Handcrafted brown leather boots

ブーツの正しい保管方法5つのポイント! 保管前のチェック項目やお手入れ方法も!

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「ブーツをどのように収納したらいいのか分からない」「長く使い続けるための収納のコツは?」など、ブーツの収納で悩んでいる方は多いでしょう。

スニーカーやパンプスなどと比べて、ブーツはスペースを取りがちなシューズです。また、ロングブーツを無理に収納すると形が崩れてしまうこともあります。

そこで、本記事では、ブーツの正しい保管方法を解説しましょう。

  1. ブーツ保管前のチェックポイント
  2. ブーツ保管前のお手入れ方法
  3. ブーツの保管場所と注意点
  4. トランクルームに預ける方法もある
  5. ブーツの保管に関してよくある質問

この記事を読むことで、ブーツを上手に収納し保管するコツが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.ブーツ保管前のチェックポイント

まずは、ブーツを保管する前にチェックしておきたいポイントを紹介します。

1-1.表面や靴底周辺に汚れがついていないか

ブーツを保管する前に、表面や靴底周辺に汚れがついていないかチェックしてください。汚れがついたまま収納してしまうと、ブーツが次のシーズンで履けなくなってしまいます。ブーツが傷んだり穴が開いたりしてしまうのは、保管前のお手入れ不足が原因です。長く使い続けるためには、汚れ具合や状態を細部までチェックすることが重要なポイントとなります。汚れているのであればキレイに落とさなければなりません。後ほど、保管前のお手入れに関しては【2.ブーツ保管前のお手入れ方法】で説明するのでぜひチェックしてください。

1-2.収納スペースがどのくらいあるか

ブーツの状態だけでなく、保管前は収納スペースがどのくらい確保できるかも要チェックポイントです。収納スペースがある程度確保できなければブーツが収納できません。どのくらい収納できるかスペースを把握しておけば、大まかな計画を立てることができます。どこにどのブーツを収納すればいいか、収納できないブーツはどこに収納できるのかなど考えてみてください。また、ほかのシューズや履かないブーツがあれば、スペースを作るために処分するのも大切なポイントです。使っていないシューズ・履いていないブーツは捨てましょう。

1-3.靴箱自体が汚れていないか

ブーツ保管前は、靴だけでなく収納場所である靴箱自体が汚れていないかもチェックしておきたいポイントです。靴箱が汚れているとせっかくブーツをキレイにしても意味がありません。靴箱以外の場所に収納する際は、収納場所が清潔な状態かチェックしてください。清潔な状態であれば、安心してブーツを収納し次のシーズンでも使うことができます。

2.ブーツ保管前のお手入れ方法

ブーツを長く使い続けるためには、保管前のお手入れが必要不可欠です。ここでは、押さえておきたいお手入れ方法を解説しましょう。

2-1.新聞紙や靴用ブラシなどで汚れをキレイに落とす

収納場所に保管する前は、必ずブーツについた汚れをキレイに落としてください。お手入れをするかしないかで長く使い続けることができるか左右します。簡単にできるお手入れ方法としては、靴用ブラシや新聞紙を使うことです。靴用ブラシはなるべく毛がしなやかでやわらかいタイプを使うと、ブーツを傷つけずにやさしく汚れを落とすことができます。強い力で磨いてしまうと傷がついてしまうので注意してください。さらに、状態をよくするためには、レザーソープやムース状のクリーナーを使うといいでしょう。

2-2.ブーツの中も除菌する

ブーツの表面や靴底だけでなく、内側もたくさんの汚れがたまっています。長く使い続けているブーツほど湿気がこもり、皮脂の汚れや汗がついているので嫌なニオイや雑菌も繁殖しているのです。そのため、ブーツの中も除菌と消臭を行ってください。簡単にできる方法としては、除菌スプレーを使います。除菌スプレーを一振りするだけでもだいぶニオイと菌を取り除くことができるでしょう。ただし、皮製のブーツにスプレーを使用する際は、専用のものを使うのがポイントです。皮製の中にはスプレーに弱いものもあるので注意してください。

2-3.嫌なニオイは消臭剤を活用する

ブーツの中をかいで嫌なニオイがする場合は、消臭剤を利用してください。ニオイをきちんと除去しないまま収納してしまうと、さらに雑菌が繁殖してしまいます。靴箱全体に嫌なニオイが漂う恐れもあるので注意が必要です。消臭剤を活用する際は、靴専用のタイプを選ぶのがポイントとなります。また、洗えるタイプのブーツなら内側もきちんと洗ってから収納するといいでしょう。

3.ブーツの保管場所と注意点

ここでは、ブーツの保管場所と注意点を解説します。

3-1.ブーツキーパーやシューキーパーを使用する

お手入れが終わったら、ブーツを収納場所へ保管することになります。ほとんどの方は、靴箱にブーツを保管するのではないでしょうか。ここでのポイントは、ブーツキーパーやシューキーパーを入れて保管することです。ブーツキーパーとシューキーバーはブーツの型崩れを防ぐ効果があります。靴箱にそのままブーツを保管すると型崩れを起こす恐れがあるため、きちんと入れてから収納してください。ブーツキーパーやシューキーパーがない場合は、新聞紙でも代用できます。

3-2.シューズボックスに収納する

ブーツを立てて収納できない・靴箱にスペースがないという方は、シューズボックスに入れて収納してください。シューズボックスに保管することで、ほかの靴につぶされたり型崩れしたりするのを防ぐことができます。シューズボックスに入れず収納できますが、ほかの靴と密着させないようにしなければなりません。ブーツがたくさんある方は、シューズボックスに入れて積み重ねて保管するといいでしょう。ただし、シューズボックスで収納する際は、除湿剤を必ず入れてください。さらに、ブーツキーパーを入れて収納すると型崩れ防止につながります。

3-3.紐(ひも)がついているブーツは取りはずす

ブーツの中には紐がついているものもありますが、収納する際は紐をはずした状態にしてください。紐をつけたまま保管してしまうと傷んでしまう恐れがあります。また、保管する前にはブーツのお手入れが必要不可欠です。紐がついているままだと入念にお手入れできないので注意してください。そして、取りはずした紐も一緒にお手入れしましょう。紐のお手入れ方法は以下のとおりです。

  1. 熱めのお湯にタオルをひたして固くしぼる
  2. 靴紐(くつひも)をぬらしたタオルで丁寧に拭きあげる
  3. 拭きあげた後は完全に乾かして収納箱の中に保管する

3-4.通気性がよく、湿気が少ない場所に収納する

「ブーツはどこに収納したらいいの?」と悩んでいる方は、通気性がよく湿気が少ない場所を選んでください。湿気が多い場所に保管してしまうと雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。湿気が少ない場所に収納したとしても、定期的に換気することが大切です。湿気を外に逃がし新鮮な空気を取り入れることで、カビの発生を抑えることもできるでしょう。湿気が少ない場所に収納したとしても、完全に空気をシャットアウトしないようにしてください。

4.トランクルームに預ける方法もある

収納場所に困ったときは、トランクルームに預けるのも方法の1つです。トランクルームに収納する方法やポイントを解説します。

4-1.ブーツを保管するなら室内のトランクルームがおすすめ

家の中に収納するスペースがない場合は、トランクルームを活用しましょう。トランクルーム=コンテナと思いがちですが、最近は室内のトランクルームが増えています。マンションやオフィスビルの一角に室内のトランクルームがあるので、ぜひ利用してみてください。ブーツは空調設備が整っている室内がおすすめです。空調設備が整っているトランクルームなら、湿気や紫外線で傷む心配はありません。また、カビ対策にもなるので安心して保管できるでしょう。

4-2.月額制で利用できる

ほとんどのトランクルームは月額制で利用できます。利用方法は申込書と本人確認書類を提出するだけなので、簡単に契約可能です。トランクルームの大きさや立地などによって毎月の費用は異なりますが、約5,000~7,000円が目安でしょう。月額料のほかに事務手数料や管理料がかかるところもあるので注意してください。東京都・神奈川県を中心に展開しているアルファトランクでは、管理料と事務手数料無料でご利用いただけます。ぜひホームページをチェックしてください。

4-3.セキュリティーや見積書を確認しよう

トランクルームを利用する際は、セキュリティーや見積書の内容をしっかりと確認してください。運営業者の中には、セキュリティーがきちんと整っていないところがあります。セキュリティーが整っていないと泥棒が入り、大切なブーツなどが盗まれてしまう恐れがあるでしょう。また、見積書の内容に内訳がきちんと記載されているか確認してください。中には、高額な手数料を請求してくる悪徳業者が存在しています。悪徳業者に引っかからないために、慎重にトランクルームを選びましょう。

5.ブーツの保管に関してよくある質問

ブーツの保管に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.不織布に包んで保管したほうがいいのか?
A.ブーツを丸ごと不織布に包んだほうが、ホコリや湿気を防ぐことができます。不織布で包むだけでなく、ブーツキーパーを入れた上で包むといいでしょう。形をキープしたほうが不織布の袋にも入れやすくなります。また、入れた後も不安定な場所に並べておいても型崩れの心配がないので安心して収納できるでしょう。

Q.湿気対策でおすすめのアイテムは?
A.湿気はブーツが傷む原因となるため、きちんと湿気対策をしておく必要があります。特に、革のブーツは湿気に弱い傾向があるので要注意です。そこで、除湿効果が期待できるブーツキーパーをおすすめします。ブーツキーパーの中にも除湿効果が期待できるタイプがあり、長期保管に効果を発揮してくれるでしょう。除湿効果があると言われている木炭をたくさん入れているため、除湿をしながらホコリから守ってくれるのです。ブーツキーパーを使用するなら除湿効果があるタイプを選んでください。

Q.クローゼットや部屋にブーツを飾るコツは?
A.できるだけ湿度が高い場所を避けることです。特に、クローゼットの中や日当たりが悪い部屋の角は、湿気がたまりやすい傾向があります。せっかく見える収納でオシャレに飾ったとしても、ブーツにカビが生えたり型崩れをしてしまったりすると意味がありません。だからこそ、クローゼットや部屋にブーツを飾るときは湿気が少なく、風とおしのいい場所に飾りましょう。

Q.すでに嫌なニオイがついてしまっているブーツはどうすればいい?
A.水洗いまたは天日干し・日陰干しをしてください。洗える素材のブーツは消臭スプレーをかけるのではなく、洗ってしまったほうが嫌なニオイを取り除くことができます。また、洗った後は十分に乾かすことが大切なポイントです。きちんと乾かさなければ、ニオイだけでなくカビや劣化につながります。できれば天日干しをして完全に乾かしてから保管してください。ただ、洗えない素材の場合は、天日干しをして菌の繁殖を抑えましょう。天日干しをすることで除菌効果が期待できますが、革素材などは日光に当てると色落ちの原因になるので風とおしがいいところで日陰干しをしてください。

Q.ニオイがつかないようにする方法は?
A.保管前のお手入れを楽にするために、日ごろからニオイがつかないように工夫することが大切です。ここで押さえておきたいのは、1日履いたらすぐに靴箱に収納しないようにしてください。履いたブーツは靴箱にそのまましまうのではなく、風とおしのいい場所でしっかり乾燥させることが大切です。毎日同じブーツを履いていると中は常に湿った状態になるため、きちんと乾かせてから保管してください。

まとめ

ブーツはロングブーツほど型崩れしてしまいがちなので、ブーツキーパーを入れて保管する方法がおすすめです。調湿効果が期待できる炭でできたブーツキーパーを活用すれば、湿気対策にもなるでしょう。ブーツは冬場にしか使わないアイテムだからこそ、ブーツが入る大きさの箱やケースの中に除湿剤と一緒に入れる方法もあります。保管する前にきちんと除湿をしたり、ケアをしたりしてあげると次のシーズンでも快適に使うことができるでしょう。長く使い続けるためには、事前のお手入れが必要不可欠です。