靴の保管は注意が必要!? トランクルームを上手に活用しよう!
「オフシーズンの靴を保管したいけれど下駄箱に場所がない」「大切な靴を長く履き続けるために、正しい保管方法を知りたい」など、靴の保管で悩んでいる方は多いでしょう。
スニーカー・ブーツ・ローファー・革靴など、靴にはさまざまな種類があり、素材によっても最適な保管方法が異なります。保管方法を誤ると、カビや型崩れ、ひび割れなどを起こし、二度と履けなくなってしまうので注意が必要です。
そこで、本記事では、靴を劣化させないための保管前の手入れ方法、保管時の注意点、そして保管場所の選択肢について詳しく説明します。
この記事は次のような方におすすめです
- 久しぶりに出した靴にカビが生えていた経験がある方
- 革靴やブーツの型崩れやひび割れを防ぎたい方
- スニーカーの黄ばみや加水分解を避けたい方
- 玄関の下駄箱がパンクし、保管場所に困っている方
- オフシーズンの靴の保管にトランクルームを検討している方
1. 靴の保管に細心の注意が必要な理由
まずは、なぜ靴の保管方法に注意が必要なのか、その理由をチェックしておきましょう。
1-1. 保管方法を誤ると履けなくなる
保管方法を誤ると、お気に入りの靴が二度と履けなくなってしまうことがあります。実は、靴は意外とデリケートです。「履いているときのほうが傷みやすい」と思われがちですが、保管環境によっては、履いていなくても深刻なダメージを受けることになります。
大切な靴を長く履き続けるためにも、正しい知識を持って保管することが不可欠です。
1-2. 正しく保管できないとどうなる?
久しぶりに靴箱から出してみると、表面にカビが繁殖していたり、革がひび割れていたり、ソールの素材がボロボロと剝がれていたり(加水分解)した経験はありませんか?
このような劣化症状は、靴の保管環境(特に湿気)が不適切であった可能性が高いです。また、正しく保管していたつもりでも、保管前のお手入れが不十分だったために、残った汚れや湿気が原因で劣化が進むケースも多くあります。
2. 靴を保管する前にやるべき必須の手入れ
靴を長期保管する前には、必ず以下の手入れを行ってください。
2-1. 汚れを徹底的にキレイにする
靴を保管する前に、付着した汚れやホコリを徹底的に拭き取りましょう。目に見えない皮脂や汗、泥汚れなどを放置すると、それがカビの栄養源となり、劣化を早めてしまいます。素材に合わせた正しいお手入れが重要です。
| 靴の素材 | お手入れの手順 |
|---|---|
| 本革・合成皮革(革靴など) | 1. ブラシでホコリを落とす。 2. 専用クリーナーで汚れを拭き取る。 3. (本革の場合)デリケートクリームやシュークリームを塗り込み、栄養を補給する。 4. 柔らかい布で磨き上げる。 |
| スニーカー(キャンバス素材) | 1. 中性洗剤を溶かしたぬるま湯とブラシで優しく洗う。 2. 黄ばみ防止のため、洗剤が残らないよう十分すすぐ。 3. タオルで水気を取り、風通しの良い日陰で【完全に】乾かす。 |
| スニーカー(レザー素材) | 1. ブラシでホコリを落とす。 2. 革用の洗剤(サドルソープなど)やクリーナーで汚れを拭き取る。 3. 風通しの良い日陰で乾かす。 |
いずれの素材も、お手入れ後は直射日光が当たらない風通しの良い場所で、中までしっかり乾かすことが重要です。
2-2. シューキーパーで型崩れを防ぐ
靴を正しく保管しなければ、湿気や自重で型崩れを起こしてしまいます。特に革靴やブーツの型崩れを防ぐため、保管前には必ずシューキーパー(シューツリー)を準備しましょう。
シューキーパーは靴の形を履いている状態にキープし、シワを伸ばす役割があります。主な種類と特徴は以下の通りです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 木製(レッドシダーなど) | ・【長期保管に最適】 ・木材が靴内部の湿気を吸収する(調湿効果)。 ・抗菌・防臭効果が期待できるものも多い。 ・価格はやや高め。 |
| プラスチック製 | ・安価で軽量。 ・旅行や出張などの持ち運び、短期間の型崩れ防止向き。 ・湿気吸収や殺菌効果はないため、長期保管には不向き。 |
2-3. 保管場所(靴箱)を整理・清掃する
せっかく靴をキレイにしても、保管場所である靴箱(下駄箱)が汚れていては意味がありません。保管前に靴箱の中の砂やホコリを掃除し、アルコールなどで除菌・清掃しておきましょう。
また、靴をギュウギュウに詰め込むと、通気性が悪化し湿気がこもりやすくなるほか、靴同士が圧迫されて型崩れや傷の原因になります。靴箱には余裕を持たせ、湿気に弱い革靴などは特に風通しを意識して配置しましょう。湿気対策として、除湿剤を靴箱の中に入れておくのも必須です。
3. 靴を劣化させない保管時の4つの注意点
次に、靴を保管する際の具体的な注意点を解説します。
3-1. 履いた靴を「そのまま」収納しない
普段履きの靴であっても、履いた直後にそのまま靴箱に収納するのはNGです。靴の内部には足の汗がこもっており、そのまま密閉空間に入れるとカビや悪臭の温床となります。
履いた靴はすぐに靴箱に入れず、最低でも1日は玄関先などに出しておき、内部の湿気や汗を飛ばしてから収納するように習慣づけましょう。
3-2. カビ予防(除湿・乾燥)を徹底する
靴の最大の敵は「カビ(湿気)」です。カビは高温多湿な場所で繁殖するため、保管の際は除湿剤・乾燥剤(シリカゲルなど)の使用が不可欠です。靴箱や、靴を購入した際の元箱に入れて保管する場合も、必ず除湿剤や乾燥剤を一緒に入れましょう。
また、除湿剤は効果が切れると逆に水分を放出するものもあるため、定期的に交換することが大切です。靴を包む場合は、ビニール袋は避け、通気性のいい不織布(購入時に付いてくる袋など)がおすすめです。保管前に防カビスプレーを吹きかけておくのも効果的です。
3-3. 臭い対策も万全に
靴を保管する際に気になるのが、独特の臭いです。臭いの原因は、落としきれなかった皮脂や汚れ、汗が雑菌によって分解されることです。
「2-1」の手入れと乾燥を徹底することが最大の臭い対策ですが、長期保管する場合は、2~3日ほど風通しのいい日陰でしっかり乾燥させてから収納してください。半年以上効果が持続するような靴用の消臭・乾燥剤を活用するのも良いでしょう。
3-4. 長期保管でも定期的に状態を確認する
保管場所や保管方法に気をつけていても、環境によっては徐々に劣化が進む恐れがあります。オフシーズンで長期保管する場合でも、可能であれば1か月に1回(最低でも梅雨明けなど季節の変わり目)には外へ出して状態をチェックしてください。
靴の表面にヒビやカビの兆候がないか、嫌な臭いがないかを入念に確認しましょう。定期的に外気に当てることで湿気をリセットでき、万が一異変が起きても早期に対応できます。
4. 靴の保管場所に困ったらトランクルームが最適
「手入れの方法はわかったけれど、そもそも靴を保管する場所がない」という方も多いでしょう。その場合は、トランクルームの活用がおすすめです。
4-1. 自宅の収納不足を解決
家に収納する場所がない、下駄箱がいっぱいで保管できないという方は、トランクルームの利用が最適です。トランクルームは自宅収納の延長として使用できるレンタル収納スペースです。
自宅近くのトランクルームに必要な時だけ出し入れできるスペースを確保すれば、家の収納スペースを圧迫することなく、玄関をスッキリさせることができます。
4-2. 靴の保管には「屋内型」が必須
トランクルームには主に、屋外にコンテナを設置した「屋外型」と、ビルなどの建物内にある「屋内型」の2種類があります。
靴の保管場所としておすすめなのは、間違いなく「屋内型」です。屋外型は外気温や湿度の影響を直接受けるため、夏場は高温多湿になり、カビや劣化の温床となります。一方、屋内型は空調設備やセキュリティが整っている施設が多く、24時間管理された環境で靴を保管できれば、カビや悪臭、加水分解のリスクを最小限に抑えられます。
湿気や日光に弱いデリケートな靴の保管場所として、空調完備の屋内型トランクルームはまさに最適といえるでしょう。
→アルファトランクのサービス概要(空調・セキュリティ完備)はこちら
4-3. トランクルーム業者の選び方
トランクルームは運営業者によって設備やサービスが異なります。特に靴の保管を目的とする場合、以下のポイントをチェックして慎重に選びましょう。
- 【最重要】屋内型で、空調(除湿)設備が24時間稼働しているか
- セキュリティ(防犯カメラ、入退室管理)は万全か
- 施設内が清潔に保たれているか(カビ臭くないか)
- 見積書の内容が明確で、管理費などを含めた総額が分かりやすいか
- 契約前に必ず「現地見学」ができるか
- スタッフの対応が丁寧で、相談しやすいか
上記のポイントを踏まえ、複数の業者を比較検討しましょう。
4-4. トランクルームのご相談はアルファトランクへ
どのトランクルーム業者に依頼しようか悩んでいる方は、ぜひ「アルファトランク」にご相談ください。アルファトランクでは、東京都と神奈川県を中心に、主要駅からアクセスの良い高品質な屋内型トランクルームを運営しています。
全拠点で空調・セキュリティを完備しており、大切な靴やコレクションの保管にも最適です。サイズも豊富に取り揃えておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
5. 靴の保管に関するよくある質問
靴の保管に関するよくある質問をまとめました。
Q.靴の保管に使える便利なアイテムは?
A.自宅の靴箱に収納できない場合やトランクルームで保管する場合、カバー付きのシューズラックが役立ちます。省スペースで多くの靴が収納できるほか、不織布製のカバーが付いているタイプは通気性を保ちつつホコリを防いでくれます。
Q.ブーツの手入れ方法は?
A.基本的な流れは革靴と同じです。
- ブラシで全体の汚れやホコリを落とします。
- 専用クリーナーで汚れを拭き取ります。
- (水洗い可能なブーツの場合)サドルソープなどで洗い、しっかりすすぎます。
- 水拭きまたは乾燥させた後、デリケートクリームやオイルで革に栄養を補給します。
高価なブーツやスエード素材など、ご自身でのお手入れが不安な場合は、無理をせず靴専門のクリーニング店に依頼するのが安心です。
Q.ロングブーツの型崩れを防ぐ収納アイデアは?
A.ロングブーツは自立しにくく、折れ曲がった部分からシワやひび割れが起きやすいです。必ずブーツキーパー(ブーツシェイパー)を入れて立てて保管しましょう。キーパーがない場合は、丸めた新聞紙や雑誌でも代用できますが、湿気を吸うため定期的な交換が必要です。また、S字フックとピンチハンガー(洗濯バサミ)を使い、クローゼットのポールなどに「吊るす収納」も型崩れを防ぐのに有効です。
Q.靴を購入した時の「元箱」で保管する際のポイントは?
A.元箱は積み重ねやすく便利ですが、通気性が悪いという最大のデメリットがあります。湿気がこもらないよう、以下の対策をしてください。
- キリやドライバーなどで、箱の側面(四方)に3~4箇所ほど通気穴を開ける。
- 靴と一緒に必ず乾燥剤(シリカゲル)を入れる。
- 定期的にフタを開けて換気する。
Q. トランクルームを利用する流れは?
A. アルファトランクの場合、以下のような流れで簡単にご契約いただけます。
- 電話またはWebのメールフォームからご希望の店舗・サイズをお申し込みください。
- 申込書・確認事項書面をメールまたはFAXでお送りします。
- 申込書と本人確認書類をメールまたはFAXでご返送いただきます。
- 審査後、ご契約担当者よりご連絡し、精算書(初期費用)をお送りします。
- ご入金が確認でき次第、トランクルームのカギ・契約書などをお送りします。
- 書類に署名・捺印の上、契約書1部・口座引落依頼書などをご返送いただいたら、ご利用開始となります。
まとめ
靴の保管方法を誤ると、カビや型崩れ、ひび割れなどにより、すぐに劣化し履けない状態になってしまいます。大切な靴を長く履き続けるためには、最大の敵である「湿気」と「汚れ」への対策が不可欠です。保管前には必ず素材に合った手入れを行い、汚れを落とし、完全に乾燥させてから、風通しが良く湿気がこもりにくい場所で保管してください。
もし自宅の収納スペースに限界を感じているなら、空調設備が整った「屋内型トランクルーム」が最適の解決策です。アルファトランクでは、靴の保管に最適な空調完備の屋内型トランクルームを多数運営していますので、オフシーズンの靴の保管場所にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。


