了承が取れたら、もらってもらいましょう。

Q.仏壇や仏具をトランクルームに預けることは可能ですか?
A.はい。大丈夫です。ただし、あまり大きなものや重量のあるものは事前に業者に確認をした方がよいでしょう。

Q.コレクターズアイテムなどを、博物館等に寄付することはできますか?
A.貴重な品であれば可能ですが、いきなり訪れて「引き取って」と言っても無理です。きちんと連絡をして、まずは現物を見てもらいましょう。

Q.遺品整理は何人くらいで行えばいいですか?
A.一気に整理したい場合は、最低でも2,3名で行いましょう。事前に自治体のゴミ処理場にゴミを持ち込む予約などを行い、ゴミ袋・軍手・段ボール・貴重品一覧表などを持っていくと便利です。

Q.遺品を受け継ぐのに許可が必要なものなどはありますか?
A.刀剣の類を相続する場合は、警察に届けが必要です。刀剣の類を無断で所持していると銃刀法違反となります。さびている刀剣でも必要ですので、相続した場合は必ず届け出てください。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は、遺品の保管や保存について解説しました。今は、老前整理や断捨離などで、不用品を捨てて子や孫に迷惑をかけないようにしよう、という高齢者も増えています。しかし、突然亡くなった場合などは、遺品の整理も大変になることが多いでしょう。保存方法や保管方法に対する知識があれば、いざというときにも安心です。


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