片付けが苦手な人は必見!できない症候群の部屋から脱出する10のコツ

部屋を片付けられない方は、単に苦手なだけでなく、心の問題が背景に潜んでいるといわれます。片付かない状態が続くと、ますます心の余裕や安定性が奪われ、部屋もさらに散らかっていく悪循環に。しっかりと改善が必要です。片付けが苦手な方に共通する特徴や原因を探りながら、脱出するための技術やコツ10か条や、あなたのモチベーションが上がる本などを紹介します。

  1. 片付けられない症候群とは
  2. 片付けの簡単ステップ
  3. 片付けるための捨てる技術とは
  4. 片付けのコツ10か条
  5. 片付けのお役立ち情報

記事を読んで、心もからだも健康に戻しましょう。

1.片付けられない症候群とは

最近、片付けられない人のことを指して、「片付けられない症候群」といういい方がされています。病気や障害というよりも、片付けられない人の総称として使われている印象です。
部屋を片付けられない、捨てることができない人は、性格的な理由が大きいでしょう。でも、極端に部屋が汚い状態が続く人は、単に性格では済まない場合があります。精神障害の可能性があるということです。
最近いわれている障害に、ADD(注意欠陥障害)/ ADHD(注意欠陥・多動性障害)があります。アメリカ精神医学会の診断基準による正式名称です。
注意力が欠如している人、整理整頓する能力がない人、注意力や整理整頓する能力を集中・継続していくことができない人のことをいいます。こうなると、何らかの治療が必要になるでしょう。
ADD/ADHDには、次のような傾向があるといわれます。

  • 整理整頓が苦手である。
  • あきっぽくて長く続けられない。
  • 物をなくしやすい。
  • ミスが多い。
  • 気分が変わりやすい。
  • 計画や準備が下手である。
  • 片付けようと思っても、片付け方がわからない。
  • 部屋を掃除するためのやる気がわかない。
  • 片付ける必要性を感じない。
  • 物を大量に集めることに固執し、捨てるのが不安になる。

ADD/ADHD以外にも、いくつかの障害があります。不合理な行為や思考を反復する「障害の強迫性貯蔵症(ホールディング)」、「鬱(うつ)」、通常の生活を維持するための意欲・能力を喪失する「セルフネグレクト」、「統合失調症」、「認知症」などの病気です。片付けられないことと関係するといわれています。

1-1.汚部屋の定義

汚部屋、あるいは、ゴミ屋敷といっても、定義があるわけではありません。ここでは、以下のように定義しました。

  • 不衛生である(食事、睡眠場所など)。
  • 物の置き場所が決まっていない。
  • 足の踏み場がないほど散らかっている。
  • 使わないものが置いてある。
  • 友人らを部屋に呼べない。

1-2.汚部屋の問題点

汚部屋の問題点は、数えあげたらキリがないでしょう。メリットがあれば、教えてほしいくらいです。汚部屋の問題点を整理しました。ざっとあげただけでも、以下のようなことがあります。

  • 健康によくない:ゴキブリなど、虫の生息場所になり、不衛生。ダニやハウスダストが発生し、健康によくない。
  • 物が取り出せない:必要になっていざ使おうと探しても、どこにしまってあるのかわからない。
  • 無気力になる:汚い部屋にいると、片付けだけでなく、何事にもやる気をなくしてしまう。
  • お金がたまらない:一見すると無関係なようでも、大いに関係あり!しまったはずのものが見つからず、結局、新しく購入することになり出費を増やす。
  • 精神的に落ち込みやすい:片付けられないことで、精神的な負担が増して、落ち込みやすくなる。
  • 太ってしまう:掃除をしないと太る。あるいは、掃除が苦手な人は、太っている人に多い。

1-3.捨てられない心理とは

汚部屋に住んでいる方には、考え方や生活に、ある共通したパターンがありますい。「今度やろう」と先延ばしにして、いつまでたっても片付けないパターン、「もったいないから」と言い訳をするパターン、さらには「この方が落ち着く」という言い訳にもならないパターンなどです。
生活スタイルにも共通したものがあります。床に座った状態を中心に、手の届く範囲での生活をしている例が大半です。平面的にしか使っていないので、床は足の踏み場もないほど、ゴミなどで埋まってしまっています。
捨てられない人に働く心理は、次のような点です。

  • もったいない:「もったいない、まだ使えそう」という気持ちはよくわかりますが、結局、使うことはありません。
  • 物を大切にしたい:小さいころ、そのように教わってきたのでしょう。大切にするのはいいことですが、使わないものを大切にしても、ほとんど意味はありません。
  • 必要なものと不要なものの区別がわからない:とりあえず取っておくという心理が働いています。何が必要で何が不要かが判別できず、物はたまっていく一方です。
  • いつか使うかも:当面は使わないけど、いつか使うときが来るかもという心理から、物を捨てることができません。いつか使うものは、結局、使わないことがほとんどです。
  • 思い出の品だから:よくある心理状況です。思い出の品や大切な品は残していいでしょう。でも、捨てていいものもあります。

しかも、やっかいなのは、上記のような心理状況に対して自覚がないこと、あるいは、自覚していても、実際に片付けたり、処分したりする行動に移せないことです。そんな心理状態から早く抜け出す必要があります。

1-4.片付けの必要性

汚部屋の問題点で指摘したとおりです。汚部屋であることの良さは、皆無といっていいでしょう。片付いたお部屋は、心もからだも健康にしてくれます。さっそく片付けて、1日も早く健康になってください。

2.片付けの簡単ステップ

片付けは、4つのステップがあります。「出す」「仕分ける」「捨てる」「しまう」の4段階です。片付けたのがいつなのか、記憶にないほどの汚部屋は、掃除とか片付けのレベルでは済みません。むしろ、処分に近いものだとの覚悟が必要です。

2-1.出す

まず、出すことから始めましょう。明らかに捨てるもの(新聞・雑誌、ペットボトル、カップ麺の食べ残しなど)は、最初にゴミ袋などに分別して詰めます。ゴミとして出してください。
このあと、収納場所や引き出しに置いているものなどを、一端、全部外に出します。自分が所有しているものを把握するため、とても大切な作業です。

2-2.仕分ける

ここから、第2段階の仕分けるです。取り出したものを、分類していきましょう。必要、不要、微妙の3つくらいの大まかな分け方で構いません。仕分けしたら、ダンボールなどに詰めておくといいでしょう。
分け方のコツは、悩まないことです。手にした瞬間に必要、不要、微妙を判断して仕分けると効率よく仕分けできます。捨てると決まったわけではないのですから、悩む必要はありません。どんどん仕分けていってください。
仕分けしたダンボールには、「要」「不要」「微妙」と色分けしたシールを貼っておくと便利です。

2-3.捨てる

仕分けが終わったら、不要なものは捨ててください。可燃ゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミに分別し、自治体の回収に回します。自治体で引き取ってくれないものは、不用品回収業者らに依頼するといいでしょう。費用が無料の業者もいます。微妙と判断したものは、もう一度、チェックしてください。
仕分けるときには微妙だったものでも、改めて見直すと、捨てていいと思うものが出てくるはずです。残ったものは、たとえば1年間というように、期限を決めて見直します。1年間、使うことがなかったら、捨てていいでしょう。

2-4.しまう

最後に必要になったものをしまいます。戻す場合のポイントは、必要な、使うものだけを戻すということです。その際、もう一度だけ、本当に必要なのか、使うのかを自問自答してください。そして、しまうものは、わかりやすい収納を心がけること、そして、置き場所を決めておくことが重要です。
成功の秘けつは、

  • 徹底的に捨てる。
  • 自分に対して非情になる。
  • もったいないは口にしない。
  • 集中して一気にやる。

ことです。

3.片付けるための捨てる技術とは

捨てるためには、技術的な対応が必要です。自分なりの技術を身に付けましょう。また、技術の前に、考え方を改める必要があります。モノへの執着をなくす生き方である「断捨離」の考え方は、とても参考になるはずです。

3-1.自分なりのルールをつくる

上手に捨てるためには、技術も必要になります。その前提となるのは、上手な仕分けです。上手に仕分けるには、自分なりのルールを決めてください。たとえば、食品ならば賞味期限を基準にするといいでしょう。本やCD・DVDなどは、必要性や利用頻度でルールを決めると処分しやすくなります。たとえ捨てても、再び手に入るものは、捨ててもいいくらいの気持ちが必要です。その代わりに、2度と手に入らないようなものは、残してください。洋服は、シーズンを通して一度も着なかったら、捨てても構いません。
微妙として保留にした品は、しまい込まず、目に見える場所に置いた方がいいでしょう。そのまましまい込んだ状態になる危険性があります。大きな箱に入れず、できるだけコンパクトにすることがコツの1つです。

3-2.捨てられない!の解決法

捨てられない代表的な品に、洋服、ブランド品、アクセサリーなどがあります。捨てるという発想ではなく、有効活用するという発想をもちましょう。
たとえば、リサイクルショップやネットオークションに出すのは、いい方法です。いい品であれば、思わぬ高値がつくことがあります。あるいは、自治体やNPO団体らに寄付するのも、有効活用策の1つです。また、ブランド物の洋服の無料回収は、民間や自治体でも実施しているところがあります。ネットなどで探してみるといいでしょう。

3-3.思い出の品

思い出の品は、厳選することが大切です。残すものと処分するものの基準を、明確にするのは難しいことはわかります。残しておくことでつらいものは、思いきって処分するという考え方をしてはいかがでしょうか?ご自分の今後にプラスになる思い出の品は、できるだけ残すようにしてください。
処分する思い出の品や、写真類はデジタルデータとして保存する方法もあります。

3-4.捨てない!と決めたものはトランクルームへ

捨てないと決めたけど、部屋の中が手狭になってしまう。そんなときには、トランクルームを活用してはいかがでしょうか。
ファンヒーターや扇風機など、季節ごとに使う用品、大切だけどかさばる用品、趣味の道具、さらにストックしておきたい食品などを入れておきます。トランクルームを利用すれば、問題は一気に解決するはずです。
トランクルームの魅力は、普段あまり使わないものをしまっておき、必要になったらすぐに取り出せることになります。ただ、洋服などしまう品によっては、虫食いなど対策など、注意が必要です。
トランクルームを運営している会社は、月々の使用料金やサービス内容、契約内容がそれぞれ異なることを押さえておいてください。事前に把握しておき、ご自分の条件に合ったトランクルームを選びましょう。

4.片付けのコツ10か条

片付けの4つのステップとなる「出す」「仕分ける」「捨てる」「しまう」をうまくやるには、コツがあります。10か条としてまとめました。

4-1.物を減らす

片付ける一番のコツは、何よりも物を減らす、増やさないということです。片付かないのは物が多いから。1つ増えたら1つ減らす。徹底してください。

4-2.今ある収納に納める

片付かない人のパターンに、収納を増やすことがあります。捨てない代わりに収納を増やして納めようとするケースです。結局、お部屋の中は、物であふれてしまうことになります。収納を増やさず、今ある収納で納めることが原則です。

4-3.整理→整頓の順番を守る

整理整頓の順番を決めて守ることもコツです。特に決まりはありません。小さな場所から片付けてもいいでしょう。あるいは、クローゼットやタンス、本棚など、大きな収納場所から始めてもOKです。自分のスタイルで整理整頓の順番を決めて、きちんと守ってください。

4-4.出しやすく入れやすい収納にする

出し入れしやすい収納にするのも大切です。出し入れが大変だと、収納がめんどうになり、散らかる原因になります。出し入れしやすくするには、収納は7割程度にするのが理想です。ざっくりした収納を心がけてください。

4-5.定位置を決める

物をしまう定位置を決めましょう。定位置が決まっていないと、片付けた直後は整理整頓されているようでも、時間の経過とともに乱雑になっていきます。使ったら必ず元の場所に戻すようにすれば、ずっときれいな状態を保つことができるはずです。

4-6.コツコツでも集中でもいい

自分はコツコツ型なのか、集中型なのか。ご自分の性格に合った片付けを心がけてください。コツコツ型の方は、1日1か所ずつ、毎日少しずつ片付けてもいいでしょう。就寝の前に、部屋の片づけをして1日を終えるというやり方もあります。一度に集中した方がいいという方は、休日にまとめてやってもOKです。ご自分のスタイルに合わせてください。

4-7.床に物を置かない

見える床の面積が少ないと、とても散らかっているように見えます。床に物を置かないことを徹底してください。新聞や雑誌はラックに納め、こまめに処分することをおすすめします。物を重ねないことも大切です。

4-8.部屋を立体的に活用する

片付いていない人の部屋を見ると、立体的な活用をしていない人が多く見受けられます。せっかくの空間なのですから、立体的な利用を考えてください。つっぱり棒を使った収納など、工夫しだいで有効利用できます。ホームセンターなどに出かけて探してみるといいでしょう。

4-9.書類はデジタル化する

部屋が汚くなる原因の1つに、紙類が多いことがあります。書類、新聞、チラシ、雑誌の切り抜きなどです。いつか参考になると取っておきながら、なかなか利用することはありません。紙のデータは、デジタル化し、パソコンに保管しておくと、とてもすっきりしたお部屋になります。

4-10.お友達を呼ぶ

片付けのコツというより、片付けたあとの状態を維持するためのコツです。友達を呼ぶとなると、普通の感覚だったら、いやおうなく片付けることになります。ぜひ、友達を呼ぶようにしてください。

5.片付けのお役立ち情報

片付けを上手にやるには、参考になる書籍やブログがあります。方法論だけでなく、モチベーションが上がる本を選びました。

5-1.おすすめの書籍

  • 近藤麻理恵著「毎日がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版、1,728円):片付けコンサルタントとして活躍する近藤さんのミリオンセラーです。「片づけを通して毎日がときめく暮らしを実現する」がコンセプト。「片づけ祭り」の具体的な手順から洋服のたたみ方まで、わかりやすく解説しています。
  • やましたひでこ著「モノが減ると心は潤う 簡単『断捨離』生活」(大和書房、1,512円):物にこだわらない「断捨離」を提唱するやましたひでこさんの近著です。モノが減ると、なぜ心が潤うのか?簡単「断捨離」生活を維持するしくみが満載されています。
  • 池田暁子著「片づけられない女のための こんどこそ!片付ける技術」(文芸春秋、1,080円):筋金入りの片付け大嫌いな著者による本です。少し前の本ですが、コミックエッセイにまとめてあり、すんなりと面白く読むことができます。片付けマニュアル本を読んでも、今も汚部屋に住み続けている人は必見です。

5-2.片付けのモチベーションが上がるブログ

上記で紹介した本の著者は、いずれもブログなどを運営しています。とても楽しく、なるほどと思う盛りだくさんの内容です。

近藤麻理恵オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/konmari/
やましたひでこオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/danshariblog/
池田暁子webサイト:http://ikekyo.com/

ほかにも「片付け ブログ」で検索すると、いろんな方のブログが出てきます。

まとめ

片付けができず、いつまでも汚部屋から脱出できない方のために、片付けの方法やコツを紹介しました。
片付けは、方法も技術も難しいことはありません。いかに、片付けようという意識をもち、行動に移すかです。動機は何でも構いません。行動を起こし、続けることが大切です。紹介した本やブログは、モチベーションを高めてくれます。1日も早く片付けられない症候群や汚部屋から抜け出して、健康的な生活を取り戻してください。

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