老人ホーム入居時の家具はどうする?保管・処分の分け方とトランクルーム活用法
「老人ホームへの入居が決まったけれど、自宅の家具をどうすればよいのだろう」「施設の部屋には入りきらないけれど、すぐ処分するのは迷う」と悩んでいませんか?
長年使ってきた家具には、生活の思い出が残っているものもあります。入居準備の期限が迫る中で、一つひとつ「残す・捨てる」を決めるのは簡単ではありません。
老人ホームや介護施設では、居室の広さや備え付け設備、家具の持ち込み条件がそれぞれ異なります。そのため、最初から自宅の家具をすべて処分するのではなく、まず施設へ持っていけるものを確認し、残った家具の行き先を考えると整理しやすくなります。
老人ホーム入居時の家具整理は、「持っていく」「残す」「処分する」「いったん保管する」の4つに分けると、急いで手放さなくても準備を進められます。
この記事では、老人ホーム入居時の家具の分け方、施設へ持っていけない家具の保管方法、トランクルームを利用するときの確認ポイントまでご紹介します。
- 老人ホーム入居前に家具をすべて処分する必要はない
- 老人ホーム入居時の家具は4つに分けて整理する
- 老人ホームに持っていけない家具を保管する方法
- 家具をトランクルームで保管するときのポイント
- 老人ホーム入居時にトランクルームを利用するなら
1.老人ホーム入居前に家具をすべて処分する必要はない
老人ホームへの入居が決まると、自宅の片付けを短期間で進めなければならないことがあります。
しかし、入居が決まったからといって、自宅にある家具をすべて処分する必要があるとは限りません。
1-1.まず入居先の家具・家電の持ち込み条件を確認する
最初に確認したいのは、入居する施設の居室に何が備え付けられていて、どの家具を持ち込めるかです。
施設によってはベッドや収納設備などがあらかじめ用意されていることがあります。一方、自宅で使っていたチェスト、椅子、小さなテーブルなどを持ち込める場合もあります。
入居前には、施設へ次のような点を確認してみましょう。
- 居室に備え付けられている家具
- 持ち込める家具・家電
- 家具の大きさに制限があるか
- 転倒防止など安全面のルール
- 搬入できる日時や経路
本人が使い慣れた椅子や収納家具を持ち込みたい場合も、先にサイズを確認しておくと判断しやすくなります。
1-2.居室へ置ける家具だけを選ぶ
施設へ持ち込める家具が分かったら、次に実際の居室へ無理なく置けるかを考えます。
自宅では問題なく使えていた家具でも、老人ホームの個室では大きすぎることがあります。
家具を多く持ち込みすぎると、室内を移動しにくくなったり、必要な介助スペースを確保しにくくなったりする可能性もあります。
まずは「入居後すぐに使うもの」を優先し、残りは別に考えると整理しやすいでしょう。
たとえば、毎日使う小さなチェストは持っていき、大型の食器棚は別の場所で保管する、といった分け方です。
入居前に家具を減らすこと自体を目的にせず、新しい居室で必要なものから選ぶと、残った家具の判断もしやすくなります。
2.老人ホーム入居時の家具は4つに分けて整理する
施設へ持っていく家具が決まっても、自宅にはまだ多くの家具が残ることがあります。
ここで「残すか捨てるか」だけで考えると、なかなか片付けが進みません。
次の4つに分けて考えてみましょう。
2-1.老人ホームへ持っていく家具
まずは、入居後の生活で実際に使う家具です。
施設の備え付け設備と重複せず、居室の広さにも合うものを選びます。
長年使っていて本人が落ち着ける椅子や、小さな収納家具なども候補になるでしょう。
今日からできることとして、入居先へ持っていきたい家具の縦・横・高さを測り、メモしてみてください。施設側にもサイズを伝えやすくなります。
2-2.自宅や家族宅に残す家具
現在の自宅をすぐに引き払わない場合は、しばらくそのまま残せる家具もあります。
また、家族の家に十分な収納スペースがあるなら、一部を移す方法も考えられます。
ただし、家族宅へ移した結果、生活スペースを圧迫してしまうと、別の場所へ移し直すことになるかもしれません。
「入るかどうか」だけでなく、「数か月・数年置いても負担にならないか」まで考えておくとよいでしょう。
2-3.処分・譲渡する家具
今後使う予定がなく、本人も手放してよいと判断できるものは、処分や譲渡を検討します。
家族が使える家具であれば譲る方法もありますし、状態によってはリユースショップなどへ相談できる場合もあります。
一方、処分する場合は家具の大きさや自治体のルールによって方法が変わります。
一度に全部決めようとせず、「今後使わないことが明確なもの」から進めると負担を減らせます。
2-4.すぐ決められない家具は一時保管する
老人ホーム入居時に困りやすいのが、「今は使わないけれど、処分してよいか決められない家具」です。
たとえば、次のようなものがあります。
- 思い入れのある家具
- 家族と相談してから決めたい家具
- 入居生活が落ち着いてから判断したい家具
- 将来別の住まいで使う可能性がある家具
- 自宅の売却や賃貸がまだ決まっていない段階で移動が必要な家具
このような家具まで、入居日を理由に急いで手放す必要はありません。
一時的な保管場所を用意すれば、入居後に状況が落ち着いてから改めて判断できます。
判断できない家具に「保留」という選択肢を作っておくと、限られた入居準備期間でも片付けを進めやすくなります。
3.老人ホームに持っていけない家具を保管する方法
残したい家具が決まったら、次はどこで保管するかを考えます。
主な方法は、自宅に残す、家族・親族宅へ移す、トランクルームなど外部収納を利用する方法です。
3-1.現在の自宅に残しておく
老人ホームへ入居した後も現在の自宅を維持する予定なら、家具をそのまま残す方法があります。
運搬の必要がないため、最も手間を抑えやすい方法です。
一方、自宅を売却する、賃貸住宅を解約する、家族が片付ける予定がある場合は、いずれ別の場所へ移さなければなりません。
長期間空き家になる場合は、家具だけでなく住宅自体の管理も必要です。
「当面そのまま置く」のか、「数か月以内に移す」のかだけでも家族で決めておくと、その後の片付けを進めやすくなります。
3-2.家族・親族宅で保管する
家族宅に空き部屋や収納スペースがある場合は、そこへ移す方法もあります。
保管料が発生しにくく、状態を確認しやすいのがメリットです。
ただし、タンスやテーブルなどの大型家具は想像以上に場所を取ります。
一時的なつもりでも保管期間が長くなる可能性があるため、家族の生活スペースに無理がないか確認してから移動しましょう。
3-3.トランクルームを利用する
自宅を空けなければならず、家族宅にも十分なスペースがない場合は、トランクルームを利用する方法があります。
トランクルームなら、処分を決められない家具を生活空間とは別の場所へ移せます。
特に次のような場合に検討しやすいでしょう。
- 老人ホーム入居まで時間がない
- 自宅の退去日が決まっている
- 家族宅に家具を置くスペースがない
- 落ち着いてから処分するか決めたい
- 将来もう一度使う可能性がある
ただし、利用料が継続して発生するため、残すすべての家具を預けるのではなく、「費用を払ってでも残したいもの」を選ぶことも必要です。
保管期間が長くなりそうなら、半年後や1年後などに一度見直す時期を決めておくと、預けたまま忘れてしまうのを防げます。
4.家具をトランクルームで保管するときのポイント
トランクルームへ家具を預ける場合は、空いている部屋を選べばよいわけではありません。
家具の大きさ、保管環境、搬入経路を確認しておくと、契約後の「家具が入らない」を防ぎやすくなります。
4-1.家具のサイズと必要な収納スペースを確認する
最初に、保管する家具のサイズを測ります。
確認したいのは、幅・奥行・高さです。
家具が複数ある場合は、サイズと個数を一覧にしてみてください。
| 家具 | 確認すること |
|---|---|
| タンス・チェスト | 幅・奥行・高さ、引き出しを含めた形状 |
| テーブル | 天板の大きさ、脚を外せるか |
| 椅子 | 重ねられるか、折りたためるか |
| 本棚・食器棚 | 高さ、分解の可否 |
トランクルームの床面積だけでなく、入口の幅や高さも確認しておきましょう。
余裕なく詰め込むと、奥の家具を取り出すために手前のものをすべて動かさなければならなくなります。
4-2.汚れと湿気を残さず保管する
家具を長期間保管する場合は、搬入前の手入れも必要です。
表面のホコリや汚れを落とし、水拭きした場合は十分に乾かしてから収納します。
湿った状態のまま保管すると、カビやにおいにつながる可能性があります。
木製家具などは壁へ強く密着させず、空気が通りやすい置き方も意識しましょう。
空調や換気のあるトランクルームでも、家具の劣化を完全に防げるわけではありません。長期間預ける場合は、ときどき状態を確認しておくと安心です。
4-3.大きな家具は分解できるか確認する
ベッドやテーブル、組み立て式の棚などは、分解できると収納スペースを抑えられる場合があります。
ただし、無理に分解すると再び組み立てられなくなることもあります。
取扱説明書が残っている家具は手順を確認し、ネジや金具は袋にまとめて家具と一緒に保管しておきましょう。
分解前にスマートフォンで接続部分の写真を撮っておくのも、組み立て直すときの手がかりになります。
4-4.搬入経路と取り出しやすさも確認する
大型家具では、トランクルームの広さだけでなく搬入経路も重要です。
建物の入口、廊下、エレベーター、階段などを家具が通れるか確認してください。
車で運ぶ場合は、建物の前や近隣で荷物を下ろせる場所があるかも見ておきます。
また、施設へ後から持っていく可能性がある家具は、ルームの奥へ入れすぎない方が取り出しやすくなります。
家具の保管では「入る広さ」だけでなく、「運び込めるか」「必要なときに取り出せるか」まで確認しておくことがポイントです。
5.老人ホーム入居時にトランクルームを利用するなら
老人ホーム入居までに自宅を整理する必要があり、まだ処分を決められない家具が残っている場合は、屋内型トランクルームも保管先の一つです。
アルファトランクでは、家具や引越し時の荷物などを家庭用品の保管用途として利用できます。
5-1.家具に合わせてルームサイズを確認する
アルファトランクは東京・神奈川・埼玉に60店舗を展開しており、店舗ごとに複数のルームがあります。
各物件ページでは、空き状況とあわせて使用料、面積、間口、奥行、高さなどを確認できます。
家具を預ける場合は、「何帖あればよいか」だけで決めるのではなく、実際の家具寸法とルームの間口・奥行・高さを照らし合わせてみてください。
空き状況や各店舗については、アルファトランクのトランクルーム一覧から確認できます。
5-2.空調・換気とセキュリティを確認できる
家具をしばらく保管する場合は、保管環境も気になるところです。
アルファトランクでは、すべての物件に空調または除湿機と換気設備を設けています。
また、綜合警備保障(ALSOK)のセキュリティサービスを導入し、物件は遠隔管理されています。
家具を自宅以外へ移す場合でも、どのような環境で保管するのか確認してから選べます。
アルファトランクの設備や利用用途については、アルファトランクについてをご確認ください。
5-3.必要な家具を24時間365日出し入れできる
アルファトランクは、契約者であれば24時間365日荷物の出し入れが可能です。
たとえば、老人ホームで生活を始めた後に「やはりあの椅子を持ってきたい」となった場合も、自分の都合に合わせて取り出せます。
申し込み手続きが整えば、早い場合は申し込み翌日から利用できる物件もあります。
なお、契約期間は1年ですが、中途解約が可能です。解約届が到着した翌月末が解約日となるため、「数週間だけ」といった週単位のレンタルとは仕組みが異なります。
一時保管を考えている場合は、入居予定日だけでなく、いつ頃まで家具を置く可能性があるかも考えておくと費用を見通しやすくなります。
5-4.家具の搬送方法も先に決めておく
大型家具では、保管場所が決まっても「どうやって運ぶか」が残ります。
アルファトランクでは、自宅から家具を集荷したり、スタッフが家具を搬入したりするサービスは行っていません。
自分や家族で運べない場合は、引越し会社や運送会社などを別に手配する必要があります。
運ぶ手段がない場合は、アルファトランクから運送業者の紹介を相談することもできます。
老人ホームへの入居日と自宅の退去日が近い場合は、トランクルームの契約だけでなく、「自宅からトランクルームへ運ぶ日」まで先に決めておくと慌てずに進められます。
まとめ
老人ホームへの入居が決まっても、自宅の家具をすぐすべて処分する必要はありません。
最初に施設の備え付け家具や持ち込み条件、居室の広さを確認し、「老人ホームへ持っていく」「自宅や家族宅に残す」「処分する」「いったん保管する」の4つに分けてみましょう。
特に、思い入れがあって今すぐ処分を決められない家具は、一時的に別の場所へ移してから考える方法があります。
現在の自宅を残せるならそのまま保管する、家族宅に余裕があるなら移す、どちらも難しければトランクルームを利用するなど、状況に合わせて選べます。
トランクルームを利用する場合は、家具の幅・奥行・高さを測り、収納スペースだけでなく搬入経路や保管環境まで確認してください。
アルファトランクでは、東京・神奈川・埼玉のトランクルームで家具を保管できます。24時間365日出し入れできるため、入居後に必要になった家具を取り出すことも可能です。
ただし、家具の集荷・搬送サービスは行っていないため、大型家具を預ける場合は運搬方法もあわせて準備しましょう。
まずは自宅の家具を一つずつ処分することから始めるのではなく、「施設へ持っていくもの」「今は決めないもの」を分けるところから始めてみてください。
保管したい家具が決まったら、家具のサイズを測り、利用しやすい場所にどのくらいの広さのトランクルームがあるか確認すると、次の行動を選びやすくなります。

